ヒック ヒック
太陽がてっぺんに上りかけた頃、 土手のふもとで、誰かが泣く声がした,,,
誰だろう?
土手のふもとに、目を向けると,,,
そこには,,,
5歳くらいの男の子
がうずくまって泣いていた
私は、そっと、男の子に近より、 声をかけた
お姉さん
ヒック ヒック
男の子は、泣いたままだった,,,
お姉さん
お姉さん
背中をさすった
お姉さん
お姉さん
そういうと、お姉さんは、 オレンジジュースを差し出した
そうた
男の子は、黙ったまま、それを受け取った
お姉さん
そうた
お姉さん
お姉さん
そうた
お姉さん
そうた
そうたくんは、 目をキラキラさせて言った
お姉さん
それから、しばらく、そうたくんと話した どうやら、そうたくんは、 お母さんの誕生日プレゼントを買う為に、勝手に家を出たらしい,,, 手には、握りしめられた花があった
お姉さん
そうた
そうた
そうた
お姉さん
お姉さん
そうた
そうた
お姉さん
お姉さん
お姉さん
お姉さん
そうた
そうた
そうた
お姉さん
そうた
お姉さん
お姉さん
そうた
そうた
お姉さん
お姉さん
そうた
そうたくんと私は、 手を繋いで、歩きだした
もう、外は、 日が沈みかけていた,,,
家の前についた,,,
お姉さん
そうた
お日さまみたいな笑顔が 私に向けられる,,,
ピンポーン
、、、
お母さん
遅れて、お母さんが出てきた,,, しかし、その顔は、やつれていた,,,
そうた
そうた
駆け寄ってくるそうたくんに 見向きもしないお母さん,,,
お母さん
お姉さん
お母さんの目付きがいきなり変わった
お母さん
お姉さん
お母さん
お母さん
泣き崩れるお母さん,,,
私は、一旦、そうたくんを連れて、土手に戻った,,,
土手,,,
お姉さん
そうた
お姉さん
そうた
そうたくんの家,,,
お姉さん
お母さん
お姉さん
お母さん
お姉さん
やっぱり 死んでいた,,,
私は、そうたくんが、 お母さんの誕生日プレゼントを持って、 土手で待っている事を伝えた,,,
お母さん
お姉さん
お母さん
土手,,,
お母さん
そうた
お姉さん
お姉さん
お母さん
そうた
そうたくんは、 満面の笑みで、 お母さんに、 手を振っていた!!
お母さん
ゴボ.。o○ ゴボ.。o○ コボボッ○o。..。o○
そうた
そうた
断末魔をあげた,,,
雨が強く打ち付けるなか,,,
そうたくんの,,,
お母さんは,,,
暗闇の荒れ狂った川に,,,
のまれていった,,,
女子高生
男子高生
女子高生
男子高生
男子高生
女子高生
アナウンサー
女子高生
アナウンサー
ポチッ
リモコンでテレビを消した
お姉さん
お姉さん
お姉さん
お姉さん
お姉さん
お姉さん
私は,,,
黒い翼を服に隠した
そして,,,
頭の触覚を帽子に詰め込む
鏡の前で,,,
ニカッ と,,,
とびきりの笑顔を 作ってみせる
私は、悪魔だ,,,
人間の絶望を大好物とする
女子高生
お姉さん
舌舐めずりをして,,,
黒い翼を広げ,,,
大空に飛び立った
皆さんも,,,
私には、くれぐれも気を付けて下さいね,,,
ギャーハッハッハッ ヒーヒッヒッヒーッ!!!!
END
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