お誕生日企画〜♪みんなのお誕生日私が祝います！

僕はここ、賽子国の第1王子で 王太子。 婚約者はいない...けれど、そろそろ 政略結婚の時期になる...

そう、この世界には魔法が存在する 魔法とは、産まれながらに持っている 魂に刻まれた魔術のこと。 詠唱や呪文のようなもので 発動させるのではなく、明確な イメージの元に構築される概念の ようなものだ。 魔法にもいくつか種類がある 【火・水・花、木・光・土】 この５大属性が主な魔法。 ほとんど(平民や、下級貴族)の民達は 魔法を持って生まれることは大して 珍しくはないが、ほとんどの者がこの 属性である。 だけど、稀に他3属性の魔法を持って 産まれてくる者もいる。 【時空・闇・精神】 この3属性の魔法は血筋の中でも 選ばれた者の魂にのみ刻まれると 言われていて、大貴族や王族でも 滅多に現れない逸材である。

僕は、8属性全てが使えるので 逸材の中でも珍しい... 数千年に1度の奇跡の子だと 言われている。

聖女の称号とは、 月の女神｢アルテミス｣様 と 太陽の神｢アポローン｣様 に神託で認められた者に与えられる 称号のことである。 僕は月の女神様によって ｢先読み｣の能力を、 太陽の神様によって ｢気象操作｣の能力を 頂いた。

ﾋﾟｶｯｯ

僕の専属執事達は僕の身を案じて 普段は従順な完璧執事を演じている。 僕は、第1王子という立場もあり、 他国のスパイやら暗殺者やらに 命を狙われることが多いのだ。 最初は城のみんなに敬語を辞めさせ タメ口にしてもらおうとしたけど、 もし、その中にスパイなどがいれば 簡単に近づかれてしまい、 すぐﾀﾋんでしまう可能性があるため 却下された... なので、5人は魔法で音を遮断した 空間でなければ僕とタメ口で 話してくれないのだ...

ちなみにこの5人も魔法が使える。 しかも全員珍しい2属性持ち りうちゃんは火と光... 初兎ちゃんは花、木と水... ないちゃんは花、木と火... ifくんは水と土... アニキは光と土... 2属性持ちは、稀に生まれる3属性 と同等ぐらい希少な存在である。 大貴族で2属性持ちはこの5人だけ。 (5人とも大貴族)

政治会議...

ｼｰｰﾝ...

ここ、カフェテリアは王城の中庭に 位置していて、外に開けているから 暗殺者どもに狙われやすい。 カフェテリアに入れるのは王族と、 王族が許した者たちだけ... 俺達専属執事はいむの護衛も兼ねて いるから、特別に入れている。 なので、俺達は常に周りに怪しい人物 が居ないか確認している。

ないむ｢さっきから、誰かに 　つけられてる｣

アニキｯｯ！！