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…私、痛都奏は小さな島に生まれた その名も「稲妻島」
「お母ちゃん! 今日の夕飯はなぁに?」
「今日はお父さんが釣ってきた、 秋刀魚の塩焼きよ」
「やった! お父ちゃんの釣ったお魚大好き!」
…小さい頃の記憶は ほとんど無くなったけど 日々平和に暮らしていたことだけ 覚えてる…
けど…
それよりも鮮明に 覚えてることがあるの
ある夜、空襲に遭ったの
いくつもの軍機が飛び交い 稲妻島へ爆弾を落として行った
その時、お母さんとお父さんは 出かけていて…家には私1人
私は必死に逃げて、逃げて、 逃げ切った
逃げた先にお母さんとお父さんが いる事を信じて…
その朝…焼けた家を歩いても… 歩いても…お母さんはいない… お父さんもいない… 人1人いなかった…
だけど……!!
1匹の野良犬が…生きていたのよ…!
私の大好きなお母さん お父さんじゃなくて…!
何で犬だけ生きてるの!? 信じられない…!
…憎しむ思いでいっぱいになった その日から 強い幻覚を見るようになった
私は次期に他の島の人に救助され、 初めて稲妻島を離れた
その様で育ててもらったけど 島の名前も、育ててもらった人も 何もかも覚えていない
私は軍に所属するため、死に物狂いで勉強し、訓練に励んだの
そう…稲妻島を空襲した… ゼットアイランドへ復讐するために
だから覚えていない
私が23歳になった時… やっと軍の頂点に辿り着いた
そして、群を率いて ゼットアイランドへ 復讐をすることに成功した
…こんなことをしても、 大好きなお母さんとお父さんは 戻ってこないけど…
…ゼットアイランドへの復讐・領土を支配することに成功したけど、 私の曇った心は晴れないまま
何かがおかしいと思ってた25歳の頃犬の研究をするために 研究所を建て研究員を雇った
憎しみの感情から 犬よりも強いオオカミも研究し 人工的に作られたオオカミを 開発するようになった
イヌ科の動物がどれだけ 恐ろしいものか、 人々に知らしめるために…
同じ時期に 落ちこぼれの孤児の男の子を保護した
育てて行く内に 私の思考が変化していった…
「この子を改良すれば、 私の後継者となり、私が死んでも 私の怨念が生き続けらる」と…
古い書籍を調べた所… この世には超能力者が存在し 日常生活で隠れながら 生きているということ そして、このゼットアイランドでは 超能力で人と人が支え合って 生活していたことを知った
どうやらゼットアイランドには 超能力が発揮する何らかの エネルギーがあるらしい…
私は独自のやり方で超能力を生み出し 息子に無理矢理身につけさせた
1発で成功したけど 私より知能は遥かに 高くなってしまった…
息子は言い出した
「この世の中の全ての超能力者を 集めて、実験をしよう。 そうすることでより 成果を上げることができる」と…
私は賛成したが、 息子のやる事はこれでは 終わらなかった…
今度は「高性能クローンを作るために 一般人も実験対象として募集する」 と言い出した。
一般の人を巻き込んではいけないと 思い反対したが 私の声は息子には届かなかった…
痛都 奏
パーカ
痛都 奏
パーカ
パーカ
痛都 奏
痛都 奏
ジャキッ………!!
痛都 奏
後ろに装着していた刀を取り出し 俺に刃を向ける
パーカ
俺も咄嗟に剣を構える
奏は走り出し、刀を振るい上げる
俺は剣で防御する
何度も振るって距離を縮める…
パーカ
すると
痛都 奏
刀を振るうのをやめ 俺から離れる
パーカ
痛都 奏
パーカ
パーカ
--・-- ・-・ -・ ・・-・・ ・-・・・ ・-・ --・-・ ・・
視界が歪む 立つことが困難なほどに
パーカ
パーカ
ズキッ!!!
パーカ
一瞬…頭痛がした 冷や汗が止まらない
あまりの一撃にその場にしゃがみ込む
痛都 奏
-・・-・ ・・- ・-- -・・・- ・-・--
痛都 奏
奏は苦しみ出す…
パーカ
16階
スターカイム
培養ポットには人が入っている
カクターン
スターカイム
カクターン
カクターン
カクターンは培養ポットを 開けるために必要なコードを入力する
水が全て抜かれ、ポットの扉が開く
入っていたクローンは 何も言わず歩き、ポットから出る
スターカイム
クローン
カクターン
スターカイム
3人はエレベーターの ある方へ向かった
10階
廊下ではまだ、攻撃音が鳴り響く
そこへ足音が混じり どんどん大きくなっていく…
ジェミ
ジェミが姿を現した瞬間 ライはその方向へ毒針を飛ばす
素晴らしい反射神経でジェミは避ける
ジェミ
毒針が壁を跳ね返ってくる
ラース
グサッ!!
ジェミ
跳ね返った毒針は そのままジェミに刺さり、倒れ込む
ラース
ラースはジェミの元へ行こうとするが ライに毒針を使った高い柵を造られ 通せんぼされる
ラース
ライ
ライ
ジェミ
ジェミはぐったりして動かない…
ライ
ライは毒針を何本も造り出す
ラース
刀で柵を壊そうとするラース そして必死にジェミに叫ぶ
ラース
ライは毒針をジェミに向けて 投げ飛ばす
ジェミ
ドォォォォォォン!
爆発音と共に煙が上がる
ライ
煙が晴れる
ライ
そこには…
レオナルド
レオナルド
ライ
ライが動揺している隙に ラースは柵を壊し ライに向かって走りだす
ライはラースの攻撃を 毒針で防御する
が…
ドーーーーーーン
ラースに壊され ライは廊下の端まで飛ばさせる
レオナルド
ジェミ
レオナルド
ジェミ
レオナルド
レオナルド
ラース
ラースが2人の側まで歩いてくる…
ラース
レオナルド
ラース
ラース
レオナルド
ライ
すぐ横にあるエレベーターの扉が開き カクターン、スターカイム、クローンが出てくる
スターカイム
ライ
ライ
スターカイム
スターカイムが その場を去ろうとする…
ゴッッッ!!!
スターカイムは気絶した…
ラースは スターカイムの収納ポケットから 制御室のカギを取り出す
ライ
ラース
ラース
ライ
ライ
ライはエレベーターの扉を開けて乗り カクターンはスターカイムを 引きずってエレベーターに乗った
ラース
クローンの後ろの廊下の壁から覗く レオナルドに、カギを投げる
ラース
レオナルド
レオナルドはカギを持って制御室に 向かい、カギを開ける
レオナルド
レオナルド
レオナルド
ジェミ
レオナルドは階段で上へと登った
地下
カクターン
ライ
カクターン
ライ
カクターン
ライ
ライ
カクターン
カクターンはヘリの点検を始める
ライは地下の端にある 研究内放送通信機の電源をつけ、 放送範囲を25階のみに設定する
ライ
「繰り返します。 一時この島を脱出することに なりました。準備が整い次第、 地下にお越しください」
痛都 奏
パーカ
俺は奏に向かって走ろうとする
痛都 奏
パーカ
痛都 奏
パーカ
自分の…家………
パーカ
パーカ
パーカ
パーカ
痛都 奏
パーカ
痛都 奏
パーカ
ズキン…!!
パーカ
パーカ
頭が割れるほどの激しい頭痛 止まらない痛みに俺はしゃがみ込む
痛都 奏
答えられる余裕などない 俺はひたすら頭痛に耐える
痛都 奏
奏は刀を振るう
俺の首を目掛けて…
パーカ
カチャン……!!
痛都 奏