教頭
えっ
A
村上の考えもあんたのことも
A
なんで村上は俺らのことを何も思わないんだ
A
思ってるかもしれないけどなんで俺らを傷つけたくないって
A
そしてあんたもだよ教頭
教頭
えっ!
A
俺ら村上をいじめて思いっきり辛い思いさせてたんだよ
A
この間見たよ
A
村上の腕
B
えっ!腕がどうかしたのか?
A
とぼけるなB
A
お前も見ただろうがよ
A
包帯ぐるぐる巻きにしてあってその腕からは血が出てた
A
おい○○
担任
何だ
A
これがなにかわかるか?
担任
リスカだろ
A
そうだ
A
俺たちは村上をリスカさせるまで追い込んだんだぞ
A
もっと俺たちを怒れよ
A
村上の家まで行って謝ってこいって言えよ
A
そしてあんたもだよ○○
A
お前も村上いじめてただろうがよ
担任
は!?
担任
何言ってるんだ
担任
ふざけるな
A
ふざけてなんかない
A
俺この間見たよ
A
あんたが村上のプリント捨ててるの
B
俺も見た
B
村上の台本捨ててるの
教頭
これはあなたにも処分が必要ですね
A
今日はもう帰るわ
教頭
まって
教頭
まだ話は終わってない
A
…(泣)
教頭
え!?
A
なあ教頭
教頭
はい
A
俺何したら村上に許してもらえるんだ
A
本気で謝る
A
村上のサンドバックになる
A
何したらほんとに許してくれるんだ
教頭
だから村上くんは君たちのことを
A
違うって(大声)
A
さっきからずっと聞いてたら
A
村上に本当に申し訳ないことしたなって村上は俺らのこと許してくれるかもしれないけど
A
俺はしっかり謝ってくる
A
でちゃんと償ってくる
A
じゃあバイバイ
ガラガラガラ