由紀に無理やり奥へ押し込まれてしまった
薫
……はぁ…
なんでこんなに悩んでいるんだろ
薫
好き…?
薫
違う…
薫
(ただ、楓さんが見返りも無しに私を求めてるのが)
薫
(心地良い…だけなんだ…)
薫
(そう、これは……)
恋じゃなくて 依存
薫
(そうだ…依存…なんだ…好き…って事じゃない…)
薫
……好き…じゃない…っ
透
じゃあ、なんでそんな顔してるの
薫
!
薫
…透…
薫
バイトは…
透
もう終わったよ?
透
様子がおかしいから見てみたら…
透
ブツブツ言ってさ…
薫
………っ…
薫
だって…知らない…こんなの…!
薫
こんな…
透
落ち着きなよ
薫
………
透
考えすぎだよ、薫
透
……
透
しばらくは何も考えずに、ただ
透
歳上のお友達と思い出作るって思えばいいんだよ
透
それだけ
薫
………
薫
…そう…ね…
こんなにいっぱいいっぱいになるなんて、初めて見た
薫はいつも何事も平気な顔でこなすから……、楓さんの影響って凄いんだな
透
(気づいたら考えてる、気づくのが怖いから、無意識に閉じ込めてる)
透
(怖いんだ、好きになるのが…)
透
(薫、君はもうとっくに楓さんのこと…)
薫
…………
僕は恋を知らないけど、恋の相談はいっぱい受けてきたから分かる
薫は楓さんが「好き」なんだ
透
(はぁ…恋に夢見てたからこそだな)
透
プリン、食べる?
薫
……うん
透
(今は僕が支えないと…楓さんに任せられる日まで…)






