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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

卒業式が終わり 少し薄暗い教室の中

1人俺が教室に立っている

いや、俺何してるんだ 帰ろ

そう思い 机の横に掛けてある リュックサックを手に取り

教室を出ようとする

その時

待ってください...っ

廊下に響く 可愛い声

......なんだ?

俺にも...モテ期がっ!?

振り返った先には...────────

顔を赤らめて告白している 女子の姿

でもそれは俺へ向けてでは無いようだ。

うん、だよなぁ 分かってた

俺なんかがモテるはずがない。

そう1人で 心の中で悔しさを紛らわす為に 抑える

学校を出ると 陸上部が校庭を 額の汗に気にも留めず

一心不乱に駆けている

...いいなぁ、 虚しいよ。俺は

だって俺...─────────

帰宅部なんだもんっ!!

神様思ったよな? おめぇなにしてんだよって

俺も思ったよ

いいなぁ、青春

リア充になりてぇ...

......先輩っ

待ってください!

後ろから大きな足音と 大きな声が聞こえる

うん、まぁ、 多分俺じゃないから

スルーしよ

って、先輩っ!!

待ってくださいって!!

足音がどんどん近くなる それと共に声もどんどん近くなる

このパターンは俺なのかっ...!? いや、でもここで振り返って違う場合だったら 俺は......っ!

恥ずいでは無いかっ!

ここは、やめよう

あ、やっと先輩止まってくれたぁ...

もうその声は 真後ろ

いや、俺なのかっ!? いや、まだ辞めておこう

って、先輩
こっち向いてくださいよー

あ、俺だな

はい!

俺は勢いよく振り向いた

そこに立っていたのは 島崎優愛だ。

1年の中でも 勝ち組の顔立ちをしている生徒

島崎 優愛

あの、先輩......

島崎 優愛

言いたかったことがあるんですけど...

彼女は顔を少し赤らめ、 静かにこういった

島崎 優愛

......背中になんかついてますよ。

その言葉の通り 背中を手で探ってみる

そこには 紙のようなものがくっついていた。

それを剥がすと

猿だよぉ! うぴょぴょぴょぴょぴょ

.........え、

この事を知らなかったのは 俺だけらしく、 陸上部員も笑いをこらえていた。

......あぁ、 俺の青春よ。 終わったな...──────────

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