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💚サイド
どのくらい走っただろう。
💚「はぁ、はぁ…。」
めめからキスしたわけじゃないって分かってる。
分かってるのに。
僕より、大西くんの方がいいんじゃないかって考えちゃうのはなんで?
僕はめめの彼氏だ。
って胸を張って言えないのはなんで?
なんで逃げたの?
💚「うぅっ…。」
こんな自分が嫌だ。
消えていなくなりたい。
?「あれ?あべちゃん?」
聞き覚えのある声がした。
🧡💫サイド
目黒くんとキスした後、
僕はその場からすぐ離れた。
阿部くんにもバッチリ見られたし、
修羅場になったはず。
さすがにもう戻れないでしょ。
前の関係には。
そう思い込んでた。
🖤サイド
俺はそのままその場に立ち尽くしていた。
あべちゃんのこと泣かせちゃった。
俺が鈍感だから。
本当にダメなやつ。
あべちゃんのこと幸せにするって決めたのに。
泣かせてどうすんの。
?「あれ、目黒じゃん。」
聞き覚えのある声がした。
その方を見るとそこには、
しょっぴーと舘さんが立っていた。
💙「なんでって、仕事。」
❤️「阿部とふっかのとは別のだけどね。」
💙「あべちゃんと一緒じゃないの?」
🖤「ちょっといろいろあって…、」
あったことを2人に全て話した。
💙「まじか…。」
❤️「で、めめはどうしたいの?」
俺はどうしたい、か。
もう戻れないのかもしれない。
今までのようには。
でも、あべちゃんに謝りたい。
泣かせてしまったこと。
辛い思いさせたこと。
🖤「俺は…、あべちゃんと話したい。」
伝えなくちゃ。
誤解だよって。
俺にはあべちゃんしかいないって。
大好きだからって。
思ってること全部、
全部話して、
あべちゃんの不安を少しでも少なくしたい。
あべちゃんにも思ってること全部話してもらいたい。
これが俺の思い。
🖤「2人ともありがとう。」
❤️「どういたしまして。」
💙「…俺は嫌だから。2人が別れるとか。がんばれよ。めめ。」
そう2人に背中を押されて、俺は走り出した。
あべちゃんを探しに。