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君と私の一年タイムリミット。

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君と私の一年タイムリミット。

11 - 君と私の一年タイムリミット。#11

♥

222

2019年12月20日

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柚木 明日香

戻りました〜!

部屋に着くと10時55分。 なんとか間に合ったと安堵し、私は飲み物やらお菓子やらを机に置いた。

藤堂 真冬

おキタキタ〜。

一ノ瀬 彼方

もう始まる?

山崎 光

あと五分。

五分後

一ノ瀬 彼方

始めるよ。

柚木 明日香

おー!

キャスが始まった。

いきなり始めたというのにコメント欄はすごいスピードで 書き進められていった。

そらる

あ、あー、

そらる

こんばんは〜。

まふまふ

こんばんは〜。

Luz

こんばんは〜。

3人つづけて言ったので、私も言った方がいいのかと 口を開こうとした。

するとそらるさんは人差し指を唇に当て 「しーっ」 とジェスチャーをした。

今度はそらるさんが口を開き、

そらる

今日はスペシャルゲストをお呼びしました!

と言いながら私の方を見た。

こめこ

あ、こめこです。

私はあまりキャスをしないのでなんといえば良いのか分からず、 とりあえず名前言ってみた。

何気なく自分のスマホでコメントを見てみたら ものすごい量のコメントが....多くね?

たかはし: こめこさん!?

さかたぬき: まじか。

黒い猫: ∑(°口°๑)

天🌙*゚: わぁ。

数十分後

キャスを終えた。

幸い、誹謗中傷などは少なく、楽しく配信をすることができた。

柚木 明日香

ふぅー。

柚木 明日香

緊張したぁ。

そらる

ww

まふまふ

そろそろ寝ましょうよ。

Luz

zzz....もう食べれない...

そらる

.....寝るか。

私は気がつくとどこかの何もなくただ薄暗い道に 呆然と立ち尽くしていた。

目の前には母や父、まふさん、一ノ瀬さん、Luzさん、小学生の頃の 教師など、私が今まで出会った人間が立っていた。

その人たちは私に気づいていないのか、興味がないのか、 こちらなど見ず、少し光の指している方へ歩いて行った。

柚木 明日香

待って!

柚木 明日香

行かないで!

怖くなった私は必死に叫んだ。

それでもその人たちはぞろぞろと光の差す方へ歩いていた。

柚木 明日香

あッ..まっ..て

心が締め付けられる。

声が出ない。

意識が闇に吸い込まれていく

柚木 明日香

ッはぁはぁ。

柚木 明日香

今のは....

柚木 明日香

柚木 明日香

夢?

夢だとわかってもなお、あの時の胸を締め付けられる感覚は私の中に 残っていた。

私の頬を一筋の涙が濡らし、やがてぽろぽろと涙が止まらなくなった。

私は少し頭を冷やそうと外を歩いていた。

少し歩いて行くとまふさんがいた。

私は先程みた夢を思い出して、 私のことを置いていってしまうのかと思うと 怖くて仕方がなく涙が流れてきた

藤堂 真冬

藤堂 真冬

!!

私に気がついたまふさんは 何も言わず、ただ隣で私が落ち着くのを待ってくれた。

部屋に戻るとLuzさんとそらるさんは起きており、 私たちは食堂へ向かった。

山崎 光

いただきまぁす。。

Luzさんは盛り付けた料理を少し眠そうに食べ始めた。

柚木 明日香

いただきます。

一ノ瀬 彼方

○▽◎△◆....

藤堂 真冬

そらるさん。
なんて?

そらる

ひははひまふ。。。
(いただきます)

私たちは東京に戻り帰路を歩いていた。

勿論、Luzさんと私達は家の場所が違うので途中で道を別れた。

柚木 明日香

楽しかったですね。

藤堂 真冬

そうだねぇ。

一ノ瀬 彼方

早く帰ってゲームしたい。。

柚木 明日香

私は帰ったらMixでもしますかねぇ。

そんなことを話しながら歩いていると 聞き覚えがある....?声が聞こえてきた。

???

あれっ?

???

そらるんとまふくんと....こめこさん?

柚木 明日香

あっ、はい!

???

つっきーは...いないんや( ᐛ )و

大変お久しぶりです。

投稿が遅くなってしまいました。

こんな物語にも、コメントや評価をしていただけるとありがたいです。

閲覧ありがとうございました。

君と私の一年タイムリミット。

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