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コメント
34件
この話最高すぎます。面白すぎです!ありがとうございます(?)涙線バカになってしまってて、涙とまらなくなっちゃいました!面白かったです
涙出た🥲 マジでこのお話最高です
なぁゆ
なぁゆ
なぁゆ
なぁゆ
なぁゆ
普
なぁゆ
なぁゆ
なぁゆ
普
なぁゆ
なぁゆ
なぁゆ
なぁゆ
なぁゆ
なぁゆ
なぁゆ
れる
こえ
なぁゆ
なぁゆ
なぁゆ
注意書き⚠ ・こえれる BL ・「おおかみは赤ずきんに恋をした」 という歌を元にしたお話です 色々変えてますがねHAHAw(( ・歌はバドエン?ですが お話はハピエンです 安心しやがれください( ¨̮ )
れるちの心の声
こえくんの心の声
ナレーション?的な 状況説明します
これは決して惹かれては いけないのに恋を してしまった 2人の物語__
れる
こえ
やっぱり今日も来た…
赤いずきんを頭に被った 君はいつもこの道を通る
向かっているのはこの道の先にある 彼のおばあさんの家だろう
こえ
ずっとは見ていられないので ちょくちょく確認する
喋りたい 近づきたい 仲良くなりたい 名前を知りたい もう一度… 目をあわせたい
でもだめ…
おおかみである「こえ」と 人である彼との間には 大きな距離がある
こえ
行っちゃった…
こえ
こえ
れる
いつも通りおばあちゃんの 家に行くために この道を通る
れる
やっぱり今日もおった…!
いつも木の後ろでちらちら こちらの様子を伺う おおかみの彼
こえ
目を合わせないように こちらも少し彼を見る
れる
れる
喋りたい 近づきたい 仲良くなりたい 名前を知りたい また… 目を合わせたい
でもあかん…
人である「れる」と おおかみである彼は 繋がってはいけない存在だから…
れる
れる
初めて出会ったのもここだった
れる
れる
こえ
れる
こえ
森の奥から出てきた 彼と目があう
突然目に飛び込んできた 吸い込まれるような 紫の瞳に目を奪われた
れる
こえ
一瞬だけ聞こえた声 高い声だった
綺麗な目に綺麗な声 その瞬間に好きになった
視線を上に向けた時 見えたケモ耳 その瞬間悟った
あ… だめや…この人とは…
出会ったらダメやったんや…
れる
れる
こえ
あの場に留まっていたら もっと彼が好きになっていただろう
これ以上好きになるのが怖かった 絶対に実らない恋だから…
れる
れる
これで良かったんや… これで…
森の友達との待ち合わせに 遅れそうだったので近道を するために道を横切ろうと思った
こえ
れる
こえ
森を抜けたとき
人と目が合った きらきら輝く左右違う色の瞳 赤いずきんの下にある 透き通った白色の髪 にカラフルなメッシュ 綺麗なその彼に目が離せなかった
れる
こえ
声は聞けなかった だが整った顔に 透明感のある瞳と髪
好きになるのに時間はかからなかった
でも彼は人
彼もそれに気づいたのか 突然走り出した
れる
こえ
だめ… 諦めなきゃ…
止めることは出来なかった 彼と自分の関係が 分かっていたから
こえ
約束に遅れそうに なっていたことを思い出し 走り出す
こえ
こえ
こえ
どうやらこの恋は 諦められそうにない
れる母
れる母
れる
れる
れる
おおかみの彼に出会った次の日
今日も同じようにあの道を通り おばあちゃんの家に行く
また…会えたりせぇへんかな…
れる
れる
だめだめ…ッ!!
考えれば考えるほど辛くなるんやから
れる
れる
れる
無意識に彼を探している自分がいた いるはずもないのに
会いたい…
れる
れる
こえ
おった…でも後ろ向いてる…
驚くことに彼は今日もいた 今まではいなかった
だがこれから先彼と目があう事も 綺麗な瞳を見ることも 声を聞くこともないのだろう
彼とはもう関わらない
そう思っていた
こえ
昨日出会った彼を見るために この道の周りの木の後ろに隠れて見る
こえ
こえ
道の奥の方から昨日の 彼が来ているのが見えた
目を合わせる訳には行かないので 彼に背を向ける
れる
れる
れる
こえ
声聞けた…っ! 可愛いなぁ…
こえ
初めて聞いた彼の声 中性ボイスに関西弁 非常に似合う
こえ
こえ
こえ
そんなこと思っても
彼とはもう関われない 近くには入れないのだ
それが 「 運命 」 というものだろう
ずっと変わらない運命
だと思っていたのに…
まさか満月の夜に 君が現れるなんて
(背景的に見にくいので ナレーション白文字にします)
数ヶ月がたった
れる
今日はいつものあの道は通っていない
というよりかは1週間ほどは通っていない
理由はおばあちゃんが 1週間前に亡くなったからだ
れる
今はお墓参りの帰り
もうあの道を通る理由が無くなったため おおかみの彼も見ていない
彼と近づけないだけでも辛い なのに見れない+おばあちゃんの死
本当に辛い
れる
こえ
こえ
最近彼が来ない 何かあったのか不安だったため 近くの道を歩いていた
れる
こえ
こえ
いつもより遅く歩いている彼を見つけ 急いで隠れる
こえ
こえ
目を疑った 彼は
泣いていたのだ
最近おばあさんの家にも 行っていないみたいだし
何かあったのかな…
好きな人が泣いている 慰めたくて彼に手を伸ばそうとする
自分の手が視線に入った瞬間 自分の手が震えてることに気がついた
怖いのだろうか 何が?怖がられるのが?
怖がられるなんて いつもの事なのに…
こえ
好きな人に怖がられるって こんなに怖いんだ…
こえ
こんなこと思っている間に 彼は行ってしまった…
こえ
こえ
もうすぐ日が沈む そこで思い出した
こえ
こえ
そう…今日は
満月だ
こえ
日が沈むのは早い 急がなければ 狼の本能が出てきてしまう
なぁゆ
こえ
こえ
こえ
こえ
なぁゆ
れる
れる母
れる母
れる
正直おばあちゃんは 仕方ないと思う 治らない病気だったのだから
でも…おおかみの人には 会いたいなぁ…
近くに行きたい…
れる
もう1週間見ていないのだ 好きな人(?)に会いたい見たいと 思うのはごく自然なことだろう
れる
れる
れる母
れる
れる母
れる母
れる母
れる母
れる
れる母
れる母
れる母
そのおおかみを見に行くなんて 言えない 正直いるとは思えないが とてつもなく彼の姿を見たかった
れる
れる
れる母
れる母
れる母
れる母
れる母
なぁゆ
れる
暗い空の中にひとつ まん丸に輝く月
おおかみは満月の夜には 人としての理性を失うらしい
今彼と出会うと 襲われるかもしれない でも…それでも 会いたかったんだから 仕方がない
れる
れる
〈はぁッはぁッ…
れる
なんやろ…? 苦しそう…?
れる
森の方から聞こえる 苦しそうな声の方に 恐る恐る近づく
れる
木の後ろから様子を伺う
そこに居たのは
れる
こえ
おおかみの人!!
苦しそう… 満月やからか…
木にもたれて 苦しそうにしている おおかみの彼
何とかして助けなッ…!!
れる
れる
こえ
こえ
れる
れる
苦しそうにしている彼が おおかみだと言うことを忘れて 近づこうとする
こえ
こえ
れる
突然の大声にびっくりすると同時に 彼がおおかみであることを思い出した
れる
れる
近づいたら余計しんどくなりそうやし…💦
こえ
こえ
れる
満月の夜に 『人を傷つけたくない』 そう言うおおかみは 多くないだろう 大半のおおかみは満月の夜には すぐに理性を失い人を襲う
夜10時半 月が出てからだいぶ経つのに 理性を保っている 相当辛いだろう なのに自分の事ではなく 人のことを考えている
れる
あ~あ…ほんまに… あかんって分かってるのに… 嫌いになれる要素が無いんやもん…
こえ
こえ
こえ
れる
れる
こえ
だめだぁ… もう無理ッ…
こえ
月が出て苦しくなってくる 歩くほどの気力が無くなり 木にもたれ掛かり腰を下ろす
かなりしんどい だがこの時間だと人は来ないだろう
こえ
こえ
そんな時間が続いた 恐らく1、2時間目程度がたった頃…
れる
こえ
こえ
好きな人が現れた なんでこんな時間に…
れる
れる
こえ
彼が近づこうとした 咄嗟に声が出る
こえ
れる
れる
れる
あ、こ、怖がらせちゃったかな… 折角助けようとしてくれたのにッ と、とりあえず理由をッ…
こえ
こえ
れる
もうほとんど無いような理性で 少しでも怖がらせないように 必死に口を動かす
れる
こえ
こえ
こえ
れる
れる
れる
こえ
「逃げて」 確かにそう口にしたはずなのに 彼は抱きついてきた
こえ
れる
こえ
こえ
彼の言っている 「ありがとう」の 意味が分からない
れる
れる
こえ
こえ
一生関われないと思っていた 人と今こうして 抱き合って 一緒に泣いている
何より 好きな人が 自分を見捨てずに 寄り添ってくれた事が とても嬉しい
こえ
れる
こえ
れる
こえ
れる
こえ
あ、そういえば昔…
こえ
れる
こえ
こえ
こえ
おおかみ同時の恋に そんなものは無い 人限定なんだとか
そんなことどの本にも 他のおおかみも言ってなかったし 書いてもなかった お父さんはどこでそんな知識を 手に入れたのだろうか
れる
れる
こえ
こえ
こえ
や、やばッ… 思いっきり好きな人って 言っちゃったぁぁッッ
こえ
れる
こえ
れる
「れる」は恐らく 彼の事だろう
一人称名前なんだ…
こえ
こえ
許される恋じゃない なのに…良いんだろうか… こんなこと言っても…
れる
れる
こえ
れる
れる
こえ
れる
こえ
こえ
まさかれるくんが 自分の事が好きだとは思わなかった 本当に嬉しい
れる
でも… いくら両思いでも…
おおかみと人だと言うことは 変わらないんだ…
こえ
れる
れるくんも分かっているんだろう 嬉しそうな反面 辛そうにも見える
?
こえ
れる
こえ
物音が聞こえ すぐさまれるくんを 自分の後ろに移動させる
?
こえ
いつまで経っても帰ってこない 息子を心配して探しに 来たのだろう
こえ父
こえ父
こえ
薬と言うのは 理性を失うのを止めるための薬だ そんなんあるんやで? すごくね?
なぁゆ
こえ父
こえ父
れる
れる
れる
こえ父
こえ
何かを悟られた 確実にれるくんの事が 好きだということだろう
こえ父
れる
こえ父
こえれる
意外な返事に2人で びっくりする
こえ父
こえ父
こえ父
れる
こえ
同時に目を合わせる そして同時に頷く
れる
こえ
こえ
れる
こえ父
こえ父
こえ父
こえ父
れる
れる
こえ父
こえ父
こえ父
れる
こえ父
こえ父
こえ
れる
父には意外とすんなり 受け入れて貰えた
うちはお母さんは 早いうちに亡くなってるから あとはれるくんの両親だ…
れる
こえ
れる
れる
こえ
こえ
れる
こえ
れる
一生実らないそれ以前に 関われすらしないと思っていたのに 不思議な事もあるものですね。
なぁゆ
なぁゆ
普
なぁゆ
なぁゆ
なぁゆ
なぁゆ
なぁゆ
なぁゆ
なぁゆ