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深澤side
「よし、始めよう」
今日は人狼ゲームをする。といっても普通の人狼ではない。
“リアル人狼ゲーム“だ。
誰が企画したのかは分からない。いつもの撮影場所に来たら、ただ台本にこう書いてあった。
企画:リアル人狼ゲーム
ルール:いつもの人狼とやり方は変わらない。人狼を実際にやってもらうだけ。
夜になったら予約したホテルに部屋に寝泊まりをする。
寝る前に必ず睡眠薬を飲む。
もしもルールを破ったり、企画をやらなかったりしたら殺し屋が殺害する。
こんなの誰が考えた企画なんだ。
それに今日はスタッフさん達が来なくて自分たちだけで行うものだから。
それを見計らって企画を考えたのだろう。
それに、
考えたのは“メンバーの誰か“なんだから。
きっと、殺し屋という者もメンバーの誰かなんだろうな。
このメンバーの中にいるなんて。
考えたくもない。
ラウ「ふっかさん。本当にするの？」
だよな。こんなの、誰もしたくないよな。
でもしないと。殺されるんだよ？
「するよ。覚悟はできてる。」
心を鬼にするんだ。
そして、殺し屋を絶対に見つける。
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