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高校生の時に初めて付き合った彼女と別れて、10年の月日が流れた。
きっかけなんて覚えてない。
きっとくだらない。
日常の些細な出来事。
大人になりきれなかった僕らだったから。
周りの復縁を求める声を無視してしまった。
僕も彼女も意地を張ってしまった。
大人に、なれなかった。
そんなある日の事だった。
優花
優花
奏汰
奏汰
優花
優花
奏汰
優花
奏汰
奏汰
優花
優花
奏汰
優花
奏汰
奏汰
優花
優花
そして彼女に今の住所を伝えて会うことになった。
正直、緊張はしていなかった。
それより楽しみが勝っていた。
奏汰
優花
優花
奏汰
優花
奏汰
奏汰
優花
奏汰
あの頃と何も変わらない
ただ少しお互い 大人になれた僕らがいた
たしかにそこに存在していた。
奏汰
奏汰
優花
奏汰
優花
奏汰
優花
奏汰
優花
奏汰
優花
優花
優花
奏汰
優花
奏汰
優花
奏汰
奏汰
優花
奏汰
優花
奏汰
優花
優花
奏汰
奏汰
ピンポーン
奏汰
奏汰
ガタン
奏汰
奏汰
優花
奏汰
奏汰
優花
玄関に立ち尽くす優花は 何も答えなかった。
そして虚ろな目で右側を指さした
そこは
彼女の部屋があるところだ
奏汰
奏汰
奏汰
ドアを開けた瞬間、人生で嗅いだことのない異様な匂いがした
奏汰
奏汰
奏汰
振り向くと優花はいなくなってた
その瞬間全てが分かったような気がした
部屋をゆっくり進むと
変わり果てた優花がそこにいた。
警察へ電話をしたは良いけれど
僕が殺したんじゃないかと疑いの目で見られてしまった。
しかし、検死の結果病死と判断されて
僕の疑いは晴れていった。
彼女の願いは叶えられたのだろうか
片付けて欲しい、の意味が。
あのとてつもない異臭の中から
ほんの僅か、彼女の優しい香りが混ざっていたような気がした。