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〇〇が開けて置いた窓から 侵入したスカイはそのまま、 宿屋で一晩過ごした。一晩過ごしてから翌日、スカイが向かったのは なんと、食堂だった。

スカイ

あの…私はお腹空いた…。お腹ペコペコよ…。

トントン

なっ!?何や!?この可愛い生き物は!?

スカイ

驚かせてごめんなさい…。でも…何か美味しい料理をちょうだい…。

スカイが目の前に現れた事に 驚いたトントンは動揺しながら、 スカイの分のご飯を作るように 部下達に指示をした。

その頃、〇〇はトワから可愛い 生き物が宿屋に侵入して来た事を 聞いていた。

トワ

〇〇!

〇〇【夢主】

トワさん!

トワ

なんかね、可愛い生き物が宿屋に入っちゃったんだって!

〇〇【夢主】

その可愛い生き物って…?

トワ

〇〇も来て!せいらはまだ寝てるからチャンスよ!

〇〇【夢主】

私、トントンさんの所に行かなきゃ!

トワ

今はトントンさんの所に行かない方が良いわよ!今はその可愛い生物の分のご飯を作る事に大忙しみたいだから!

トワは他の清掃員の女性達と 一緒にスカイがいる部屋に向かって行った。〇〇は昨日の場所へと 向かって行った。

〇〇【夢主】

きっとこの窓から入っちゃったかも…。どうしよう…。私が怒られるかもしれないな…。

〇〇はこれは自分が怒られるかも しれないと落ち込んでいたその時…

〇〇【夢主】

うん…?あっ!獣だ!こっちに来る!うわぁ!

突如、赤い体をした獣が窓から 突入して来た!

〇〇【夢主】

はるてぃー!(はるてぃー…!?)

赤い獣はなんと、はるてぃーだった!

〇〇【夢主】

はるてぃー…?はるてぃーでしょ…?

赤い獣になったはるてぃーは見た感じ、何か苦しんでいるようだった…。何か苦しみ踠いているような状態だった…。

〇〇【夢主】

苦しんでるの…?うわぁ!

獣の姿のはるてぃーはすごい勢いで、窓から外に出て行った。

〇〇【夢主】

せいらの所へ行くんだ!どうしよう!

〇〇は急いでせいらの部屋に 向かった。

せいらの部屋に着いた後、何やら せいらは電話機を使って、従業員と電話をしていた。

せいら

全く!なんて事なのかしら!その子の正体は妖精「スカイ」よ!そう!スカイ!欲に駆られて、可愛らしい客を引き入れたもんよ…。私が行くまで、余計な事をするんじゃないわよ。

せいらは従業員との話を終えて、 電話を切った。

せいら

あ~あ…こんなに苦しんじゃって…。もうその男は使い物にならないわよ…。

せいらは苦しんでいる獣の姿の はるてぃーを見て、もう使い物に ならないと言って、従業員達がいる場所ヘ向かって行った。

〇〇【夢主】

はるてぃー!しっかりして!はるてぃー!

あいら

うるさいわね…。静かにして…。やっぱりちょっと透けるわね…。

〇〇の元になんと、せいらと 瓜二つの姿をした女が半分透けた 状態で現れた。

〇〇【夢主】

貴方は誰?

あいら

せいらの双子の姉よ。貴方のお陰で、ここを見物出来て面白かったわよ。さぁ、その獣を渡しなさい。

せいらと瓜二つの姿をした女はなんと、せいらの双子の姉だった。

〇〇【夢主】

はるてぃーをどうするの!苦しんでいるの!

あいら

その男は妹の手先の泥棒獣よ。私の所から、大事な判子を盗み出した。

〇〇【夢主】

はるてぃーがそんな事しない!優しい人だもん!

あいら

獣はみんな優しいわよ。優しくて、愚かよ。魔法の力を手に入れようとして、妹の弟子になるなんてね。この男は欲深い妹の言いなりよ。

あいら

さぁ、そこを退きなさい。どの道、この獣はもう助からないわよ。判子には守りの呪いがかけてあるからね。盗んだ者が〇ぬようにと。

〇〇【夢主】

いや!駄目!

すると突如、獣の姿のはるてぃーは半分透けているせいらの双子の姉を攻撃した!

あいら

あらあら…油断したわね…。

せいらの双子の姉は獣の姿のはるてぃーの攻撃を受けて、消えていった!

〇〇【夢主】

はるてぃー!あっ!駄目!きゃぁぁぁぁ!

獣の姿のはるてぃーは突然、〇〇を背中に乗せて、物凄い勢いで部屋 から出て行った!

〇〇【夢主】

はるてぃー!

獣の姿のはるてぃーに乗せられている〇〇の頭の中では何らかの記憶がフラッシュバックして来た…。

きっと過去の出来事らしき 記憶がフラッシュバックして 来たようだった…。

〇〇を乗せた獣の姿のはるてぃーは物凄い勢いでなんと、何故か食堂にたどり着いた!

トントン

うわぁぁぁぁ!!何事や!?

〇〇【夢主】

はるてぃー!

トントン

ああ!待ちなさい!

〇〇【夢主】

はるてぃー!苦しいの!?

トントン

こりゃ、あかん…。

はるてぃーは苦しみ踠き過ぎて、 もう瀕死状態になってしまった…。

〇〇【夢主】

はるてぃー!しっかり!どうしよう…!

トントン

体の中で何かが命を苦しめておる…!

〇〇【夢主】

体の中…!?

トントン

強い魔法や…!俺にはどうにもならんやけど…。

すると、獣の姿のはるてぃーは何か黒い物を吐き出した!

トントン

出た!こいつや!

〇〇【夢主】

あっ!

はるてぃーが吐き出した黒い物からなんと、判子と黒い虫が出て来た!

〇〇【夢主】

判子!

トントン

逃げた!あっち!あっち!

〇〇【夢主】

ぎゃぁぁぁぁ!!

黒い虫にビビった〇〇は間違えて、黒い虫を踏み潰してしまった!

〇〇【夢主】

トントンさん!これ!せいらのお姉ちゃんの判子なの!

トントン

あいらの!?支配者の契約品か!?そりゃ…また偉い物を…。

判子と黒い虫を吐き出した 獣の姿のはるてぃーは元の人間の姿に戻った…。

〇〇【夢主】

あっ!やっぱりはるてぃーだ!トントンさん!はるてぃーよ!

トントン

おお…。

〇〇【夢主】

はるてぃー!トントンさん…!はるてぃーが息してない…!

トントン

まだしとるわ…。魔法の傷は油断出来んのか…。

その後、〇〇はトントンと一緒に元の人間の姿に戻ったはるてぃーを宿屋の治療室に連れて行って、宿屋の治療室のベッドに寝かせた…。

トントン

ふぅー…。これで少しは落ち着くとええんやけど…。

すると、トントンからこんな事が 語られた…。

トントン

はるてぃーはな、〇〇と同じように突然ここにやって来てな、魔法使いになりたいと言いおってな、俺は反対したんや…。

トントン

魔法の弟子なんかろくな事があらへんってな…。聞かないねん…。もう帰る所は無いって、とうとうせいらの弟子になってもうた…。

トントン

その内どんどん顔色が悪なるし、目付きばかりきつくなってな…。

〇〇【夢主】

トントンさん、私、これせいらのお姉ちゃんに返して来る!返して、謝って、はるてぃーを助けてくれるように頼んでみる!お姉ちゃんのいる所を教えて!

トントン

あいらの所へか?あの魔女は怖いで…?

〇〇【夢主】

お願い!はるてぃーは私を助けてくれたの!私、はるてぃーを助けたい!

トントン

う~ん…行くにはな…行けるだろうが…帰りがな…。待ちなさい。

トントンは急いで何かを取りに 行って、自分の部屋に行った。

トワ

〇〇!ずいぶん探したのよ!

〇〇【夢主】

トワさん!

トワ

はるてぃーじゃん。何かあったの?

〇〇【夢主】

うん…。

トワ

せいらがかんかんになって、貴方の事を探してるわよ!

〇〇【夢主】

えっ?

トワ

「スカイ」と言う妖精が宿屋を彷徨っているのよ!せいらは〇〇が引き入れたって言うのよ!

〇〇【夢主】

えっ?あっ!そうかもしれない!

トワ

ええ!?本当なの!?

〇〇【夢主】

だって、可哀想だったから…。

トワ

どうすんのよ!あの子はもう数時間も彷徨っているのよ!

トントン

あった!これや!〇〇!あったで!

トワ

トントンさん、今忙しいのよ!

トントン

これが使える!

トントンが持って来たのは電車の 切符だった。

トワ

電車の切符じゃん。どこで手に入れたのよ?

トントン

使い残りや。ええか?電車で六つ目の駅や。

〇〇【夢主】

六つ目の駅?

トントン

そうや。とにかく六つ目や。

〇〇【夢主】

六つ目ね。

トントン

間違えるなよ?昔は戻りの電車もあったんだが、近頃は行きっぱなしや…。それでも行くかやで…。

〇〇【夢主】

大丈夫。帰りは線路を歩いて来るから良い。

トワ

せいらはどうすんのよ!

〇〇【夢主】

これから行く。はるてぃー、きっと戻って来るから、〇んじゃ駄目だよ。

トワ

何がどうしたのよ?

トントン

分からんか?愛や。愛。

こうして、〇〇はあいらの所に 行く前に、まずはせいらの所ヘ 向かうのだった。

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