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#ファンタジー
橘靖竜
幸いなことに次のバスは30分後の出発だった。
喫茶店でしばらくゆっくりしていた美穂も無事に合流し、少しばかり予定時刻より早く到着してしまったバスの中で、後は出発を待つだけだった。
ミホ
リュウセイ
リュウセイ
ミホ
リュウセイ
リュウセイ
ふと、その時のことだった。
美穂が携帯電話のほうに意識をやる。
ミホ
ミホ
リュウセイ
リュウセイ
ミホ
ミホ
そう言いながら、メール画面を確認した美穂の顔色が、明らかに変わった。
ミホ
ミホ
しかし、バスの時間も迫っている。
リュウセイ
ミホ
リュウセイ
ミホ
ミホ
そう言い残し、美穂は慌ただしくバスを降りてしまった。
取り残されてしまったリュウセイ。
1人では土地勘がないし、美穂を置いていくなんてことはできない。
リュウセイ
リュウセイ
慌てて荷物をおろし、それを両手にリュウセイは慌ててバスから降りた。
リュウセイ
辺りを見回しても、どこにも美穂の姿はない。
もしかして喫茶店に忘れ物でもしたのだろうか。
そう思い、先ほどの喫茶店に戻ってはみたが、しかし美穂は戻っていないようだった。
リュウセイ
すでに1本遅らせたバスを、さらにもう1本遅らせる。
駅のロータリーから出発した、本来なら自分達も乗っていたはずのバスを見送りつつ、リュウセイは溜め息を漏らす。
リュウセイ
家から車に乗って出て、なぜかやたらと赤信号に引っかかる。特に理由なんてないし、ただの偶然に過ぎないはずなのに、そこに不吉なものを感じてしまう。
それと同じような感覚に囚われるリュウセイ。
リュウセイ
得てして不幸というものは、あらゆる偶然が重なって起きてしまうものである。
この時、偶然を積み重ねていることに気づけたら、もしかして惨劇を回避することができたのかもしれない。
むろん、それを今さら言ったところで、後の祭りなのであるが。
リュウセイの証言
リュウセイ
リュウセイ
リュウセイ
リュウセイ
リュウセイ