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目の前にある道具にため息を零す。 ボビーに風呂場に押し込まれて恐らく数十分。彼の口車に乗せられて今日だけなんて返事をしてしまったのが間違いだった。 大体あいつキス上手すぎるんだよ。あんなキスされたから頭がふわふわして、何も考えられなくなって、だから......って、
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違う、俺はボビーを抱きたくて...
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抱きたくて?果たしてそんな思いをボビーに対して抱えたことがあっただろうか。可愛いとかかっこいいとか、あっても庇護欲くらいで、よく考えたらそういう欲をもったことがなくないか? どちらかというと、抱かれるのは怖い、という感情だけ。
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いよいよ自分の感情が分からなくなって頭を抱える。
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浴室の扉をコツンと叩かれて思わず持っていた道具を落としてしまう。俺の声と床に落ちた鈍い音が浴室に響く。
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いやいやいや、ボビー洗浄知ってるよね!?恥ずかしいどころじゃないけど!?扉越しに取っ手に手をかけようとしているのが見えて慌てて制止する。
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おれの返事を聞いてここを離れようとする彼にふと思ったことがあって、思わず引き止める。
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顔の見えない今なら、聞ける気がしたから。
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濁された言葉に不安と期待が募り、心臓がバクバクとなっているのが分かる。なんとか取り繕っていつものように笑いをこぼす。
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パタン、と脱衣所の扉が閉まった音が聞こえた。 ズルズルと床に座り込む。ああもう、自分の心音がうるさい。自分が期待していることを自覚してしまって顔が熱い。
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床に落ちた道具セットを拾って、意を決して封を開けた。
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俺のこと抱きたいと思ってるの?なんて急に聞かれたから、思わず本音をボロボロと零してしまいそうになった。 ニキのことを大切にしたい想いも本命だと奥手になりがちなのも本当だと言うのに、つい遊んでいた頃のクセで欲がまろび出てしまう。思わせぶりみたいで嫌なんやけどな。
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ベッドの傍に使うものを準備してベッドに沈む。 少し冷えた指先をなぞりながら息を吐く。胸の音が脳内にまで聞こえてくるようで体が強ばる。
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頬を赤らめながら呟く彼に天を仰ぐ。これ煽ってるだろ。
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脱がすのもやりたかったのに、という意見は言わないでおこう。それはいつでも出来るし、今はこの初々しさを楽しむことにする。
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何、と返事をする前に視界を覆い尽くす整った顔面と、唇に触れる柔らかくて甘い感触。
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だってお前、いつもキスしてこうへんやん。ボビーのキスは安すぎる、いつもそうやって押し切ろうとするから嫌。なんて言われたのはいつだっただろうか、その時落ち込んでいた俺に報告してあげたい。
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ちょこらびのライブの時もそうだったけどボビーって緊張しいだよね〜w なんてキャラキャラ笑いながらニキは俺の首に腕を回す。
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ニキが腕を回したままベッドに背中から倒れ込み、それに伴い俺もベッドに沈み込む。目の前で妖艶に笑う彼を見て、顔の熱がまたジワジワと広がる。
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煽るように紡がれた言葉を追いかけるようにキスを落とす。
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煽られて誘われて、やっとキス1つなんて奥手にも程があるな。自嘲を込めた笑いを零しながらニキの腰をそっとなぞる。
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こちらを見上げる薄墨色の瞳は期待と不安と、少しの怯えを孕んでいて。
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照れ隠しのように紡がれた言葉と縋るようにギュッと掴まれた服の裾に微笑を浮かべ、またそっとキスを落とした。
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あれよあれよと彼に流されて後孔の拡張が始まった....ところまでは良かったんだけど。いや別に良くないのか?もう抱きたいのか抱かれたいのか分かんないや。
まぁ気持ちの問題は置いといて、 ...ぜんっぜん気持ちよくないんですけど!?どちらかと違和感のほうが強い。指を増やしてもまだ痛みが少ないのが救いだけど、俺は後孔の違和感と時々される愛撫の絶妙な感覚に唸るばかりだった。
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ボビーがいてくれればいい、なんて言うと女々しいなんて笑われるだろうか。
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今まで一貫して中を広げる動きをしていたのが、急に何かを探すような動きに変わって困惑の色を示す。
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恥ずかしげもないまるで医者のように淡々とした発言になんと返せばいいか分からなくて眉を下げる。
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全身に電流が走ったような衝撃に身体が跳ねる。 なに、なにこれ。
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いつもする自慰行為とは種類の違う快楽に耐えられずひっきりなしに甘い声が零れる。
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今まで聞いた事のない酷く甘ったるい声も。
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背後で吐き出される明らかな熱を含んだ息も。
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背中に落とされる赤い花も。
全部に興奮してしまって。頭がバカになりそうだった。いや、まだいれないのか、なんて思考をしている時点で手遅れかもしれない。
指の動きが性急になり、ぐちゅぐちゅ、と潤滑剤がナカで混ぜられる音が大きくなる。扇情的な息遣いが耳にかかり、熱い刺激がうなじから背骨を通り抜け、ビク、と腰が浮き内腿はガクガクと震える。
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それでも達するほどの刺激ではなくて、なんともいえない幸福感が胸に広がる。 四つん這いの姿勢を保つのに耐えきれなくなって上半身だけをベッドに沈め、臀だけ上げたような体勢になる。さながら伸びをする猫のようだ。
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1度休憩を挟むか、と声をかけられ体をゴロンと仰向きにされる。いや確かに体力はないけど!!舐められすぎじゃない!?
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でもまだやらんとニキが痛い思いするし、などと悩ましげな表情で本音をぶちまけるボビーに笑い声を零す。
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彼にも庇護欲...はちょっと違うか、僕を大切にしたいという気持ちは大いにあるようで胸の内がポカポカとした。
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ただ、君と。
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眉を下げて困ったように、それでいて嬉しそうに笑う彼。でもその緋色の瞳は猛獣のように光っていて、おれはそれを見て満足気に笑った。
コメント
8件
ほんとに無知さんの書くsrnk大好きです…✨✨今回もめちゃ最高でした。続き楽しみにまってます✨ というか文章書くの上手すぎません?私にもその語彙力ちょっと分けてください…🙃
初めてで失礼します。 ほんっっっとうに最高です…最高すぎて噛み締めながら読んでます…
いやもう最高です!!もう1つ1つの言葉が私の心に来て本当に夜も寝れなくなっちゃうかも知れません!次の更新も待ってます!👍🏻