名も無き……

大丈夫大丈夫

お退けてみせるさ、

僕は小さなサイコロの名も無きムードメーカー

まん丸いお月様みたいなボールの上

バランスをとって

派手に転んだりしちゃって

笑われるのが僕の仕事

席に泣いてる君を見つけた

そんな悲しい顔はしないでよ

ないちゃんもアニキも知らない君の涙に

僕は築いた

拭ってあげなくちゃ

「大丈夫、大丈夫」痛くも痒くもないんだよ

君が笑ってくれるなら

ダイジョウブダイジョウブ 無様に転ぶ僕は

小さなサイコロのの名も無きムードメーカー

泣き止まない君が言うんだ

あなたの嘘が悲しいの

って嘘なんて一つも吐いてないよ

その言葉にまた泣き出した

客席から見せない仮面の下の

あなたが隠した素顔を見せて

怪我した時痛いって辛い時は喚いて

恥ずかしいことはないんだから

大丈夫、大丈夫

上手く笑えなくていいんだよ

もう二度と嘘を吐けないように

大丈夫、大丈夫 怯えたりしなくていいんだよ

僕も一緒に泣いてあげる

大丈夫 大丈夫

君がみつけてくれた

忘れかけてた僕の笑顔

「大丈夫、大丈夫」それはまるで魔法のようだ

ほら嘘吐きムードメーカーはもう消えていなくなった

抱きしめ合う（、全員で