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故意を抱いて

第3話 - E p i s o d e . ３

2022年05月13日

#青春恋愛

#創作

#vvt

恋桃 -こと-

【きりやんside】

すまいる ────────────────

おい

なに

今日の先輩、、大丈夫…かな

俺らが首突っ込んだって先輩と親しいわけでもねえしさ

そうだけど……

そっとしとくのがいいと思うけど

まぁ……それもそうか

うん

じゃあおやすみ

おやすみ

翌日

ゆめ

(昨日のこと、どうしよう……)

ゆめ

(星出先輩と会わなければいいけど…)

休み時間 (ネタがないんです…)

ゆめ

次移動教室か

月琉(ﾙﾙ)

いこー

ゆめ

月琉！

もう一度言う…… 大好きな幼なじみですっ！

月琉(ﾙﾙ)

ん〜？

ゆめ

今度遊ぼ？

月琉(ﾙﾙ)

うん、いいよー

ゆめ

やった！

ゆめ

行こー

月琉(ﾙﾙ)

はーい

ゆめ

気晴らしにデパートに行きたくなったの

月琉(ﾙﾙ)

なんかあったの？

ゆめ

あっ、いや別になんもないよ笑

月琉(ﾙﾙ)

そう？

ゆめ

うん！

夢乃先輩！

ゆめ

ん？

あっ、えっと……

ゆめ

(ああ……そうだった…昨日見られたんだ)

ゆめ

どうしたの？

その……

大丈夫でしたか？

ゆめ

あっ、うん！

すまいる、おまえ

気にしすぎなんだって

ゆめ

そうだよ笑

月琉(ﾙﾙ)

ゆめ？やっぱなんかあったの？

ゆめ

っ……はあ……

ゆめ

まあね〜

月琉(ﾙﾙ)

なんで黙ってたの！

ゆめ

心配かけたくないに尽きます〜

月琉(ﾙﾙ)

もう……今週末は付き合ってもらうからね！

ゆめ

ふふっ、ありがと！

ゆめ

きりやんくんもすまいるくんもありがとう、ほんとに大丈夫だから安心してね

ゆめ

じゃあ、これから移動教室だから

うっす

俺らも行きます、ありがとうございました！

ゆめ

うん！

ゆめ

わけわかんない……

月琉(ﾙﾙ)

なんでよw

月琉(ﾙﾙ)

ここは〜〜で…

月琉(ﾙﾙ)

ーーになるから…こうなるの

月琉(ﾙﾙ)

ね？

ゆめ

なるほどね、さっすが月琉！

ゆめ

ありがと！

月琉(ﾙﾙ)

いやいや、そんなことないよw

もぶ

なあなあ、ここさ〜

月琉(ﾙﾙ)

ん？

ゆめ

(ほんとなんでもできるな〜……)

先生

夢乃さん、ちょっといい？

ゆめ

…はい？

先生

職員室に行って資料を貰って来てくれない？

ゆめ

えっ、な……はい…

先生

夢乃さん前の席で近かったから…ごめんねw

ゆめ

…大丈夫です笑

ゆめ

(自分で行けや……)

ゆめ

失礼します。高野先生の資料を預かりに来たんですけど…

先生

どれか分かる？

ゆめ

あ、えっと……

ゆめ

今やってる内容のはこれ…ですかね…？

先生

これかしら？

ゆめ

はい、多分

先生

はい、どうぞ

ゆめ

ありがとうございます

ゆめ

失礼しました

ゆめ

(まじであいつ、自分で取りに行けば良かったのに…)

ゆめ

(私はパシリでも奴隷でもないっての…もう……)

失礼しました

その声が聴こえた途端、足を止めた。背筋が凍った。

ゆめ

(え……まって…)

トラウマ。恐怖。拒絶。

そう分かっていても、動けない

ゆめ

(早く、行かなきゃ)

星出侑

夢乃さん

ゆめ

っ……

星出侑

どうしたの？

ゆめ

先輩こそ、、どうしたんですか…

星出侑

俺？気分悪くてね

星出侑

保健室行ってたんだ

星出侑

まさか君に会うとはね笑

ゆめ

……来ないで…

星出侑

え…？w

ゆめ

怖いんです…

星出侑

まさか昨日のが？w

ゆめ

…………

星出侑

嘘言うなよw

ゆめ

ほんとです…だから…

星出侑

あーもう分かったよ

星出侑

でも、許してないからな

ゆめ

(気分が悪いのはこっちの方だ…)

ゆめ

失礼します…

星出侑

はーい

ゆめ

(怖い…本当に……)

ゆめ

(早く離れたい…)

先輩？

ゆめ

……！

どうしたんすか

ゆめ

先生に頼まれて職員室に

そうなんすね

気分悪そうですけど、大丈夫ですか？

ゆめ

あー、うん笑

ゆめ

ぶるーくくんはどうしたの？

あ、これっす

そう言って膝の怪我を見せてきた

ゆめ

うっわ、結構思いっきり行ったね…

ゆめ

いたそー

と言って傷を見つめた

そんなに見つめてもなんも出ませんよ

ゆめ

あっ、ご、ごめんね💦

グロいの平気なんすね

ゆめ

あー、確かにw

無意識すかww

ゆめ

みたいだね笑

ゆめ

じゃあ、お大事に

あざす！

ご飯のお時間！！

ゆめ

ご飯たーべよ

月琉(ﾙﾙ)

あれ、昨日後輩くんと今日食べるとか約束したんじゃないの？

ゆめ

…なんで月琉が覚えてんのか……

ゆめ

そうだったね、ごめんね行ってくる

月琉(ﾙﾙ)

いーのいーの

ゆめ

あ、月琉もくるっ？

ゆめ

ねっ！いいでしょ！

月琉(ﾙﾙ)

え、で、でも後輩くんは…？

ゆめ

多分幼なじみだから許してくれるわ

月琉(ﾙﾙ)

何それw

月琉(ﾙﾙ)

お！噂をすれば…

せーんぱーい！

ゆめ

来たね

もぶ

またあの子だ……可愛いよね〜

もぶ

あいつまた来てんのか！w

えっへへ…w

ゆめ

(ｱ”ｱ”…かわいい……)

ゆめ

行こっかなかむくん！

うっす！

ゆめ

と……今日は勢揃いなんだね…

全員居ますよ〜

ゆめ

今日から幼なじみの月琉も同席させていただきます

月琉(ﾙﾙ)

今日「から」ってなによ！

月琉(ﾙﾙ)

まーゆめと食べれるならどーでもいいけど

月琉(ﾙﾙ)

初めましてゆめの幼なじみの月河月琉です、よろしくね！

sha

月河先輩のことは知ってますよ

月琉(ﾙﾙ)

えっ……いつどこかで会いました?!

sha

あ、いや……ピアノのコンテストで…

月琉(ﾙﾙ)

あっなるほど！

月琉(ﾙﾙ)

なんかごめんね

sha

大丈夫っす

ゆめ

はい、ところでなかむくん食べる場所は決めてきましたか？

なんかめんどいので普通に食堂行きましょう！

ゆめ

(いかにもらしい返答が来た……)

ゆめ

行こっかー

(先輩の隣すーわろっ♪)

なんか楽しそうだなあいつ

だね

食堂っぽくないけど食堂だよ

ゆめ

みんな手作りだもんね、すごい

それほどでも〜っ

sha

調子のんな

先輩は手作りじゃないんですか？

ゆめ

手作りだよ

じゃあ先輩もすごいじゃないですか？w

ゆめ

そうかな…w

ゆめ

でも月琉のお弁当はほんとに美味しくてすごいんだよ！

月琉(ﾙﾙ)

ハードルあげないでよ

と言いながらお弁当箱の蓋を開ける

うっわー！！美味そう！

確かにすごいな…

夢乃先輩よりはるかに……

ゆめ

どったのなかむくん^^

な、なんでも…

月琉(ﾙﾙ)

ゆめ舐められてんじゃんw

ゆめ

うるさい♡

月琉(ﾙﾙ)

なに、どうしたの、似合ってないよ

ゆめ

分かってるっての！

月琉(ﾙﾙ)

そう？あーところでさ

月琉(ﾙﾙ)

ゆめなんかあったんでしょ？

ゆめ

(も〜っ、月琉のばか！)

ゆめ

あーえっと〜……

先輩…？

(月河先輩……あほだな…)

(質問された時なんて答えようかな)

ゆめ

ん〜……

隠さないでください！

俺ら何しても先輩の味方ですから！

もう言ったらどうですか？

どうせバレます

ゆめ

まぁ…それもそうか……

ゆめ

いや、あのね？

私は周りにいる人に聞こえていないか注意を払いつつ、星出先輩のとのことを話した。

月琉(ﾙﾙ)

ゆめ……

月琉(ﾙﾙ)

そんな、なんで…

ゆめ

いや別にそこまで深刻なことじゃないからw

そんなことないです！その人ぶっ潰します！

ゆめ

そこまでしなくていいよ〜w

【なかむside】

そんなことないです！その人ぶっ潰します！

ゆめ

そこまでしなくていいよ〜w

(でも……)

そういうと月河先輩と話し始めたきんとき達も箸を進める

(先輩のファーストキスを奪った？)

(しかも無理やり？)

(そんなのいくら財閥の息子でもダメでしょ…)

(相手の任意なしでやったって……)

(星出侑…)

確かに星出と言う苗字は聞いたことがあった

でも、いくらいい家系だったとしても

俺の唯一一目惚れした人に辛い思いをさせる人は許さない

絶対許さない…

sha

声に出てるぞ

…！

考え事をしていた頭をふっとあげて見ると

ただただ水を飲んでいるしゃーくんが俺を見ていた

おまえ…弁当は？

sha

俺食う量少ないじゃん？

あーそっか

sha

夢乃先輩の件、さっきすまいるときりやんが知ってたって白状した

sha

通りでこの有様

と言って横に目を流すと

なんでだよ！

お前ら、なんでおしえてくんなかったの？

てかなんで助けなかったんだよ

そうだよ！先輩の気持ちくらい多少分かるだろ！

俺だって何かしてあげたかったよ！

教えなかったのは先輩が言うなって言ったから

でもそれはそうとして────

質問攻めにあっていた

…はは.w

sha

なかむさ

sha

夢乃先輩好きなんだろ？

おい、ばか！聞こえるｯ…

sha

先輩達どっか行ったよ

sha

なんか考え事してるうちに

あ……

sha

本気で好きなら本気で守れ

sha

女性ってあーいうの怖いでしょ、絶対

まぁ……だろうね

sha

守ってやんなよ

うん、分かっ

sha

あ、でもなかむまで無理やりキスとかするなよ？

はぁ?!するわけないだろ！

sha

はいはいそうですか、ならいいでーす

なんだよそれぇ！

なかむ

ん？

先輩のこと、黙っててごめんな

ほら、なかむ…好きじゃん

1番になかむが頭の中にでてきた

でも、教えてやれなくて、ごめ

謝んな

お前は悪くないことくらい分かってる

すまいるも

え〜wなんか、なかむらしくなーいw

どういう意味だ？

さ〜？ww

ぶるーくおまえ、後で殴られるかもな…

ご愁傷様です……

え、え酷くない？ねぇ、まって？酷くない？

それでなかむどうすんの

そりゃあ……

先輩ともっと親しくなる

だから、邪魔しないでね…

そう言って俺はその席から離れた

あっ、おいなかむ！

そんな言葉を背に

こんなの俺らしくない

分かってる、分かってるんだ…

でも……

無理なんだ……っ…

あんな話を聞かされて我慢出来るわけが無い

放課後

ゆめ

つっかれた〜っ……

月琉(ﾙﾙ)

だねぇ〜

ゆめ

明日もがんばろーね

月琉(ﾙﾙ)

もちろん！

ゆめ

あ、てか

ゆめ

コナンの映画見たい

月琉(ﾙﾙ)

あー、あれ面白そうだった

ゆめ

だよね、明後日行こ

月琉(ﾙﾙ)

あたりまえじゃん！

月琉(ﾙﾙ)

約束したもの

ゆめ

あっ、そうだった

月琉(ﾙﾙ)

忘れてたのか！

ゆめ

ごめんってw

ゆめ

ただいま〜

弟(13)

おかえり

ゆめ

今日早いね

弟(13)

先生の会が入って早くなった

ゆめ

そうなんだ

弟(13)

夕香姉ちゃん今日遅くなるって電話もらった

ゆめ

そっか、じゃあ今日は私が作るね

弟(13)

ゆめ姉ちゃんも作れんだ

ゆめ

当たり前でしょ！見たことあるでしょーが！

弟(13)

そうだけどさー

ゆめ

何よ〜

弟(13)

夕香姉ちゃんのが美味しそうだもん……

ゆめ

ほんとあんたったら

弟(13)

俺もう中学生だしー

ゆめ

そういうとこが中学生らしくないのよ

弟(13)

はぁ？

ゆめ

はいはい、作るから座っときな

弟(13)

はーい

ゆめ

それは聞くんだ……w

それから数分後

ゆめ

よしっ、あとは

ゆめ

ご飯よそって終わりか

ゆめ

和輝〜、ご飯できたよー

弟(13)

やった！

ゆめ

はい

弟(13)

いただきます！

ゆめ

よし、終わり

ゆめ

せーの

弟(13)

いただきまーすっ！

ゆめ

いただきます

弟(13)

おお！思ってたよりうめえ！

ゆめ

失礼な……

ゆめ

これで分かったでしょ？

ゆめ

姉ちゃんもすごいんだから

弟(13)

夕香姉ちゃんと同レベルだね

ゆめ

そこまで褒めろとは言ってないよw

そんな話をしていると

ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ

ゆめ

んっ、誰だろ…

ゆめ

はーい

こんばんは、先輩

ゆめ

こんばんは、なかむくん

弟(13)

姉ちゃん、だれ！

弟(13)

……まじで誰なの…

ゆめ

ご飯食べてなさいよ！

弟(13)

え〜……

ゆめ

ごめんねなかむくん

いえいえ！

こんばんは、先輩の弟くんだよね？

弟(13)

はい！

弟(13)

和輝って言います

僕はなかむ、和輝くんよろしくね

弟(13)

よろしくね、なかむさん！

ゆめ

それで、どうしたの？

僕の部屋に来て欲しいんだ

弟(13)

何、やらしいことでもすんのぉ？

ゆめ

何言って

するよー！

ゆめ

はっ、何言ってっ、勘違いするからっ！

ゆめ

何言ってんの！なかむくん！！

すみません…w

冗談です…w

(本気でしたい…付き合いたい……)

(けどまだダメだ！！がんばれ俺！)

弟(13)

うっわ〜、姉ちゃんやらしーw

ゆめ

バカ言ってんじゃないよ、早くご飯食べてきな

弟(13)

はーい

ゆめ

なんかごめんね笑

ゆめ

まだ中学1年生だから…w

絶対っすw

俺こそすみませんw

ゆめ

大丈夫大丈夫w

あー、やらしいことはしないんで、安心してください

ゆめ

うん、そうする笑

あっ、えっと先輩頭いいですよね？

だから、教えて欲しくて……

ゆめ

なかむくんも頭いいのに！

(まあ、一応得意ではあるけど…)

そうですかね笑

苦手なとこ教えて欲しいんで

明日の放課後、いいっすか？

ゆめ

うん、いいよ！

あざす！！

じゃあ、おやすみなさい！

ゆめ

うん、おやすみ〜

なかむの部屋

ふぅ〜……寝るかー

先輩にあんなこと言っちゃったけど……

付き合ったら何してもいいよな……そうだよな…

ファーストキス……か

絶対上から塗りつぶしてやる

故意を抱いて

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