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短編です
どうして
どうしてこうなったんだろう
「疲れた」
別に恵まれなかった訳じゃないでも”あいつ”に出会ってから何もかも変わった。”あいつ”は誰もが望むものを持ってて、人望も厚く誰もが惹かれていった…最初は好奇心から”あいつ”に話しかけたんだ。 でも段々と色んな表情を見せてくれるようになって それを全部見てみたいと思った。 一緒にいるうちに友達、親友って仲良くなって友情、友愛ってのを知った。幸せだった。 だけど進学して”あいつ”は忙しくなって、 それでも 一緒にいる時間を大事にしてくれて 嬉しかった。 でも自分も忙しくなって会える時間も更に減ってしまったんだ。それでも会う度”あいつ”はいつも笑顔で…”あいつ”が笑顔なら良いとも思えた、だけど 「新しい友達ができた」って嬉しそうに自分に言ったんだ….よく分からない感情が湧いた、 恋とかきらびやかなのじゃなくて もっと黒くて醜いその瞬間 「誰にも渡さない、”あいつ”は誰にも見せてやらない」って思った。鳥肌が立った。 自分はこんなにも醜く”あいつ”はあんなにも輝いてる
「隠さなければ」
自分がこんな事を考えてるって”あいつ”に知られれば自分から離れて行くかもしれない
「そんなの嫌だ耐えられない」
自分の一番は”あいつ”なのに”あいつ”の一番は 自分じゃない。
この気持ちは何なのか 依存や執着が一番近くて それを考える度に、自分のこの気持ちを殺して綺麗に隠して… ”あいつ”にはこんな気持ちを持つような奴じゃなくて綺麗な人を選んで欲しい。 こんなに苦しいなんて知らなかった。 自分がぐちゃぐちゃだ。
知って欲しくないのに知って欲しい。 全てを打ち明けたい
それでも
私は今日も隠す。
あなたの親友aを演じてあなたが幸せであれるように