ぱんけーき
ぱんけーき
ぱんけーき
ぱんけーき
カランカランカラン
瓶の落ちる音がする
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確かに飲んだはずだった
きんときのところへ行けるはずだった
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カメラと昇汞水があった方を見ると
そこには紙があった。
まるで俺がここに来ると 分かっていたかのように、、、
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そこには見慣れたきんときの文字で 文章がつづられていた。
それだけで涙が出そうになった。
そこには、、、
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遺書 本当はこんなもの書きたくもないけど、 俺が国の軍の一員であり、更には軍の幹部である限り、いつどこで死んでしまうかなんて分からない。いつ死んだっておかしくない。そんなことをふと思って今ペンをとりこうして書いている。なんだがむずがゆい感じがするけどw
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涙できんときの手紙が滲む
まぁこれが見つかってるってことはもう俺はこの世に居ないんだなぁって、、、 これが誰にも見つかることなく終わることが1番いいけどね、 、、、、、。 なんでだろう、あんま書きたいことが見つからないかもしれない、、、、w そりゃそうだよ、死ぬ、なんて実感持てないからね、ピンピンだもん
きんときのところに行こうとしたのに
彼は何故か向こうに行かせてくれない
こっちが行こうとしているのに
ドンッ、と押されたように 戻ってきてしまう
これを読んでるってことは、あれも見つけたかな?カメラと昇汞水、 もしかしたら、と思って変えておいたんだ、前に誰かさんが思い詰めて飲もうとしてたからさ。ぱんだのフード被ってるやつだよ、、、。全く、ほんとにバカなんだからあいつは、、、、 これは自意識過剰かもしれないけど、もし俺が死んで思い詰めてとかでこれを飲んで死のうとしてたならほんとにやめて欲しい。自分がどう死んだかなんて分からないけど、みんなのために、だと思うんだよね。国のために仕方がなかったんだ。たぶん。それなのに守ろうとしたみんなが死んだら、俺の死がむだになっちゃうじゃんwwそんなのいやだよ。
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涙がとまらない
ずっと出なかったぶんなのか どんどん溢れ出てくる。
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なんで、、、
こんなに苦しいのに
向こうに行けないなんて、、、
行かせてくれないなんて、、ら
最後に、 これだけは伝えさせて欲しい、
みんな、本当に今までありがとう。 大好きだったよ。 きんとき
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俺は手紙を握りしめる
涙でもう所々読めなくなって しまっている。
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ドタドタドタッ
ガチャッ
kr
kr
kr
kr
床にへたりこみ涙を流している 俺と床に転がっている昇汞水の瓶を見て
薬に精通していてかつ理系でもある彼は 一瞬で俺がしようとしたことを理解したらしい。
kr
kr
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kr
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きりやんの胸ぐらを掴む
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俺はきりやんの胸で泣き続けた
何度も努力した
きんときのことを思い出さないように
いつも通り振舞おうとした
別にご飯だって味がしたし、
任務だっていつも通りこなした
総統としての仕事も果たした
でも
なにかが足りなかった
ずっと心に穴が空いていて
何をしてもすっと 通り抜けていくようだった
もう、限界だった、、、
俺はただ泣くことしか出来なかった
kr
そんな俺をきりやんはずっと抱きしめ 頭を撫でてくれていた。
kr
時々小さい声でよく聞こえないが泣いているような声と、
少しあたたかい液体のようなものが
頭に降ってきていた気がした
ぱんけーき
ぱんけーき
ぱんけーき
ぱんけーき
ぱんけーき
コメント
4件
knさん優男過ぎだッて、、、、!
絶対時差コメなんですけど もう、きんさん死んで、なかむがボロボロになってからずっと涙だーだーで、やばかったです、、 こんな神作品夜中の一番涙腺脆い時に見るもんじゃ無いって、、 初コメの失礼しました