コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
〘奏side〙
私が起きた時、隣には本があった
本の上には一枚の紙が乗っていた
……とても丁寧な字で書かれた 説明書
その一番上の行には、
“ただ叩くだけじゃ つまんないから、書いておくよ”
というメッセージ付き
…おそらくあの 黒いミクからだろう
___
え、本?…これで叩けばいいのかな?
___
多分違うと思うよ
___
……あの時まふゆに即答されたの、 ミク聞いてたのかな
そう思った時頬が少し 赤くなったのを自覚した
そして今
奏
私は地面に座り、 必死に説明書を読んでいた
………けど
『□◁、とか▲○●、とかそういう パッと思いついたもので大丈夫。 昔サークルメンバーと一緒に 作った曲の歌詞とかでもいいよ。 ただ、魔法の呪文っぽいもの のほうが威力はあがるよ。』
とか
『少しづつ慣れればいい。 そう、これは慣れだ。』
とか………
正直助かるけど、 説明がイマイチっていうか……
雑なものばかり
そして何個か読めない
奏
奏
ガルルルルルッ!!
奏
背後から突然、 人ではない声がした
驚きのあまり変な声を上げ、 肩をびくりと震わせる
私は座ったまま恐る恐る 後ろを振り返る
奏
そこには獣がいた
?
獣は“お腹がすいた”と いうような目で私を見てきた
奏
………呪文
何でもいいから
奏
何でも……
……………
奏
こういう時は何を言えば 最適なのだろうか
?
奏
沢山単語がある中で、 私は一体何を選べば 正解なのだろうか
?
奏
___
このセカイには不純物… 他人のいらない想い、が 具現化して怪物になって あふれているの
___
奏
___
みんなにはそれを倒して、 本当の想いを見い出してほしい
___
奏
奏
?
奏
奏
?
奏
逃げ出したい
でも
私が逃げ出しちゃったら………
奏
奏
奏
本
……今まで必死に抱いていた存在にやっと気づく
奏
奏
奏
奏
読めない
知らない単語がびっしりと 書かれている
?
真剣に解読していれば、 食べられてしまいそうだ
__昔サークルメンバーと一緒に 作った曲の歌詞とかでもいいよ。
奏
そっか
?
奏
作詞担当はまふゆだから、 パッと思いつくのがない
………何か……呪文っぽいもの…
?
何か……………
?
何か……………!
奏
?
奏
ピカッ
奏
ほとんど声にならない声で 呟いた瞬間、獣の頭上で何かが 光った
グサッグサッ
奏
獣の頭上の光は、音を立てて 獣の体を貫いていく
その光の正体は
奏
銀色の食器だった
〘主の余談〙
ここまで読んでくださり ありがとうございます
これからもぼちぼち やっていこうと思うので
引き続きよろしく お願いします
さて、まずは主人公組視点の お話を書き終えたのですが
こっから先、 すごく長くなりそうです
私、ノートに下書きを書いてから、 こちらに訂正しながら 書いているんです
で、ノートには今の所 14話まで書いてるんですよ
でもまだ3分の1も いけてないですね、多分
なので、先程も書きましたが、 よろしくお願いします
次回から、少しずつ 合流していくのですが (ネタバレしてすみません)
私は原作の距離感が好きな人 なので、そこを理解して いただけると嬉しいです
……距離感おかしくなっていたら すいません
そして投稿頻度が変わることが あると思いますが、そこは タグにも書いてある通り 気まぐれなので気ままに 待っていただけたらと思います
私は今年(令和4年4月)から 高校生になるので、日本語とかの 表現の幅が少なかったり表現の 仕方が変だったりすると思います
そこはご了承願います
ゴールの見えない状態で 走り続けているこの作品ですが、 これからも楽しく 書かせていただきます
ここまでの閲覧本当に ありがとうございました
ではまた次回