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羽海汐遠
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コメント
5件
付いていって大丈夫だったんだよな…? 今回かおりんがかっこよくて大変嬉しい 次チャプターの始まりがすごい気になりましたわ!!
第5話、読み終わりました!鈴音が朝早くに一人で不安を抱えているところから、香織の「新たな発見」へのワクワクが彼女の視点をガラリと変えていく流れがとても良かったです。「決めつけちゃダメ」って香織が言った後に、鈴音が自分のノートを破り捨てる動作、象徴的で印象に残りました。目隠しして列になって異世界へ…という終わり方も続きが気になります!
2020/6/13
依頼主__奏との約束のその日、鈴音はいつもより早く事務所に来ていた
寝ぼけ眼を擦りながら1週間前の資料やパソコンを見つめる緋色の目は、大きな闇を前に揺らいでいた
そうこうしている間にも窓の外は茜色から空色へと移りゆく
鈴音
鈴音
鈴音
鈴音
鈴音
静まり返った部屋に秒針と息を吸う音が響く
濡れて皺の出来た手帳を破かないよう一つ一つ丁寧に繰る
そこには逃れられない現実しか載っていなかったが、彼女はそうすることでしか気を保てなかった
鈴音
鈴音
鈴音
鈴音さん!!!!!
真横からした聞き慣れた声に、鈴音の意識は戻された
顔をあげ声がした方を向くと、そこには驚いた顔をして立っている香織がいた
香織
鈴音
鈴音が我に帰ったような顔で尋ねると、香織はいつもの明るい笑顔__というよりはドヤ顔で堂々と答えた
香織
香織
目を輝かせ、心の底から楽しそうにしている香織に「体育祭当日の朝、あまりにも体育祭が嫌すぎて寝坊した」という経験は話さないでおこう、そう鈴音は思った
その代わり、ふと感じた疑問を尋ねることにした
鈴音
鈴音の質問に香織はうーんと、しばらく考えた後、口を開いた
香織
香織
香織
香織
香織の言葉に鈴音は胸を貫かれたような気持ちになった
若干固まっている鈴音の気持ちなど露知らず、机の上に置かれた手帳やメモ用紙を覗き込む
香織
素直に関心している香織の姿を見て、鈴音はようやく覗き込まれたことに気づいた
鈴音
香織
香織らしく、元気に答えた
香織
香織
鈴音
香織
香織
鈴音
香織がドヤ顔で言い放った後、鈴音は先週から1人で広げていた推理__否、妄想を書き連ねた紙を破り捨てた
空気中に舞った細かな塵が窓から差し込む日の光に照らされキラキラと輝いている
ふと時計を見ると、短針は7を指していた
鈴音
香織
鈴音
香織
香織は意気揚々とプリンターとデスクを行き来し始めた
数時間前まで静まり返っていた事務所にも、ようやく朝がやってきたのだった
数時間後
彩香
澪
そこにはいつもよりも探偵らしく覚悟の決まった皆の姿があった
玲威
鈴音
数時間前までは震えていたはずの資料を捲る手は、今となっては全く震えなかった
鈴音
鈴音
今朝の香織の言葉を何度も思い返す
すると、段々とどんな困難にも打ち勝てそうな気がしてきた
鈴音
鈴音
奏
「今日はよろしくお願いします」と互いに言い合い、席に着いた
鈴音
鈴音の質問に奏は一瞬何ともいえない顔になったが、すぐに戻った
奏
奏
奏
鈴音
鈴音が頷くと、奏は鞄から目隠し用のタオルを取り出した
奏
澪
香織
彩香
奏
準備を終えた他4人も目隠しをつけ終わると、奏は手を繋いで1列になるよう指示した
あ
___次は、_____、_無___でございます
___て良いですよ
鈴音
そんなことを思いながらタオルの結び目に手を伸ばす
外すときのことを考えて緩めに縛ったため、外すのにそう時間はかからなかった
自分が今東西南北どこを向いているのかも分からないままほどくと、眼前に広がっていたのは____
_____鈴音の知らない土地だった
chapter1 幻の県と現世の探偵 FIN
To be continued・・・