でぽん視点
会議終了後
でぽん
ながつきの心に何か響くことをすれば治るんじゃないかということで、それぞれ思いつき次第ディスコードに送ることになった。
でぽん
…正直、不安だ。
もし他の病気みたいにながつきが何かしなきゃいけないことだったら?
もしながつきの奇病が治らなかったら?
あんな軽率に言ってしまって良かったのか?
…
…ながつきは、死なないか?
不安で、不安で不安で仕方がない。
不安と責任感に押しつぶされてしまいそう。
でぽん
いつの間にか涙を流していた。
少し恥ずかしかった。急いでバレないであろう場所へ行った。
校舎裏
でぽん
涙が出てくる。拭いても拭いても、溢れ出てくる。
でぽん
これは不安?責任感?嫌だから?逃げ出したいから?辛いから?
そう体育座りになりながら泣いていると、
???
という声が聞こえてきた。
でぽん
バレたくないので声を殺していたが、
でぽん
涙と共に声も漏れてしまう。
???
でぽん
バッと後ろを振り返る。
そこには、
くらもち
くらもちが居た。
少し…いや、かなり目の下が赤い。
元気に振る舞っているようだ。
でぽん
それでも、溢れ出てくる涙は止まらない。
止めたい、でもいろんな気持ちがどんどん込み上げてきて、止まらない。
くらもち
くらもち
くらもち
でぽん
「ながつきは絶対治る」
そう聞くと、少し安心した。
俺が泣いていたのは、多分…
ながつきが死んでしまうんじゃないかという、
「恐怖心」からなんだなと思った。
それを和らげてくれたから、安心したんだと思う。
でぽん
くらもち
くらもち
くらもち
でぽん
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