『偽りと真実の電話』
車(後部座席) 椿視点
椿月
悠真
椿月
もう2ヶ月翔の声を聞いてない
椿月
悠真
椿月
椿月
悠真
プルルルルルル プルルルルルル
碧
椿月
椿月
碧
碧
椿月
今はなんか出ちゃいけない 気がする...
でも声を聞きたい
私は欲に勝てず 通話ボタンを押した。
部屋 翔 視点
昨日の着物の柄が頭から離れない
翔
椿にかぎってそんなことはない...はず
翔
翔
いやこれは''もしも''という可能性が 怖くて逃げてるだけだ
ただの
''我儘''
翔
僕は、スマホを開き 椿のアイコンをタップした。
部屋には、着信音と心音が響いた。
電話
翔
通話
00:00
翔
椿月
翔
翔
椿月
椿の声を聞いたら落ち着いてきた
翔
椿月
でも少し声が疲れてる気がする
翔
椿月
翔
椿月
椿月
翔
椿月
椿月
翔
椿月
椿月
ほんとにこんな優しい椿が 極道の人間なんだろうか
翔
椿月
翔
椿月
翔
翔
翔
椿月
椿の声が震えていた。 まるでなにかに動揺しているよう だった。
翔
翔
翔
翔
''極道の人間じゃないよね?''
椿月
椿月
椿月
なんでそんな必死そうなんだろう
翔
翔
椿月
翔
椿月
椿月
翔
翔
椿月
翔
通話
25:01
車(後部座席) 椿月 視点
ツーツーツー
ゴトンッ(スマホをおく)
息が苦しい 心音がうるさい
椿月
悠真
椿月
椿月
椿月
碧
碧
''若頭ってこと''
椿月
碧
椿月
椿月
椿月
悠真
椿月
椿月
椿月
碧
''我儘''
椿月
椿月
悠真
悠真
悠真
''犯罪者''
悠真
椿月
碧
碧
碧
椿月
伝えなきゃいけない、わかってる
でも、もう少しだけ 夢を見ていたいから
我儘でごめん...
翔だけは諦めたくないの
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