コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
さぁーもん
俺・さぁーもんは人気のない公園でななっしーを叱っていた。
本人はあんまり反省していないようで「ちぇ、つまんない」と言っていた。
ななっしーとあったのはつい最近、それも先々週くらいだ。
その時は近所の墓地で木により掛かって昼寝をしていた。
墓地で昼寝したがる人なんて初めてだったから最初は引いたけど。
なぜかななっしーはあの子にそっくりだった。
似ている、というか瓜二つだった。
さぁーもん
俺が念を押すと、「はいは~い」とういう分かっているのかよく分からない返事が返ってきた。
ベンチに座って、自販機で買った水を渡すとうれしそうに飲んでいた。
それから足下にあった花を摘んだ。
さぁーもん
俺が聞くと、ななっしーは振り返った。
ななっしー
ななっしーが摘んでいたのは紫色のアネモネだった。
鮮やかな色が特徴のかわいらしい花だけど、ななっしーが持っていたのは枯れていた。
ななっしー
だから枯れかけてるのか、と思った。
それでも枯れかけたアネモネを大事そうに抱えていた。
ななっしー
ななっしー
過去形で話していた。
きっと友達はもうここにはいないのだろう。
さぁーもん
ななっしー
俺の声を遮るようにななっしーが言った。
その続きが気になるんだけど、、、と思いつつそれは口にしなかった。
ななっしー
べる
私・べるは単刀直入に言うと霊感が強い
だから友達と話すときはいつもお化けトークで盛り上がる。
まあ信じてもらえないんだけどね。
さぁーもん
ちょうどさもさんが私とふたりになったときに聞いてきた。
べる
さぁーもん
さもくんが楽しそうに言った。
べる
そういうとさもくんもうんうんとうなずいた。
ななっしーって楽しくて、面白くて、不思議で____。
不思議__か。
もしかしてななっしーは__
嫌な想像をしてしまった。
そんなわけない、よね?
さぁーもん
頭を横にふって、嫌な考えを振り払った。
べる
考えなかった事にしよう。
私はロッカーから教科書を取り出して作り笑顔作見せた。