気がつけばあの日から ずっと一緒に空を飛ぶようになっていた
過去の記憶を塗りつぶすようにして空を巡り 少し話をして 一緒に眠る
そんな日々だった
蛍
蛍
蛍
蛍
蛍
蛍
そこに写っていたのは、奏多という1人のフレンドだった
蛍
蛍
蛍
ログイン通知と共に 君が此方に飛んできた
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いつもなら 出会ってすぐにそんな他愛のない話をするのだが 今日は気になることが勝ってしまった
蛍
蛍
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首を少し傾げて此方を見ている
蛍
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しまった、心の声が、と思った時にはもう遅い 今度はニコニコしながら此方を見ている。
蛍
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蛍
蛍
焦りと緊張で余計なことを口走ってしまった そんな僕のことはお構いなしに君が話を続ける
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蛍
蛍
ふと、聞くのを躊躇った自分がいた。 聞いて特別な何かだったらどうしようか 立ち直る自信がない
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笑いながら話す君 どうしようかと悩んでいると君が話を変えてしまった
蛍
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蛍
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蛍
今までこんなことは一度もなかった 悲しさで瞳が染まる
蛍
気を抜けばすぐに相手に依存してしまうこの癖を どうにかしたいものだ
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蛍
蛍
キャリーしているところなんて見たことがなければ 蝋燭の位置も覚えていない方向音痴なのに どうして?できるはずがないよな?いつもキャリーしてたの僕なのに?
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嬉しそうに話す君
何か
気に食わない
蛍
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蛍
蛍
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蛍
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蛍
蛍
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そう言って君は居なくなった
そしてそのまま僕も空を後にした
蛍
蛍
蛍
蛍
蛍
考え出したらキリのない思考が止まらない 嫉妬なんて自分が苦しいだけなのに
蛍
蛍
そうこう悩んでいると ふと思いついた
蛍
蛍
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