コメント
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うわぉそういう事ね
語彙力くださいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!
ひゃああああ((( ;゚Д゚))) 怖いような面白いような…
道化師
道化師
道化師
道化師
道化師
道化師
道化師
道化師
道化師
道化師
道化師
道化師
道化師
道化師
道化師
道化師
道化師
道化師
道化師
道化師
道化師
道化師
道化師
道化師
道化師
道化師
今日も、生きてる
ここにいる
白い吐息
かじかむ手足
冷えきった車椅子の鉄部品
目の前に広がる、暗い海岸沿いの崖
全てが、教えてくれる
唯一、感覚だけが
生きているという事実を突きつける
奏汰
奏汰
僕の心臓には、タイムリミットがある
あと14日、所謂2週間…
奏汰
僕は祈った
心臓が貰えますように
奏汰
奏汰
車椅子を、元来た道に戻そうとした
ボソボソと呟く声に、”足”を止めた
亜子
亜子
そう言いながら、海岸沿いの崖の方へ
彼女は足を向けていた
亜子
亜子
亜子
亜子
亜子
亜子
亜子
よく喋る子だな
少しずつ彼女に近づいて、
- 声を掛けた。
奏汰
彼女はゆっくり振り返る
亜子
揚げ足を取るのが上手いようだ…
奏汰
奏汰
亜子
亜子
亜子
奏汰
亜子
奏汰
奏汰
奏汰
彼女の目が、動揺で揺れた
長髪が靡く
亜子
亜子
呆れた目で見つめられる
奏汰
奏汰
奏汰
どうせ断られると思って。
そう弁解した。
実は、5割期待していた。
奏汰
奏汰
奏汰
亜子
奏汰
理解できなかった
まさか、「いいよ」って言ったのか?
奏汰
彼女は、ニタリと笑って
もう一度、余裕たっぷりに告げた
亜子
亜子
奏汰
奏汰
意外だった
自分の心臓を差し出す人間なんて
どこを探してもいないって思ってた
亜子
亜子
奏汰
僕は動揺しきっていた
奏汰
慌てて元来た道に戻る
動揺していたせいか、グラつく
奏汰
亜子
彼女は、車椅子を支えてくれた
そして、さもダルそうに
亜子
そう言った。
奏汰
亜子
相変わらず揚げ足を取るのは
得意だった
そこからはずっと2人とも無言でいた
道化師
道化師
道化師
道化師
道化師
道化師
道化師
道化師
道化師
道化師
道化師
奏汰
奏汰
そう思っていると
病室の扉が凄い勢いで開いた
亜子
奏汰
看護師
亜子
奏汰
彼女は、自由気ままだった
好きなところへ行き
好きなところに住み
更には放浪癖までついている
亜子
奏汰
奏汰
奏汰
亜子
さも当たり前のようにいう彼女
清々しい彼女に、違和感を覚える
奏汰
亜子
奏汰
亜子
奏汰
奏汰
亜子
亜子
それから、彼女の自分語りが始まった
亜子
亜子
亜子
亜子
亜子
亜子
亜子
亜子
亜子
亜子
亜子
亜子
亜子
奏汰
何も言えなかった
ただ、彼女の分まで生きようと思った
ただ、それだけ
た だ 、 そ れ だ け
ほ ん と う に そ れ だ け ?
奏汰
奏汰
奏汰
奏汰
亜子
奏汰
亜子
その日は
暫く眠れなかった
違和感の正体
きっと、僕と亜子が…
全く境遇が同じところだろうか?
親が離婚して片親
うちの親は死んでいないが、虐待気味
僕は、気のせいだと思い直して、寝た
奏汰
亜子
奏汰
亜子
彼女は少し考え込む
亜子
亜子
亜子
奏汰
看護師
看護師
奏汰
亜子
僕らは、それぞれ手術代に横たわる
奏汰
亜子
奏汰
奏汰
亜子
そう言って、彼女は初めて
微笑んだ
その顔は、まるで…
奏汰
姉そのものだった
亜子
亜子
奏汰
奏汰
そうか、
境遇が同じなのは
家族だから
看護師
亜子
亜子
亜子
亜子
亜子
姉ちゃんは、麻酔が回って
眠ってしまった
奏汰
奏汰
奏汰
嗚呼、瞼が降りてくる
次目を覚ました時は、一生後悔する
そう思った…
あれ…
姉ちゃんの持病って…
”心臓”…?
看護師
亜子
亜子
亜子
看護師
看護師
横たわる奏汰を見ながら呟く
亜子
亜子
亜子
道化師
道化師
道化師
道化師
道化師
道化師
道化師
道化師
道化師
道化師
道化師
道化師
道化師
道化師
道化師