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雪村 麻耶🦇🩷 。🦅🖤
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第六話
『真実』
大我side
START
キーンコーンカーンコーン...
午後のまどろむようなチャイムが鳴り響き、5時間目の授業が始まった
黒板に向かって淡々とチョークを動かす教師の声を、俺は右耳から左耳へと聞き流しながら、窓の外の青空をぼんやりと眺めていた
手元のノートの端には、授業の板書ではなく、小さなイチゴのイラストが無意識のうちに描き殴られている
大我
小さくため息を吐いて、俺はノートに突っ伏した
頭の中は、昨日の放課後の図書室のことでいっぱいだった
照れながら図書室に行って、北斗といい雰囲気で話していたところまでは良かったんだ
なのに、まさか樹とジェシーに見つかって、挙句の果てに慎太郎まで乱入してくるなんて思いもしなかった
あいつらに突っ込まれて、頭が真っ白になって、口走ってしまったあの言葉
『違うっ! 違わないけど、違う!!』
大我
思い出すだけで、授業中だというのに顔から火が出そうになる
あそこで樹が機転を利かせてジェシーと慎太郎を連れ出してくれたから良かったものの、その後に二人きりになった図書室で、北斗から
『違わないって、どういう意味ですか』
って真っ直ぐな瞳で問い詰められた時は、本当に心臓が止まるかと思った
結局、『言えるわけないじゃん、バカ』って机に突っ伏して誤魔化しちゃったけど
大我
大我
ノートのイチゴの落書きをシャープペンシルの先でなぞる
樹たちには「鬼ごっこから逃げるために偶然見つけた隠れ家」ってことにしてあるけれど、本当は違う
俺は、あの図書室に行く前から、ずっと松村北斗のことが気になっていたんだ
一ヶ月ほど前の全校集会
体育館の隅で、生真面目にパイプ椅子を片付けていた、黒髪で眼鏡の男の子
周りに迎合することなく、どこか冷ややかで、だけど凛とした静かなオーラを纏っている彼を、俺はなぜか目で追ってしまっていた
学校中の誰もが、俺の『京本大我』という中身を見ようとせず、派手な外見や「学校のトップ」っていう肩書だけでチヤホヤしてくる
そんな退屈な世界で、彼だけは俺の存在なんて興味なさそうに、ただ自分の世界を大切に生きていた。それが無性に羨ましくて、気づけばどうしようもなく惹かれていたんだ
あの日、樹たちに追われたとき、俺の足は無意識に彼がいる図書室へと向かっていた
案の定、俺が飛び込んでも特別扱いせず、「調子が狂う」なんて眉を寄せる北斗
俺の前でだけ、あんなに豊かに表情を変えて困ったり照れたりする北斗
からかうつもりで、毎日「口止め料」なんて口実を作って会いに行っていたけれど
本当は、ただあいつに会いたかっただけ
あいつの特別な場所に、俺を置いてほしかっただけだ
大我
樹の言葉を頭の中で呟いてみる
不思議と、嫌な気分は全くしなかった
むしろ、あの静かな図書室で、俺のノイズに耳まで真っ赤にしていた北斗の顔が愛おしくて、今すぐにでも会いに行きたくなってしまう
先生
大我
急に先生に指されて慌てて立ち上がりながら、俺は教科書の文字の向こうに、あいつの綺麗な瞳を重ねていた
今日の放課後も、俺は絶対にあの図書室へ行く
今度こそ、逃げずに俺の本音を全部、あいつにぶつけてやるんだから
♡ 💬 待 っ て ま す ⌒ ♪
コメント
8件
あーもう大好きです(告白2)
とまと教をたちあげます。 ウオーーーー!!!!((
神様という方がここいにるんだが…😭