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うぇーい

麗松

…また?

しゃーない。連続で行くんだから

麗松

…えー……

えーじゃない

やるのっ!

麗松

はいはい…

今回はデュース視点から始まります!

麗松

…頑張ってね

行っくぞー!

デュース

レイマツ!!!!

麗松

………………………………

デュース

しっかりしてくれ!レイマツ!

レイマツの手を握る

デュース

…………?!

受け止めた時もそうだった

細くて 軽過ぎる身体に

少しだけ 違和感を覚えた

ボロボロな手荒れ

軽く力を入れたら

すぐにでも折れてしまいそう

デュース

………………………………

デュース

…どうしてこんなに細いんだ

痛々しい手

勝手に治療しても良いのだろうか

事情が有るのはこの手と

デュース

…………………………

顔で分かる

頬の絆創膏

左目の切り傷の跡

首の包帯

見ていて胸が痛んだ

デュース

……苦労…したんだな…。

頬を撫でる

麗松

……………ぅ……ぅ…

デュース

……?!

苦しそうに唸っている

起こした方がいいのだろうか…

デュース

レイマツ……

何故だろう

胸が痛む

この子が苦しんでる時に

僕は傍に居てやる事しか出来ない

デュース

…………………………

麗松

………………でゅ、す、さ…

デュース

…え?

握っている手は

震えていた

まるで

『助けて』

と 言ってるように

小さな手に力が入る

デュース

大丈夫…

デュース

僕はここに居るぞ…

デュース

だから……

デュース

怖がらないでくれ……

ぎゅ…っと

小さく 酷く震えている手を

ゆっくりと 包み込む

デュース

大丈夫…

デュース

もう怖くないからな…

それしか声が掛けられなかった

他に言葉が見つからず

どうしたらいいのか

僕には到底 分かりっこなかった

麗松

…………でゅ、す、さ…っ

デュース

…………?!?!

泣き出してしまった

必死で僕の名前を呼んでいる

助けて欲しそうに

でも、関わって欲しくなさそうに

『限界』と言うかのように

彼女の涙から伝わる

デュース

…………………………

デュース

頑張ったんだな…ずっと……

デュース

偉かったな……

デュース

苦しかったな…

デュース

辛かったな……

デュース

大丈夫…

デュース

僕がずっと守るから…

デュース

だから…

デュース

…もう、安心してくれよ

頬にKissをする

麗松

………………………………

デュース

……………………

デュース

(あれ…?今僕何を……)

デュース

…?!?!//////////////////

デュース

(いいぃぃぃい、今!レイマツの頬に!)

デュース

(きききき、キスをした…?!//////////)

デュース

(レ、レイマツは?)

横目で見てみる

麗松

…………………………

デュース

(寝てる…)

デュース

(良かった……)

一息つく

デュース

……………………

どうしてこんなに可愛らしい子が

こんなに苦労しなきゃならないんだ

僕が護らなきゃ

ふと、そう思った

麗松

………………ぅ…?

デュース

…………………………

麗松

…………あ…れ…わた、し……

ズキッ

麗松

……いっ…。

麗松

……思い出せない…。

麗松

…?

麗松

(寝息が聞こえる…)

デュース

…………………………

こんな静かな空間に

誰かの寝息が響いている

誰だろう

麗松

…ん?

左の手が

とても暖かく感じた

優しく 力も篭っていない

初めて感じる人の手

左の方を見てみる

麗松

…………デュース…さん…?

そうだ

リムさん達に会って

友達になろうって提案されて

頑張って説明しようとして…

麗松

(そうか……倒れたんだっけな……)

ガラガラ

麗松

(……?)

麗松

(…誰か入って来た……?)

麗松

(…赤髪の…女の子?)

アリサ

ねぇ 誰かいるの?

麗松

…?!

麗松

(気付かれてる…?)

麗松

(怖い人…?)

アリサ

ここ?

麗松

わぁ…?!

アリサ

うわっ!びっくりした。

麗松

………(〇┐ペコッ)

アリサ

あんたもサボり?

麗松

………。

首を横に振る

アリサ

ふーん…。

麗松

………………

麗松

…あ、あの

アリサ

何?

麗松

…あ、あ、貴方は

麗松

…なぜ こ、ここに?

アリサ

あー、サボり

麗松

…さぼり?

アリサ

うん。

アリサ

やった事ない感じ?

麗松

…はい

アリサ

うわっ クソ真面目。

麗松

…そうでしょうか?

アリサ

そーだよ。

麗松

………………。

アリサ

んで、デュースは何で寝てるの?

麗松

…分かんないです……。

アリサ

分かんないって…

アリサ

…もしやあんた

麗松

……?

アリサ

リム達が言ってた

アリサ

レイマツって奴?

麗松

……は、はい…

アリサ

ふーん。

アリサ

私 アリサ。よろしくね。

麗松

…よろしくお願いします……

アリサ

デュース〜起きろ〜

トントン

アリサ

起きろ〜

トントン

麗松

(なんか、強くない…?)

アリサ

起きろ!!

ベシベシ

麗松

ちょちょちょ…!

麗松

そんな無理矢理起こす必要も無いんじゃ…!!

アリサ

じゃぁ起こすの手伝って

麗松

へ?

麗松

あ、私も手伝うんですか…?!

アリサ

じゃないと起きないし

アリサ

嫌ならいいよ。

麗松

…お、起こすんですか…?

アリサ

うん。

アリサ

じゃないと次の授業間に合わないし

アリサ

私とあんたは適当にここでサボっとけば良いでしょ

麗松

……え

麗松

さ、サボりだなんて……

アリサ

まだ学園長にも会ってないんでしょ?

麗松

……?

麗松

(がくえんちょう…?誰…?)

アリサ

制服貰わなきゃ授業出れないし

麗松

…そうなんですか?

アリサ

大抵そんなもん。

麗松

…なるほど。

アリサ

デュース起こして 学園長の所行って

アリサ

制服貰って 教室行くよ。

麗松

………え…?

麗松

……教室…?

アリサ

うん。

麗松

………………………

アリサ

大丈夫。リム居るし。

麗松

…………………

アリサ

何?不安なの?

麗松

……………………。

麗松

……不安と言うか…

麗松

…………………………。

アリサ

何?どうしたの。

麗松

……………………。

アリサ

キッパリ言いなよ。じれったい

麗松

……馴染めるか 不安なんです

アリサ

何で?

麗松

……あまり人と話した事 無くて

アリサ

…どういう事?

麗松

…お姉ちゃんに禁止されてたんです

麗松

他人と話す事…

麗松

…話そうとすると睨んで来て

麗松

……家に帰ったら殴 られて

麗松

「話すなって何回言わせんだ」って

麗松

…ずっと怒られて

麗松

……元々人と話すの大好きだったんです。

麗松

…でも、何回も何十回も言われて

麗松

「あぁ、人と話すのダメなんだ」って

麗松

…話さないように努力してたんです。

麗松

…でも、お姉ちゃんが居ないところで良く話してました

麗松

…でも、怖かった

麗松

あの鋭い目付きが

麗松

キツい口調が

麗松

…全部 怖かった

麗松

…今でも睨まれてる様な

麗松

…そんな視線を感じるんです。

アリサ

……………。

麗松

…ごめんなさいこんな話して。

麗松

…デュースさん 起こしましょう?

アリサ

…ねぇ

麗松

…はい?

アリサ

…もしかして その頬の絆創膏とかって

麗松

……全部 姉に付けられました。

アリサ

それ “姉”じゃないよ

麗松

……へ…?

アリサ

姉って言うのは

アリサ

一番下を守って 頼られるもんでしょ?

アリサ

でも、あんたの所は

アリサ

一番下を虐 めて 快楽を得てる

麗松

…………………。

アリサ

あんたが虐 められてる理由なんて知らないけどさ

アリサ

間違った事してるよ。その姉

麗松

……私が行けないんです

麗松

…私さえ居なければ

麗松

…今頃幸せに……

アリサ

はぁ……。何か、サクラみたいだよあんた

麗松

…サクラさん?

アリサ

知り合いか。なら分かるよね?

麗松

……………(((・・*)コク)

アリサ

そもそもさ 何であんたのせいって分かるの?

麗松

…お姉ちゃんが

麗松

「お前なんて産まれなければこんな事にならなかったのに」って…

アリサ

お姉ちゃん お姉ちゃん もう聞き飽きたよ

アリサ

何?依存してるの?

麗松

…違う

麗松

……大嫌い

アリサ

なら、何でお姉ちゃんばっかり言うんだよ

麗松

……………………。

麗松

…愛されたかったんです

アリサ

…は?

麗松

…兄さん達に愛されて

麗松

…姉にも愛されたくて

麗松

…必死で食らいついて

麗松

…全部命令を聞けば

麗松

…愛してくれる なんて思ってたんです

麗松

…むしろ悪化して行った

麗松

…その時点で気づいてれば良かったんです

麗松

「私は愛される資格なんて持ち合わせてない」って。

麗松

…元々病弱で

麗松

…生きれるか分からない境目に居た私と

麗松

…一番下ばかりに構う兄さん達を見て

麗松

「妹なんて居なければ」なんて思ったんでしょうね。

麗松

…気付いた時にはもう 暴 力 三昧でした

麗松

…自業自得ですよね

麗松

…愛されたいって勝手に思って

麗松

ずっと命令に従ってきて

麗松

今はもう

麗松

何がしたいのかすら、分からない

麗松

…どうしたら良いのかすら

麗松

……私には分からない

麗松

…分からない 何も。

麗松

……何も もう

麗松

知りたくない

麗松

分かりたくもない

麗松

…どうしたいかなんて

麗松

…もう どうでもいい。

麗松

…自分の思いすらも

麗松

……捨てて来てしまったから。

アリサ

………………。

デュース

(…起きずらい雰囲気なのだが?)

麗松

……愛されたいと思うのは

麗松

…罪なんでしょうかね

デュースの頬を撫でる

デュース

……………………。

麗松

……人は簡単に裏切るから嫌いです。

麗松

…こんな事を話しても

麗松

何も、もう変わりやしないのに

アリサ

………………。

麗松

……そろそろデュースさん起こしましょうか

麗松

…起こさないと間に合わないですよ

デュース

…既にもう起きているぞ

麗松

え?あぁ…おはようございます?

デュース

…あぁ、おはようレイマツ

デュース

体調はどうだ?

麗松

…もう大丈夫です

麗松

…ご心配いただきありがとうございます

デュース

(…雰囲気がサクラみたいだ。)

アリサ

デュース早く行かないと授業遅れるよ

デュース

え?あぁ 本当だ!

デュース

急がないと!

デュース

先に失礼します!ノエル先輩

アリサ

はいはい。

ガラガラ

麗松

……………………。

アリサ

デュース 多分途中から起きてたね

麗松

……へ?

アリサ

よく見てれば分かるよ。

アリサ

……多分

麗松

…そこは自信持って言いましょうよ

アリサ

余計なお世話だよ。

麗松

……クスッ…ごめんなさい

アリサ

…あんた 今笑ってた

麗松

…へ?

アリサ

マジで

麗松

………………?

アリサ

まさかの自覚無し?

麗松

(('ω').。oO(?????????))

アリサ

あー、じゃもういいや()

麗松

…ごめんなさい?

アリサ

いや、謝る必要無いけど

アリサ

自覚がないのは驚いた

麗松

…そうでしょうか

アリサ

無さすぎるって言うの?

アリサ

もっと自分の事理解しなよ

麗松

それ……は

麗松

難しいかも、です(苦笑)

アリサ

………………。

レイマツの頬を引っ張る

麗松

……?

麗松

らんれふか…?

アリサ

アンタは笑った方が良いよ

麗松

…らんれれふか?

アリサ

その方が良いってだけ

引っ張るのを辞める

麗松

…?

麗松

(よく…分からない人だ……)

アリサ

そうだ、アンタ制服着たことある?

麗松

……一応…ズボンですが

アリサ

スカートだな

麗松

え、嫌です()

アリサ

え、こっちも断るよ(?)

麗松

…なぜでしょう?w

アリサ

…何となく?

麗松

…ww

アリサ

(…笑顔は似合うんだけどな〜)

麗松

…? なんでしょう……?

アリサ

嫌、何でも。

麗松

…………………………。

感情なんて

とうの昔に捨てて来た筈なのに

どうして

今は些細な事で笑えるんだろう

鈴ねぇの呪縛から解かれたから…?

…分からない

分かりたくない

知らない

何も考えたくない

要らない

要らない

何も、要らない

何も必要ないから

お願い

まだ

ありのままで笑わせて……

望まない様にしてたのに

望んだら 辛くなるのに

分かってるのに

分かってる、はずなのに

なんで

こんなに

辛いの……?

こんな感情 知らない

でもいつか知らないと行けない

分かってる

分かってるのに

どうして

抑えられないんだろう

ここでもし

感情を抑えきれなかったら

…抑え、きれなかったら

…僕 は

どうしたらいいの……?

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