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Ryohei

つっぎはー、

Ryohei

...右腕。

「宮舘 涼太」

ボスの補佐役、幹部を している。

この物語を見る前に、#5を 閲覧することを おすすめいたします。

Ryota

...っ、

Ryota

んん……?

俺は目が覚めると、目の前には 真っ白な天井と点滴。

Ryota

(俺……何してたっけ。)

……ガララ

警察

失礼します。

Ryota

!?、

その時、突然警察が中へ入ってきた。

警察

涼太さん、目を覚まされたのですね。

Ryota

え、あ……はい……?

警察

貴方がどうしてここに居るか、覚えていますか?

Ryota

……俺は、

確か、横断歩道を渡っていたら 車が猛スピードで走ってきて。

「"翔太"だけでも」って。

Ryota

……!、

Ryota

しょ、翔太は!?

Ryota

翔太は今どこに、っ

警察

落ち着いてください。

警察

順を追って説明します。

それから、俺は警察に眠っていた間の 事実を聞かされた。

車の運転手は、翔太が幼少期に 虐待をしていた叔父。

捕まったらしい。

……だが。

警察

……残念ながら、涼太さん。

Ryota

……ぇ、?

警察

涼太さんのご両親が、殺害されていました。

Ryota

……、

あの時だ。俺が翔太をおぶって自分の家 まで連れてきた時、通報をしたのは 俺の母親だ。

その時の腹いせで、もしかしたら。

警察

……そしてもう1つ。

警察

翔太さんの件なんですが。

Ryota

……、

やめてよ、

それ以上は、

警察

翔太さんは、現在行方不明となっています。

警察

先週までは、ここへお見舞いに来られていたんですがね。

Ryota

そう、ですか……、

警察

……現在、捜索を進めていますので、

警察

また見つかり次第、報告します。

Ryota

……分かりました、ありがとうございます。

警察

……では、これで。

……ガララ

Ryota

……母さん、父さん……、

Ryota

……翔太、

ふと、床を見た。

Ryota

……?、

何かが落ちている。

Ryota

……これ、って……。

そこにあったのは翔太の御守りだ。 幼少期、初詣でお揃いの御守りを 買った。 それが落ちていた。

拾うと、ガサッと音が鳴る。

Ryota

?、

Ryota

(御守りの中に何か、)

取り出してみると……。

Ryota

……手紙?

Ryota

!、

「仇は打った。」

それは紛れもない翔太の字だ。

彼の字は嫌と言うほど見てきていたから。

Ryota

……翔太、

俺は退院してから、翔太を 捜し回った。

早く会いたい、その気持ちだけを 抱えて。

Ryota

……、

雨の中、翔太の御守りを握り締めて ベンチに座っていた。

Ryota

(俺の為なんかに、殺しなんかすんなよ……、)

……その時だった。

「こんな雨の中、風邪引くよ。」

Ryota

……?、

雨が当たらない。

ふと、後ろを見てみると。

???

何かあったのかな?君。

Ryota

……誰、ですか。

???

……うーんまぁ、君の目的の場所を知っている人、かな?

Ryota

!?、

???

君、幼馴染を捜してるんだよね?

Ryota

っなんで、

???

君の幼馴染に依頼されてさ。

Ryota

翔太に?

???

そう。

???

会って話がしたい、ってね。

Ryota

……、

???

着いてきてくれる?

Ryota

……分かりました。

正直、この辺りじゃ見かけないような格好をしていたから疑っていた。

疑いながらも、"翔太に会えるなら" という少しの希望を持って、 俺はその人に着いて行く事にした。

とある部屋へ案内された。

???

翔太。

彼は、ここでその名前を呼んだ。

「はい。」

……ガチャッ

Ryota

……!!、

Shota

……涼太、久しぶり。

Ryota

翔太、

そこに居たのは、変わらない幼馴染の 姿だった。

だが、俺が目を覚ます前よりも 少し大人っぽくなった様な、 そんな気がする。

???

……じゃ、後はお2人で楽しんで。

Shota

ありがとう、"照"。

Hikaru

また終わったら呼んで。

Shota

了解。

……そして、部屋には2人きり。

Shota

……さて、と。

Shota

話す事はいっぱいあるな。

Ryota

っ何してたんだよ、今の今まで……!

Ryota

殺しまでして、大学にまで来ないって……どういう事……?

Shota

……涼太、俺の話を聞いて欲しい。

Shota

俺は、もう元の生活には戻れない。

Ryota

……は、?

Shota

俺は、涼太を轢いた奴がアイツって分かって、殺してやるって思ってた時に、さっきの照って人に会った。

Shota

照は、マフィアだった。

Shota

それも、国際的に認められている。

Ryota

……マフィア……。

そんな小説の中にしか出てこないような マフィアが実際に居たのか。

Shota

アイツ、どうやら国から排除して欲しいと依頼されていた奴らしくて、

Shota

だから、丁度いいと思って俺はマフィアになったんだ。

Shota

だから大学にも行かなかった。

Ryota

……、

Shota

俺の殺人は、依頼された物には罪に通用しない。

Shota

……これが、俺の今までの全て。

Ryota

……

Ryota

……何で、その道を選んだの?

Shota

……一応、俺の親戚だから。

Shota

死んでも嫌だけど、アイツは俺の親戚で、散々迷惑かけられた。

Shota

だから、殺した。

Shota

涼太が俺を庇ってアイツに轢かれた時、そう決心した。

Ryota

…………、

Ryota

俺の為なんかに、道を変えたの?

Shota

……、

Shota

涼太の為"なんか"、じゃない。

Shota

確かに涼太の為だけど、

Shota

涼太のお陰、が正しい。

Ryota

……お陰……?

Shota

アイツは、幼少期からずっと憎んでた奴だから。

Shota

今、こうして決心出来たのは涼太のお陰でもある。

Ryota

……そう。

Shota

……涼太は、どうすんの?

Shota

これから。

Ryota

……分かんない。

Shota

……え?

Ryota

どうしたらいいか、分かんないよ、俺。

Shota

……、

Ryota

俺、アイツに母さんも父さんも殺されたんだよ。

Shota

は……!?

Ryota

だから、もう……、

Shota

……っ、

その時、翔太は俺の体をひしと 抱き締めた。

Ryota

……翔太?

Shota

……、

普段の翔太はツンデレな奴だから、 こういう事をするキャラではあんまり 無いんだけど。

Ryota

どうしたの?

Shota

……一緒に、しない?

Ryota

……何を?

Shota

俺と、マフィア。

Ryota

……俺なんかが、出来る訳ない。

Shota

大丈夫。

Shota

俺が出来てるんだから涼太も出来る。

Ryota

……、

Shota

……居るんだろ、照。

……ガチャッ

Hikaru

なーんでバレたかなぁ。

Shota

知ってんだよ。

Shota

それよりさ、聞いてただろ、さっきの話。

Hikaru

……まぁね。

Shota

……良いよな?

Hikaru

……涼太、って言うんだっけ?

Ryota

……はい。

Hikaru

君の幼馴染はこうして言っている訳だけど、君はどう?

Ryota

…………俺は、

Hikaru

……その前にもう1つ。

Hikaru

俺達と一緒にマフィアをするって言えば、もう元の生活には戻れない。

Hikaru

ただ、それだけ。

Ryota

……、

……元の生活、なんて。

Ryota

……やります。

Shota

!、涼太……。

Ryota

俺には失う物、無いですから。

Hikaru

……分かった。

Hikaru

じゃあ、これからよろしく、涼太。

Ryota

……よろしくお願いします。

Ryohei

……うーん。

Ryohei

あの幼馴染の絆……何とかしたいなぁ……。

Ryohei

まぁ、それは後々考えるとして……。

……ガチャッ

Daisuke

あーべちゃーん!

Ryohei

おぉ、佐久間。

Daisuke

あれ、ふっかは?

Ryohei

あぁふっかならもう帰ってくると……。

Tatuya

何の話ー?

Ryohei

ほら。

Daisuke

ふっか〜依頼報告書!

Tatuya

おーお疲れさん。

Tatuya

今日も難なく?

Daisuke

当たり前!

Tatuya

流石。

Ryohei

ふっか、こっちもある程度は調べ終わったよ。

Tatuya

よし、阿部ちゃんもナイス。

Tatuya

……さ、やろっか。そろそろ。

Daisuke

じゃあ2人呼ぶわー。

Tatuya

頼んだ。

Ryohei

……(これは、)

「楽しみになってきた。」

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