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おと
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武装したふたりが
夏樹に飛び掛かる
夏樹
夏樹はふたりを衝突寸前で避け
そのうちのひとりの 警棒を握っている手を蹴る
特殊部隊
宙でスピンした黒い棒を取ると
夏樹はもうひとりの足にそれを叩きつけた
特殊部隊
先ほど手を蹴った男が夏樹の胴を 後ろから抱える
夏樹
夏樹は抱きついている男の 襟元と二の腕をがっしりと掴む
そのまま背負い投げの要領で 体を持ち上げる
厚ぼったい防護服に包まれた体は
階段に叩きつけられる
特殊部隊
次いで警棒を拾い上げた夏樹は
飛びかかってきたもうひとりの顔面の シールドに
警棒を突き刺した
顔面が出てきて
内側から怯えたような 口をぽかんと開けた顔が出てきた
夏樹
夏樹
すぐに鼻を警棒で殴る
特殊部隊
ふたりの男が地面に倒れ込んでいる
捜査官
夏樹
夏樹
夏樹
捜査官
夏樹
夏樹
夏樹
夏樹
捜査官
捜査官は自分のネクタイを乱雑に取り払って
夏樹に殴りかかる
夏樹はその拳を包み込んで
ぐっと力を入れる
捜査官
夏樹
夏樹
捜査官
もう片方の手で振り解こうとするが
どんどん力が強まるだけだった
夏樹
夏樹
夏樹
夏樹
一段力が強まる
捜査官
夏樹
捜査官
夏樹
捜査官
捜査官
夏樹
夏樹
ゴリ、と鈍い音がした
捜査官
夏樹
捜査官
もう一度関節が外れる音がする
捜査官
捜査官
捜査官
捜査官
夏樹
夏樹
捜査官の顔から血の気が引いていた
捜査官
捜査官
夏樹
夏樹
捜査官は地面に倒れ込んだ
夏樹は一度髪をかきあげて
壁の方に向き直った
捜査官
捜査官
捜査官
夏樹
ズズズズ、と低い地鳴りを伴って
壁が上部にスライドして開いた
捜査官
夏樹
夏樹はその中に入って
奥の方へ進んでいく
捜査官
捜査官
しかしふたりの武装隊は動こうとしない
捜査官
捜査官
立ち上がった捜査官は
入り口に近づいて行った
だが
足元の段差に躓いて
横転してしまった
その時再び ズズズズと音が響き
壁が下りてきた
捜査官
壁が捜査官の腹部に当たって
もう少し壁が下げれば胴が真っ二つに切断される状態になった
しかしそこで壁が止まった
捜査官
捜査官
捜査官
捜査官
ゆっくりと壁が上がる
かと思うと
入り口のコンクリート製の通路自体が
ゆっくりズズズズとせりあがる
捜査官
捜査官
捜査官の上半身は持ち上げられ
身を変に捩ったせいで
両腕が隙間に挟まれた
捜査官
そのまま通路が上昇し
生き血が2本のレールのような形を作って落ちた
そしてその部分は
再び壁になった
鉄製の階段を駆け下り
室内が先ほどと違う形状をしていることを確認した夏樹は
足元にルーズリーフが落ちていることに気づいた
夏樹
それを拾い上げしげしげと眺める
すると奥の部屋から ドアが勢いよく閉まる音がした
足音が駆け寄ってくる
千尋
夏樹は彼女に向き合ったまま
一瞬固まってしまった
千尋は夏樹のところに歩いて詰め寄り
顔を間近で見ると
胸に顔を埋めた
千尋
夏樹
夏樹は両手で千尋の肩を包む
すると千尋は唸りながら 苦しげな嗚咽を漏らした
千尋
千尋
夏樹
夏樹
夏樹
千尋
千尋
千尋
千尋
夏樹
夏樹
夏樹
夏樹
夏樹
千尋
千尋は止まらない涙がふき出る顔を夏樹の顔に向けて
何かを言おうとして再び泣き出した
夏樹
夏樹は千尋の頭を 胸に押し付けた
千尋はより一層激しく泣いた
コメント
4件
うわあ、この回めちゃくちゃ熱かった……! 夏樹の戦闘スタイルが「リーダーvsボス」論で一気にキャラ立って、握力87kgの3分の2って台詞で見せ方も完璧だった。一方で千尋との再会シーンでガラッと空気変わって、泣き崩れる彼女を「泣きたいなら泣くんだ」って包み込む夏樹の優しさに泣きそうになったよ。強さだけじゃない、ちゃんと“守る”がある主人公だなあ。続き気になる!