ポツ ポツ ポツポツ
ガイドの佐藤
降ってましたねー
ガイドの佐藤
先を急ぎましょう!
ガイドの佐藤
もう少しでキャンプ場ですから!
父
それは良かった
母
あー、濡れちゃうわ
翔太
急いで母さん
カナ
もう!旅館にいた方がましだった!
ガイドの佐藤
そんなこと言わないでくれよ
キャンプ場
父
おお!やっと着いたー!
ガイドの佐藤
予定より2時間も遅れていますね。今6時です。
母
秋の終わりだから夜も早いのね
翔太
おっしゃあ!テント張るかー!
カナ
ねえ…お母さん。
母
どうしたの?カナ。
カナ
なんか、こんなにテントあるのに、人が居ないの怖くない?
ガイドの佐藤
それもそうですね。もう、こんな時間なのに、外でご飯など食べていてもおかしくないのに…
父
みんな、テントの中にいるんだよ。ハハハハ
母
そーお、でも変よ火とか、つけっぱなしよ。
ガイドの佐藤
なんか、様子がおかしいな。
ガイドの佐藤
みなさんは、ここにいてください。私は、周りの様子を見てくるので。
父
わかりました。
父
とりあえず、ここにテントを張ろう。
カナ
ねえ、本当にここに泊まるの?
父
それしかないだろ、今から山を降りるとでも言うのか?
母
でも、本当…不気味よね。
???
助けてくれぇー!
父
もう⁉️なんなんだ⁉️
翔太
行ってみよう!
ガイドの佐藤
どうしたんですか⁉️話してください!
父
どうかしたのか?
ガイドの佐藤
この人何かに怯えてるようで…
父
僕が話してみましょう。
そう言って、父は男近づいた。
父
一体、なにがあったんですか?
そう言うと、男は口を開いた。
男性
じ…実は、さっき…ば…ばけ…
男性
⁉️
男性
ぎゃああああああああ⁉️
そう叫ぶと男は、父を突き飛ばして逃げ出した!
父
おい!お前!
ガイドの佐藤
しっ!静かに!全員テントの中に隠れて!
母
なんなの?
カナ
怖いよぉ〜
父
一体、どうしたんだ?
テントの中
ガイドの佐藤
しっ、理由は後で。アレが出たんですよ!
その瞬間、マイクのノイズのような声がテントの外から聞こえてきた。
カナ
うっ
翔太
あっ
母
きゃあ
父
えっ
その瞬間家族の頭によぎったのは、ガイド話しの化け物だった