あるところに大富豪の老人がいたのだが、ケチで賭け事が好きな人だった為、お金を借りに来た人に「賭けをしよう」と言っては、自分に有利な条件をつくって逆に金をとっていた為、周りからは大変嫌われていた。
男A
やぁ、掃除をすると心が清々しくなるよね

老人
うるせぇ、俺は暇潰しにやってるだけだ

老人が嫌われるのは、そのひねくれた性格も原因のひとつだった。
男A
しっかしぼろい家だなぁ
この門柱なんか俺が蹴り飛ばしたら倒れてしまいそうだ。

老人
な、なんだと、、

老人は怒りで爆発しそうだったが、
良いことを思いついて、
笑みをうかべた。
老人
よしよしわかった、いまから賭け事をしよう。
今から、お前が俺の家の門柱を三回蹴り飛ばす。そして、三回以内に門柱が倒れたら、お前の勝ち。倒れなかったら俺の勝ちだ。

門柱は誰がどうみても蹴っただけでは到底倒せそうなものではない。
男A
OKOKいいよやるよ

老人
何ドルかける?

男A
そうだな、100ドルだ

老人
おぉ、それなりの額だな、いいぞ、じゃあ早速蹴ってくれ

男A
あーあと

老人
なんだ?

男A
気合いを入れるためにあんたの暴言や悪口を蹴る度に言ってもいいか?

老人
別に構わないが

老人
(どーせ倒れないしな)

男A
よし!やるぞ!

男A
この成金ヤローめ!

老人
ふっはっはっは
続けたまえ

男A
お前なんか死んじまえ!

男A
お前はみんなの嫌われ者なんだ!

老人
ふっはっはっは勝負ありみたいだな。さぁ、100ドル貰おうか

男A
やったー!やったぞ!

老人
なにがそんなに嬉しい。気でもおかしくなったか?

男B
嘘だろ、、?

老人
おい、あの男(B)はお前の知り合いか?

男A
あーさっき知り合ったんだが、アイツとも賭け事をしていてね。

老人
どんな賭けだ?

男A
「俺が今からアンタ(老人)の家の門柱を三回暴言を吐きながら蹴り飛ばす、そして老人が怒ったらBの勝ち、喜んだら俺の勝ち」って賭けさ。

男A
ちなみにあの男(B)とは1000ドル賭けてる。じゃあな!ありがとなじいさん!

老人
、、、、、

老人は勝負には勝った、
しかし何か大切なものを
失った気がした。