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...あれ、 ここ、どこ? 白い天井 白い壁 隣から聞こえてくる電子音 ......病院...? 起き上がりたくて体に力を入れると、 途端に激痛が走った。
りさ
あぁ、そっか。 そういえば私、車にひかれて... 無事、だったんだ。 ちゃんと手も足もある。 痛すぎて動かせないけど。 なんとなく右手に違和感があって ゆっくりと横を見ると、 明るい髪色の男の子が 顔を伏せているのが見えた。 私の右手は、彼の左手と 指を絡ませている。
りさ
私が命をかけても守りたかった人。 私が目を覚ますのを、 手を握って待っててくれた人。 そして... 私の、大好きな人。