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Stellar Symphony〜Wonder・Underground編〜

第2話 - 第2話同じ

301

2025年05月09日

#🌃📖🕯

#一次創作

#参加型

#バンド

#音楽

#ドラマ

宵月シノ

教師

……であるからして──

教師

それではここを──如月。
答えてくれ。

如月幸斗

……。

教師

……如月、答えてくれー。

生徒

おーい、先生に指されてんぞ。

如月幸斗

……あ？

如月幸斗

あー……。

如月幸斗

（やっべ、全然見てなかったわ。）

如月幸斗

……x=16？

教師

あぁ、その通りだ。

教師

この問題で注意した方がいいのは──

教師

ーーがーーで──

如月幸斗

（うわ、なんかめんどそうだな。）

如月幸斗

（早く放課後になんねーかな……。）

如月幸斗

（移動教室か、めんどくせぇ……。）

神楽茜兎

……あ

如月幸斗

あ？

如月幸斗

……なんだ、茜兎か。

神楽茜兎

何だって何？

神楽茜兎

僕に何か文句でも？

如月幸斗

いや、ねぇよ。

如月幸斗

……そっちは体育だったのか？

神楽茜兎

うん。そうだけど。

神楽茜兎

もう行っていい？
次も移動教室なんだけど。

如月幸斗

いや、先にお前が俺のこと見つけたんだろうが……。

神楽茜兎

話しかけてきたのはそっち。

如月幸斗

（めんどくせぇ……。）

如月幸斗

はいはい、呼び止めて悪かったな。
俺も移動教室だからまたなー。

神楽茜兎

……。

如月幸斗

（そういやあいつってあんな奴だったわ。）

生徒

……おーい、幸斗。

如月幸斗

……何だ？

生徒

さっきのあいつ、隣のクラスの神楽だよな。
どうして神楽と話してたんだ？

如月幸斗

どうしても何も……知り合いだからだろ。

生徒

あいつ、話しかけにくい奴って1年の中で有名なんだよ。

生徒

先輩からしたらそうでもないみたいだけどな。

生徒

それに、変な噂も立ってるらしいぞ……。

如月幸斗

ふーん。

如月幸斗

（どうでもいい……。）

生徒

だから、幸斗もあんまり話しかけない方がいいんじゃないか？

生徒

お前まで変な噂広がったら大変だぞ〜？

如月幸斗

……そうか。

生徒

あ、てかもう移動しないと遅れる！
早く行くぞ！

如月幸斗

（俺が誰と居るかは俺の勝手だし、少なくともバンドを組んでる間は関わらないってのは無理だ。）

天塚紬

……よーし

天塚紬

（めんどくさくなっちゃったから1時間だけサボろ〜っと。）

天塚紬

（いい天気だなぁ〜。
絶好のサボり日和。）

天塚紬

それじゃ……

天塚紬

──ん？

生徒

……やっぱりそうだよね。

生徒

天塚さんは一応凄い子らしいけど……
それでも如月くんや神楽くんと一緒にバンドできるくらいすごいのかな？

生徒

やめといた方がいいんじゃないかなって思うよね〜。分かる。

天塚紬

ほぉ〜……。

天塚紬

（これまた面白そうな話をしておりますねぇ。）

天塚紬

（……なになに、アタシが幸斗や茜兎と一緒にバンドをやるべきではない？）

天塚紬

（なるほどねぇ〜。）

天塚紬

（気になるし、アタシがここに居るのバレてないみたいだから聞いてよ〜っと。）

生徒

いつか大変なことにならないかな……？
なっちゃいそうじゃない？

生徒

止めてあげたいけど、私たちじゃな〜。

生徒

誰か言ってくれる人が居たらいいけど。

天塚紬

（あっちはこそこそ話してるんだろうけど、アタシが居るから筒抜けじゃん。）

天塚紬

（よく考えてみたらこの状況面白いな……。）

生徒

私達も楽器できたらいいのに〜！

生徒

まぁ、楽器が弾けるっていう点では天塚さんも凄いのかなぁ〜。

生徒

……いや、ないない！

生徒

楽器なんて弾こうと思えば誰でも弾けるでしょうよ〜！

天塚紬

（はい……？）

天塚紬

（なかなかに面白い考えをお持ちのようで。）

生徒

あ、授業行こう！遅れちゃダメじゃん！

生徒

しかも化学だから遅れると先生にめっちゃ怒られるっていうね……。

生徒

尚更ヤバいじゃん！急げ〜！

タッタッタッタッ……

天塚紬

（周りからの評価をこうして盗み聞きするの、意外と面白いなぁ……。）

天塚紬

（さ、そういう意見も参考にして頑張らないと。）

天塚紬

（ステラフェスに出られるって決まったのに、これくらいでぐずぐずしてられないし。）

天塚紬

……あ、そうだ。

プルルルル…… プルルルル……

飛遊舞衣

『もしもーし。』

飛遊舞衣

『つむちゃん、どうしたの？』

天塚紬

もしもぉーし。

天塚紬

舞衣、慰めてぇ……。

天塚紬

アタシ、幸斗と茜兎と一緒にバンドしない方がよさそうって言われたよぉ〜。

天塚紬

ぴえ〜〜ん。

飛遊舞衣

『あざといなぁ……。』

飛遊舞衣

『でも、つむちゃんそれくらいじゃ全然凹まないじゃん。』

天塚紬

まぁね〜。

飛遊舞衣

『……で、どうしたの？』

飛遊舞衣

『電話かけてきたってことは、何か私に話したいことでもあったの？』

天塚紬

いや、ただの世間話だよ〜。

天塚紬

舞衣、今何してるのかな〜って思ってさ。

飛遊舞衣

『あ、私？』

飛遊舞衣

『私は今部屋の掃除してたよ〜。』

天塚紬

誰か家に呼ぶの？

飛遊舞衣

『……え』

天塚紬

ん？

飛遊舞衣

『ひ、人を家に招かなくても定期的に掃除くらいするよね……？』

飛遊舞衣

『いくら掃除嫌いなつむちゃんでも……』

天塚紬

あ。

天塚紬

……あー。

天塚紬

ウン、スルヨ。ゼッタイニスル。

飛遊舞衣

『カタコトだなぁ〜……。』

飛遊舞衣

『っていうことで、掃除してたんだけど──』

飛遊舞衣

『……あ』

天塚紬

ん？どうしたの？

飛遊舞衣

『お父さん、帰ってきたかも。
こんな時間に珍しいなぁ……。』

飛遊舞衣

『ごめん、1回電話切るね。
また練習の時にでも話そう！』

天塚紬

はーい。

天塚紬

アタシは寝ま〜す♪

飛遊舞衣

『えっと……おやすみ？』

飛遊舞衣

えっと……

飛遊舞衣

おかえり、お父さん……？

舞衣の父親

……。

飛遊舞衣

お、お父さん？どうしたの？

飛遊舞衣

何か様子おかしいけど……。

舞衣の父親

…………くれ

飛遊舞衣

えっと……？

舞衣の父親

水をくれ……。

飛遊舞衣

あ……

飛遊舞衣

わ、分かった！

飛遊舞衣

今すぐ持ってくるから待っててね！

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神楽くんと幸斗きゅんなんかギスってる.....仲良くしましょうよぉ！！！(？)

続きが楽しみ‼

よきよき

宵月シノ

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