私は昼休み、中庭へ遊びに 行く習慣がある
出会いはそこで起こった
杏実
あ...
蓮
あ、こんにちは...
〝こんな所で出会えるなんて 何かの奇跡?“
二人の思いは同じだった
杏実
あの...
杏実
よくここに来るんですか?
蓮
いや、今日が初めて...
蓮
いつもは屋上で食べてるんだけど、
蓮
きょうは空いてなくて...
杏実
え?一人で食べてるんですか?
蓮
あ、うん
ご飯の時は落ち着きたいから
ご飯の時は落ち着きたいから
杏実
へぇー
意外です
意外です
蓮
そう...?
杏実
あ、ごめんなさい...
失礼だったかな...
蓮
あ、でも、こんなとこで会えるなんて...
杏実
え?
蓮
いや、別に深い意味はないんだけど、、
それって、、もしかして...
杏実
そうですよね
偶然ですね
偶然ですね
蓮
うん!
あ、嬉しい...
杏実
あの...私、いつもここにいるんです
蓮
へぇ、そうなんだ
どうでもよかったかな...
蓮
あ、俺...
蓮
明日からもここへ来ていいかな?
杏実
あ、はい…!!
杏実
あの、ひとりじゃ寂しかったので、すごく、嬉しいです...
蓮
そう?
蓮
じゃあ明日からもよろしく...
蓮
お願いします
杏実
あ、私こそ...
それから私と蓮くんは 昼休み話すようになった
蓮くんの意外な一面もしれた
蓮くんのことが好き...
その思いはもう ごまかせないものだった
そして私は...
告白を心に決めた







