/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
○○
その特服は邪霊士…
○○
暗くて顔見えねぇ
稀咲
稀咲だ
○○
稀咲？なんでここに？
稀咲
お前、退院したんだってな
○○
うん
稀咲
○○、誰に刺されたか分かるか？
○○
いや、邪霊士ってことはわかったけど
○○
邪霊士の誰かはわかんない
稀咲
○○を刺したのは…
○○
ん？声ちぃさくて聞こえねぇ
稀咲
○○を刺したのは、！
稀咲
俺の手下だ
○○
え？なんでそんな事したの？
○○
ってことは私今稀咲に殺されるかもってことだよね？
稀咲
俺は○○の事が好きだった
稀咲
今も好きだ
○○
じゃあなんで、？
稀咲
佐野真一郎が死んだのは俺のせいだ
○○
？！、
稀咲
○○、お前は佐野真一郎と付き合っていたな？
○○
うん
稀咲
だから俺は佐野真一郎に深い嫉妬心を抱いた
稀咲
だから佐野真一郎を殺して○○の心の拠り所になる
稀咲
それが俺の目的だった
稀咲
けど○○はいつまでも佐野真一郎に執着し続けた
稀咲
俺の事など眼中に無かった
稀咲
何度慰めようとしても○○は俺の事を好きにはならなかった
稀咲
だから俺は決めたんだ
稀咲
「お前を殺す」って
稀咲
佐野真一郎の事ばっかり想っている○○の事を見るのは辛かった
稀咲
耐えれなかった
稀咲
だから邪霊士を使って佐野真一郎を殺したあと、お前も殺そうとした
○○
でも私は死ななかった
○○
だから今、殺しに来たと？
稀咲
いや、それは違う
稀咲
俺は○○が入院している頃、ずっとずっと○○の事が不安で寝れなかった
稀咲
なんでこんなことをしたのだろうと何度も何度も自分を責め続けた
稀咲
だからここで○○に告って
稀咲
『死ぬ』
○○
何言ってんだよ、
○○
私は稀咲が死ぬ事なんて望んでない
○○
私は稀咲を好きになる事はないと思う
○○
真一郎を殺して、私を殺そうとした稀咲を
稀咲
ほんとに、済まなかった…
○○
「ごめん」とか「済まなかった」とかじゃ許されない
○○
だけど、！
○○
稀咲には生きていて欲しい
○○
私の、幼馴染だから
○○
稀咲がしちゃった事は絶対にいけないことだけど
○○
深い執着心といき過ぎた愛でこうなっちゃったんでしょ？
○○
でもそれをいい方に捉えれば
○○
すごく一途で、人の事を愛せる心があるって事だよ
○○
だから死なないで、どうか生きて
○○
稀咲が私の事好きって言ってくれて
○○
嬉しいよ
稀咲
佐野真一郎の事も○○の事も許してなんて言わねぇ
稀咲
けど、俺が○○の事が大好きだって事は、わかってて欲しい
○○
ちゃんとその気持ち、受け取ったよ
○○
ありがとう
稀咲
邪霊士はもう終わりにすることにした
稀咲
黒薔薇はどうするんだ？
○○
真一郎を殺した犯人も、動機も分かったし、もうすることは無い
○○
私達も、終わりにするよ
○○
稀咲、いい人見つけて
○○
幸せにしてやるんだぞ
稀咲
あぁ、ありがとう
稀咲
○○も佐野真一郎を超えられるような人見つけて、幸せになれ
稀咲
俺じゃあ、○○の事幸せに出来ねぇから
○○
ありがとな、！
黒薔薇の集会
マイキー
ねぇケンちん、なんで俺たち集めらたの？
ドラケン
知らねぇよ
ドラケン
三ツ谷はなんか聞いたか？
三ツ谷
俺もなんも聞いてねぇ
一虎
なんか嫌な予感すんの俺だけか？
場地
俺もする
千冬
俺もするっす
○○
今から集会を始める
○○
今日はみんなに聞いて欲しいことがあって呼んだ！
○○
昨日、邪霊士のNo.2と会って話をした
三ツ谷
は？！
ドラケン
おいおい
一虎
あの後か？
黒薔薇
まじかよ
黒薔薇
え、やばくねぇか？
○○
佐野真一郎を殺したのも、私を殺そうとしたのも全部俺のせいだと言っていた
○○
邪霊士のNo.2は稀咲鉄太という人物で私の幼馴染だ
○○
そして稀咲は、私に好意を抱いていた
○○
私と付き合っている佐野真一郎に深い嫉妬心を抱いた稀咲は、佐野真一郎を殺した
○○
殺したあとは稀咲が私の心の拠り所になる
○○
そして、私が稀咲に恋心を抱く
○○
そんな計画だったらしい
○○
けど私は稀咲に振り向くことは無かった
○○
ずっと真一郎の事を想っている私を見ていた稀咲は嫉妬で苦しくなり、私までも殺そうという思考回路になった
○○
そして手下に私の事を殺そうとさせた
○○
これが事件の一部始終だ
○○
でも私は、稀咲を許す！
一虎
は？！
千冬
えぇぇ？！
ドラケン
はっ？！
三ツ谷
え、嘘だろ？
場地
頭打ったか？
黒薔薇
え、、、
マイキー
○○！
マイキー
俺はその稀咲ってやつを許せねぇ！
マイキー
殺してやりたいくらい…
○○
マイキー、その気持ちは分かるよ
○○
でもね、稀咲こう言ったんだ
○○
「俺は○○が入院している頃、ずっとずっと○○の事が不安で寝れなかった」
○○
「なんでこんなことをしたのだろうと何度も何度も自分を責め続けた」
○○
そして最後に、「幸せになれ」って
○○
稀咲のあの言葉は本心だって思った
○○
だからマイキー、稀咲を許して欲しい
○○
今すぐ許せなんて言わない
○○
少しずつでいい、
○○
稀咲を、許してやってくれ
マイキー
……
マイキー
わかった、、
○○
ありがとう
○○
最後に！重大発表がある
○○
本日にて、「黒薔薇」を終わりにする！！
黒薔薇
えぇ？！
黒薔薇
まじかよ…
○○
真一郎を殺した犯人も、動機もわかったし
○○
もう、する事はない
三ツ谷
○○が決めたんなら、それでいいんじゃないか？
場地
いいんじゃねーの？
千冬
俺は○○さんの言ったことですし、いいと思います！
ドラケン
俺も
一虎
まぁ、まだ少し解散したくないって言う気持ちもあるけど…
マイキー
そうだな、一虎
マイキー
でも俺は、○○に賛成だ
○○
みんな、ありがとう
○○
「黒薔薇」は私の宝だ！
○○
本当に今までありがとう
○○
絶対に黒薔薇を忘れることはないだろう
○○
最高の思い出だ！
ちゃんちゃん🎶
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
