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🐇「おーい、なんで10秒も経たずにうちの番犬たちにみんな捕まるのかな…弟くん?」
🦊「しらね。俺ァ弟子しか見る気ねェし」
🥀「やっぱり後輩よりも弱いな!カゲ!」
🥀「私達が育てた後輩より弱いのは当たり前だろ!ヒカ!」
ヒーロー科のABはみんな怪我もなく捕まっている。一方、のりおは……
✞✟「もたもたせず立ち上がれ、そんな手合わせじゃ自分どころか、お狐様にも呆れられるズラよ〜?まだまだ行ける…ズラね??」
🪙「当然!!」
個性なしでズラ補佐官にビシバシ鍛えられてる。残りのメンツはというと…
🔪『ねぇねぇ、ジュディンガーの猫って知ってる?』
🔨「ボク知ってるヨ。教祖様教えてくれたことだしネ」
🇨🇳「む?」
🔪『あ、親分は覚えてない?猫で、ものすごーく簡単に説明すると…入ったら死ぬかもしれない箱に猫を入れた。生きてるか死んでるか開けてみないと誰にも分からない。普通は箱の中の生きてるか死んでるかは開ける前から決まっていると思うじゃん?』
🔨「マ、普通ならそうだよネ」
🇨🇳「む」
🔪『でも、オレが知ってる重子力学の考え方では箱を開けるまでは生きた猫も死んだ猫も両方存在するということになっちゃうの。観測者が箱を開けるまでは猫の生死は決定していない。箱を開け確認したその瞬間、初めて”箱の中身”が決まるっていう考えなの。だから、開けるまでの箱の中には生きてる猫も死んでる猫も両方存在している。それを分かりやすく”パラレルワールド”っていうヒトもいるけどね』
🔨「やっぱり…これだから楽しみになる好奇心は止まらないんだよネ」
🇨🇳「むぅ」
全く関係ない話で盛りあがっている。運命神教は噂では怖い印象やもっと宗教感が多い気がするが、これが普段の浅草運命神教の上とその補佐官達(⚠今のズラは例外で)
🐇「はぁ……よし、みんな休憩だ。ズラ補佐官は少しくらいのりおを休憩させろ」
✞✟「了解ズラ!」
🔪『ばぶちゃん容赦ないね!』
🔨「そんなばぶちゃんも面白いヨ!」
✞✟「慰めになってないズラ〜!」
🪙「前々から思ってたのですけど……なんでズラ補佐官のことを教祖様とルス補佐官は、ばぶちゃん呼びなんですか?」
🦊「あァ?初対面の時にばぶちゃんっぽいからっつう理由でリーダーが付けた」
🪙「ズラ補佐官公認なんですね」
🐇「いや、最初の方は非公認だったが諦めも肝心だからズラ補佐官の方が諦めた」
🥀「この菓子うめぇな!」
🥀「なんつうヤツだ?」
🪙「最近の流行りだそうです」
🔪『へー、これが最近の流行ねぇ……文明と似てるよ。みんな同じように盛り上がっては消えて行くところが特に。』
🪙「あ、これはツッコんだら負けですね」
🐇「正解だよのりおくん。君はもう適応力の化身か何かだろ」
今日は死体組の親分と自分、ズラ補佐官のプライベートの1部と仕事を紹介するズラ!
まず起床。
✞✟「ふわぁ〜你好…ズラ」
🇨🇳「你好。む!」
自分は癖で寝る…というよりも気絶した状態で休む時は土の中。親分は運命神教初期の頃は土の中、でも最近は気絶すらしないズラね
あれ?親分が箱に成人男性並大きさの死体を小さい箱に詰めて持ってきたズラ!最近は処理する死体も多くなってもはや食料だった死体がおもちゃズラよ
🇨🇳「む、むむぅ!」
✞✟「親分、それ手足入りきってないズラ!無効ズラよ!」
次はお仕事ズラ!基本は任務をするズラね。今回のお仕事は麻薬を浅草で勝手に販売しようとした奴の始末ズラ!
「くたばれ化け物!! 」
ズラ補佐官の額目掛け、銃を撃った。しかし、口からその銃を吐き出してターゲットの額に返した
✞✟「忘れ物はダメ〜!さて、親分!そろそろご飯の時間ズラ!」
🇨🇳「むぅ〜!」
🔪『あれ?親分とばぶちゃん!!』
🔨「ばぶちゃん達、何してるネ?」
✞✟「昼食ズラ!」
🔪『ばぶちゃんの手作り?みたーい!』
教祖様とルス補佐官は食事が必要ないズラ!でも教祖様は心臓を体内に吸収する事で力が増すから自分が作る料理は好評ズラね!
✞✟「本日のメニューは、麻薬を浅草で勝手に販売しようとした人間を残さず使った素材の味コース。
・シェフのいちおし!とってもやわらかく、煮込んだ人間シチュー&目玉と指のソテー
・心臓のレアステーキ!食感がとてもいい
・脳みそ丼!お好みでソイソース、とても濃厚なので食べ過ぎ注意
・タン塩と血肉ジュレのカクテルサラダ!サッパリしておいしい前菜にピッタリ
・頭部の肉をふんだんにベッドドッグ!手が離せない、持ち歩きたい時にオススメ
の5品ズラよ! 」
🔪『レアステーキとソテーを1つ!ルースは何がいい?』
🔨「カクテルサラダだネ。食べる必要ないけどサッパリしてるのが欲しいからヨ」
✞✟「了解!親分は?」
🇨🇳「む、む!」
✞✟「脳みそ丼とベッドドッグ、ズラね。」
こうして昼食を終えたら親分は教祖様と書類ズラ。忙しい時は午後の暗くなった時間からまた仕事ズラね。今日はそんなことないズラからその間に副業ズラ!補佐官達は暇な時は大抵副業を許可されてるものズラ。例えでいえば……ヒカカゲの補佐官の副業は番犬!自分の場合は死体処理ズラ!因みにルス補佐官の仕事は拷問ズラね。
ということで!今からルス補佐官が拷問した後の死体処理の為に、拷問牢屋に行くズラ!
✞✟「ルス補佐官…今回は随分痛めつけるズラね」
🔨「うっさいヨ。もう仕事は終わったネ」
運命神教ならではの副業内自由は、ノルマさえ終えればその人間を好きなように扱って構わないというものズラ。確かに自分も死体を自由に使って料理してるズラね…
この牢屋は血の匂いが染み付いていて拷問器具やカードゲーム、ボードゲーム、ミニサーカスやミニ遊園地まで揃ってるルス補佐官専用の牢屋ズラよ。今拷問されているのは浅草付近の土地で人身売買をしたクソ女ズラ
「お願い、いやぁ…」
🔨「えぇ〜なんでそんなに嫌がるのヨ?ボクらさっきまであんなにゲームで遊んでたじゃんネ?」
周囲は血塗れ、人間も結構絶望していて近くにはカードが散らばっている。おおよそ、ゲームに勝ったら何かしてあげるとかで希望を持たせてゲームをして、案の定ルス補佐官が勝ったという流れズラね。
「嫌っ……殺さないでッ」
🔨「うんうん、まぁいい反応だネ。ボクは強いヤツと遊ぶのも好きだけど弱いヤツの命乞いも好きなんだよネ。カナシイ?イタイかな?泣いていいヨ?」
あ、そろそろ時間が押してるズラ…この後はこの人身売買をした女の素材を使って晩御飯作らないと間に合わないズラね…
✞✟「うーん…ルス補佐官。そろそろいいズラか?まだ仕事残ってるんズラよ」
🔨「えぇ…こっからがオモシロイのに?ほら見て?この子、さっきまであんなにキレーな顔してたのに足掻いて苦しんで血と涙でボロボロ……生きるために必死で楽しいネ!」
鎌で首を狩る寸前なのは人間から見れば死神と思う状況だと思うズラ…でも自分から見れば駄々こねてるだけズラよ、これは
「お願い…助けてッ、私まだ…」
✞✟「はぁ…あのさぁ…お前、助け求める相手間違えてるぞ」
🔨「アッハハ!さすがぁズラ補佐官!じゃあそろそろ終わらせるヨ〜?」
「イヤッ、たすけて!!!死にたくない!!!」
うるさいと内心思っていたら、その言葉を最後に、人間は事切れた。
🔨「このニンゲンもバカだねぇ…”助けて”なんてボクらに使っても意味ないんだヨ……ってもう死んじゃってるネ!」
✞✟「ルス補佐官、晩御飯の為に解体するからその間お風呂入ってきて欲しいズラ」
🔨「わかったヨ」
おまけ
ホラー映画鑑賞中
🔪『家に殺人鬼出たら怖くない?』
✞✟「スプラッター系はちょっと…ね?親分」
🇨🇳「む。」
🔨「ゴシックホラーはネ…」
🦊「オカルトホラーはちっとな…」
🥀「モンスター系は無理だな!」
🥀「それな!」
🐇「弟くんと番犬達は分かる。でも残りは鏡見るか自分の胸に手を当てて問え。そのホラーに出でくる人物に自身が該当するということを理解しろ」
次回、浅草の英雄
僕のお気に入り、ルースくんはどう?結構面白いでしょ!特にこの思考が!次回は浅草運命神教ができる前に居た人物だよ!お楽しみに!