テラーノベル
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水はやっとの事で赤の家に 訪れた
結界で貼られているような 誰かから睨まれているような感覚
一歩踏み出すのも怖くて、 足が震えてバランスが保てない
ここで立ち止まったらダメだ 兄弟達に会わないと、
水は玄関の裏を周り、 この前入った押し入れの様な 部屋を探す
「か、…みさ…まっ…」
「…かみさま、…たすけ、っ…て」
@ 水
3日ぶりに聞いた、赤の声は 息に近いほど枯れていて とても弱っていた
水は声がしたベランダに駆け寄った
ベランダには、ぐったりとして 全身に二桁以上の痣や傷があり、 正常な皮膚がほぼ無い、 赤の姿があった
赤はベランダの冷たい床に横になり 瞳は暗く、此方にも気づいて 居なかった
@ 水
@ 赤
@ 赤
@ 水
@ 水
@ 赤
@ 赤
@ 赤
@ 水
@ 水
@ 赤
@ 水
@ 水
@ 水
@ 赤
赤は呂律が足りない朧かな言葉で 水に笑顔を向けた
何処か安心したような、 そんな笑顔だった
水は意を決して、 この家の秘密に手を触れた
@ 青髪の男児
@ 青髪の男児
@ 黒髪と黄髪の幼児
@ 黒髪と黄髪の幼児
@ 白髪の少年
@ 桃
@ 桃
@ 桃
@ 白髪の少年
@ 白髪の少年
@ 桃
これが、 『地獄』という所なのだろうか
幼い子供が背負う運命にしては、 大きすぎる
大人でも苦しむ環境を 幼い子達がただ耐え続けている事
水は、もう親を人間とは 思えなかった
@ 白髪の少年
白髪の少年の首を絞める 両親と思われる父親
圧倒的な体格差に、 どれだけ兄弟達が止めても、 聞く耳を持たない
人間で1番強い男だとしても 人間よりも遙か上に立つ権力の 狐の神様に、歯向かう者は居ない
誰も、彼を止めることは 不可能だ
@ 水
@ 水
@ mob
@ 水
@ 水
@ mob
@ mob
@ 水
@ 水
水のオーラには誰にも勝てない 髪の隙間から見える、光った瞳 その瞳は彼の力そのものを 表している
@ 水
@ mob
水は神力で奴の手から少年を 引き離した
白髪の少年を水の隣にワープさせ 水は少年を庇う体制をとる
@ 水
@ 水
@ 水
コメント
14件
…ちなみに通知来ました? 来た人コメントよろです👍🏻
…皆さん驚きの再々再々投稿です