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コメント
5件
すげぇぇ!
え最高!
これで第2章終わりです。 一応第5章で完結する予定です👍
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日本はスマホの画面を見せながら 落ち着いて…
――平常を装って言った
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そう呟く彼の声には 生気が篭っていなかった
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おー!!
一体、何時間殴られたでしょう…
いや、まだ10分も経っていないですね…
冷たいコンクリートに座らされ 手首と足を強く縛られて動けない
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新たに痣を作られ、その痣をまた打たれ…血が滲む
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暴徒のリーダー
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暴徒のリーダー
暴徒のリーダー
暴徒のリーダー
暴徒のリーダー
そう上から目線で暴力のリーダーは イギリスに付いた首輪の鎖を引っ張る
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そう冷笑する彼の顔には痣と血が 痛々しく浮かぶ
暴徒のリーダー
イギリスに拳を振りかぶり そのまま殴る
イギリスは少し血を吐くが いつもの調子を戻す
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暴徒のリーダー
暴徒のリーダー
暴徒
暴徒が複数人イギリスを囲み 暴力を振るう
腹、顔、腕、様々な場所に 跡をつけていく
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暴徒のリーダー
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仲間たちは廃墟の入り口に集まり 互いの目を確認し合った
崩れかけたコンクリートの壁には苔が生え錆びた鉄骨がむき出しになっている
朝日が照らす廃墟は 光があるにも関わらず不気味な 静寂に包まれていた
緊張が全員の胸を締め付け 日本が小さく息を吐いた
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その声は普段より高く わずかに震えていた
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アメリカが拳を握り、唇を結ぶ
ロシアは無言で頷き 冷たい視線を廃墟の奥へと向けた
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一行は廃墟の薄暗い廊下を進み 足音がコンクリートに反響した
剥がれた壁紙が床に散らばり 壊れた蛍光灯が天井からぶら下がっている
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突然、扉の向こうから怒号が聞こえ 仲間たちは一斉に身構えた
ドイツが素早く合図を送り 扉を蹴破って部屋に突入する
そこには最悪の光景が広がっていた
暴徒の一人がイギリスの額に銃を突きつけ血と痣だらけのイギリスの顔が懐中電灯の光に浮かび上がる
暴徒
暴徒
暴徒の叫び声が部屋に響き 壁に反響して耳を劈く
部屋の隅では 別の暴徒がスマートフォンでこの緊迫した場面をライブ配信していた
視聴者の狂乱が、冷酷な文字となって画面を埋め尽くす
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彼の目は銃口に固定され わずかに視線を逸らした
その瞳には、諦めと 仲間を巻き込みたくないという強い意志が混じっていた
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アメリカが一歩前に出ようとしたが ロシアがその腕を掴んで制止した
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フランスが珍しく声を荒らげて言う
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その時 中国が静かに、しかし重い決意を 込めて呟いた
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その言葉が空気を切り裂くや否や 彼は電光石火の速さで動いた
暴徒のリーダーに飛びかかり イギリスを力強く押しのけて床に倒す
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パァン!!!
中国の叫びが響いた瞬間 銃声が廃墟を揺らした
乾いた音が空気を切り裂き 時間が一瞬止まったかのようだった
鮮血がコンクリートの床に滴り ゆっくりと血溜まりが広がっていく
中国は胸を押さえ、膝から崩れ落ちた
弱々しく笑いながら 彼はイギリスを見上げた
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その声はすでに弱々しく 息が途切れそうだった。
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イギリスが叫び、鎖をガチャガチャと 鳴らして這おうとする
だが、縛られた手足がそれを許さない
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混乱に乗じ、アメリカとロシアは 暴徒達を素早く制圧する
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怒号を響かせるアメリカとは裏腹に ロシアは無言で残りの敵を床に沈める
日本のフランスはイギリスに駆け寄り 手首と足に付けられた縄や解き始める
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そう呟くフランスの目には 一粒の涙が浮かんでいた
イタリアとドイツは中国に駆け寄り 応急処置をして担ぐ
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イタリアは辺りを見渡すと 配信カメラに近づき涙で震える声で叫んだ
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彼は耐えきれず顔を背け、嗚咽を漏らす
ドイツが代わりにカメラを手に取り 力任せに叩き壊す
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その一言とともに 画面がブラックアウトする
コメント欄は 「なんだこれ!」「まだ終わってない!」「中国死んだのか!?」 と混乱と残酷な興奮の渦に飲み込まれた。
Countryhumansは出口に向かって走った
埃と血の匂いが混じる中 フランスが最後尾で仲間を庇いながら 鋭い声で叫ぶ
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彼の普段の優雅さとは裏腹な 決意が顔に浮かんでいた
しかし、その瞬間 さっきの暴徒達とは違う衣装を 包んだヒトが闇から現れ
フランスの上着の裾を掴んで 引きずり倒した
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イギリスはドイツに付けられたGPSを フランスに投げつけ、先を急いだ
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フランスは地面に倒れながらも 挑発的な笑みを浮かべた
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だが、 その瞳には隠し切れない恐怖が宿り 震える指が地面を掴んでいた
廃墟の外への脱出を一応成功させた Countryhumansは中国の 回復に勤しんでいた
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周りに呼びかけるも 首を横に振るだけだった
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イギリスは解かれたロープと首輪の 跡を擦りながら、中国の血に濡れた地面を見つめる
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中国は薄く目を開け 苦しげに息を吐きながら天井を見上げた
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中国の復活で周りが喜ぶ中 イギリスは小さな声で問う
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彼は一瞬言葉を切り イギリスの目を見つめた
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その言葉は弱々しかったが、温かく 仲間への信頼が込められていた
イギリスは言葉に詰まり、唇を噛んだ
首輪の跡を無意識に触り 涙がこぼれそうになるのを堪える
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話が一段落したのを 感じた日本は叫んだ
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その声に、仲間たちの目が燃え上がる
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ドイツが中国を担ぎ またCountryhumansは動き出した
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