翔陽
後悔しろ
翔陽
俺の幸せを邪魔するなら
澤村
日向…さっきの人は?
翔陽
あ、
澤村
いや、別に無理に聞こうとは思ってないから大丈夫だぞ
翔陽
いや、話します
翔陽
俺が卯月だったころ、日向家に救われたこと
翔陽
俺の家は卯月って言う結構お金持ちな家の生まれだったんです
父
あいつらに勉強を増やすように言え
執事
で、ですがこれ以上は
父
あのままじゃ我々の役に立たん!
父
あいつらは私の最高傑作なのだ
翔陽
息子を最高傑作呼ばわり、本当イカれてますよね
翔陽
最高傑作
翔陽
その言葉を聞いた時俺の中で何かが切れたんです
翔陽
最高傑作
翔陽
俺はおもちゃじゃないよ
翔陽
誰もおれを見てくれない
翔陽
俺は俺だよ
翔陽
その頃から反抗しまして
担任
う、卯月くん、その耳と髪の毛
翔陽
小学生ながら髪を染めてピアスを開けました
翔陽
家にもかえらず外で友達を作りました
翔陽
…
翔陽
煙草を吸ってお酒飲んだりもしました
翔陽
でも
翔陽
離せ!!!俺は帰らない!
父
私の息子が何をやっている!
父
1家の恥だ!
翔陽
離せ虐待じじい!
父
虐待だと!?私が今まで育ててやったのに!
翔陽
お前に育てられた覚えはねぇよ!!執事さんやメイドさん達が育ててくれたんだよ!
翔陽
俺の面倒を見てくれたのも心配してくれたのもメイドさんや執事さん達だけでした。
翔陽
結局その日は家に連れ戻され
翔陽
当分は家から出してもらえませんでした
翔陽
ある時もう何もかも嫌になって家を飛び出しました、そこであったのが今の日向家の皆さんです
翔陽
こんな俺を家族になろうと誘ってくれて。
翔陽
好きな中学、好きな高校、を選ばせてくれて
翔陽
バレーも続けさせてくれました
いるんだろ翔陽!!
翔陽
くそ、本当に最悪なタイミングだ
翔陽
老いぼれジジイが
澤村
なんでここに?
翔陽
さっきの妹発言した女が呼んだんでしょう、ひとりじゃ勝てないから
黒尾
先生呼んどいたぜ〜
翔陽
黒尾さん!ありがとうございます。研磨!
研磨
?
翔陽
あっちのドアに向かってライブ配信して
研磨
なんでもいいの?
翔陽
うん
翔陽
なるべく人が多いい方がいい
研磨
わかった、
夜久
俺持っておく
研磨
やっくん、ありがとう
翔陽!!
翔陽
そんなドアを強く開けなくても逃げませんよ
翔陽
で、何かようですか卯月さん
父
お前、名前を卯月と名乗っていないらしいな
翔陽
だって俺はもう卯月じゃないので
父
お前は
翔陽
最高傑作、そう言いたいんですよね?
父
分かっているじゃないか、なら
翔陽
帰りませんよ
翔陽
俺はもう卯月ではなく日向なので
翔陽
卯月翔陽はもう存在しない
父
勝手なことをッ!
翔陽
新しい妹がいるだろ?
翔陽
その子に継がせれば?
翔陽
ああ、
翔陽
そうか
翔陽
そうですよね
翔陽
今まで俺たちにしていた事が外に知れたら、貴方達
翔陽
生きていけないですもんね
父
お前っ!
ばき
翔陽
あ、殴りましたね
父
お前はさっきから!!親になんて口を!
翔陽
やっと外で手出したな、クソジジイ
父
は、?
翔陽
夜久さん、ライブ配信ちゃんと映ってますか?
夜久
うん…ついてるよ
父
ライブ、配信
翔陽
実の息子を最高傑作、物扱い
翔陽
こんなのが知れたらどうなるんでしょうね
翔陽
それに、貴方の会社は
翔陽
子供を支援する部類の会社ですもんねw
翔陽
そんな立派な会社が、子供を救うための会社が、子供を虐待、本当矛盾がすぎて笑えてくる
父
くそ、おい!
翔陽
あ、金で物を言わせても無駄ですよ
翔陽
執事さんやメイドさんの証言もありますし
父
余計な事を!
翔陽
…貴方が俺の幸せを邪魔しなければこんな事にはならなかったんですよ?
翔陽
後悔しろ