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4年前─────
大切な友達が死んだ
敵組織の長と戦い、最終的に打ち抜かれて死んでしまった
長く、沢山の犠牲者を生んだ戦いを終わらせるのには大きすぎる代償だった
私が彼の許に着いたときにはもう遅かった
そこには彼の遺体とそれを抱きかかえる太宰の姿があった
流菜
太宰
太宰
太宰
流菜
流菜
流菜
太宰
流菜
私は直ぐに返答できなかった
いつもの私なら太宰について行ったと思う
だけど今回は違う
この先の人生が大きく変わる気がする
慎重に考えないときっと後悔する
もう後悔は…厭
流菜
太宰
流菜
流菜
流菜
流菜
太宰
流菜
流菜
流菜
太宰
太宰
太宰
流菜
流菜
現在──────
私はずっと後悔している
あの時太宰について行けばきっと今頃人を綺麗に救えていただろう
この手が濃く深く血に染まることも無かったはずだ
私は間違えたんだ
人生最後の大きな選択を