何気ない日常、会話
母から受けた愛情
僕は平凡に過ごしていた。
父は逃げた。
10年前だった。
僕は16歳、高校1年生だ。
母とは気が合わなかったみたい。
夜中に急に出てったんだ。
『何かあったら電話しなさい』
って言われた…気もする。
よくわからない数字の書いた紙が最近みつかった。
それが父の電話番号だろう。
何も無いから、普通に過ごしてるから
心配することは何も無いから。
母
ころん、はい、これ
ころん
…日記帳?
母
お母さんもね、昔書いてたのよ!
母
その日思ったことを書いていくの、
母
読み返すと楽しいの、よかったらころんもやってみないかな?
母
きっとあなたのためになると思うの!
ころん
うん、ありがとう!
早速書いてみることにした。
僕のこと、母のこと、父のこと、友達のこと
母は僕を思ってくれている
『あなたのため』それが口癖。
僕のことを考えてくれていることは嬉しい。
けど最近、母の言うことを破ってバイトを始めた。
学校近くのコンビニでだ。
悪いこととはわかってる。
けど、やってみたかった
きっと母は許してくれる
ころん
……っと!
この話は間違えた愛され方をした少年の話。
アイされボクの毎日ニ ッ記