テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
第8話『ナシゴレン星(旧・ジャカルタ)』
バトルロワイヤル第18回大会、インドネシア代表が敗北し、
勝者・スウェーデン代表の料理評論家がこうつぶやいた。
「この国、全部……ナシゴレンの味がする……」
その一言が、全世界配信中に爆発的バズ。
政府は判断を迫られ、24時間以内に改名を決定。
「ジャカルタ」→「ナシゴレン星」。
以後、都市は星として扱われ、市民の公式あいさつは“ごちナシ!”に変更された。
■登場人物(見た目とキャラ)
●サテ・ボンバ(36)
元屋台料理人。鍋型の帽子に「I♡Nasi」のTシャツ、フライパンを背負っている。
筋肉モリモリ、油を腕で止める男。
「料理は戦争だ!だが、ナシゴレンは平和だ!」
●ミナ・テンペ(28)
テンペ(大豆の発酵食品)推しのフードスタイリスト。スカートが目玉焼き柄、イヤリングはミニガスコンロ。
「おいしいは正義。ビジュ盛りは義務!」
●マリ・ガル(16)
高校生シンガー。制服の上からナシゴレン風ポンチョを羽織り、口癖は「ジュージューって音、好き」
→ 登場のたびBGM付き。火力に敏感。
「調味料で心を殴る。これがうちらのポリシー!」
●バン・バンクック(年齢不詳)
“炊飯術師”を名乗る謎の老人。衣装は米袋と魚醤瓶のミックスドレス。背中に常に湯気が立つ。
「火と油と踊り。これが星の三位一体じゃ」
●ミミィ・フライ(3歳)
“ナシゴレン星公認赤ちゃん”。巨大な鍋の中から登場し、周囲に米粒を撒く。
言葉は「ナシぃ〜〜♥」のみ。
→ 観客からの支持率100%
対戦相手:バブリー帝国(旧・イギリスの一部)
— ティータイムと泡風呂に命を懸ける貴族連合。武器は紅茶、炭酸、貴族的マウント。
🎯競技:
『フライパン・バトルカーニバル』
フライパンを使って以下を行う:
①ダンス
②調理
③パフォーマンス(歌・笑いなど)
審査員は世界の料理系YouTuber10名
火力・ノリ・美味しそう度で評価!
●試合開始!
冒頭からミナがガス缶を一振り、火柱の中で踊る「油踊り」。
→ 髪が若干焦げるが「香ばしさ演出」として高評価。
ボンバはフライパンを両手に、ドラムのように炒め始める。リズムに合わせてナシゴレンが宙を舞う。
→ 観客「いい匂いするううう!!」
マリはマイクを握って「目玉焼きラブソング」熱唱。
→ ラストの“黄身でキミを包みたい”で観客爆笑と感涙。
バンクックはゆっくり炊飯器を抱え、「ナシ語り」で静かな空気を作り、
→ 審査員のひとりが不覚にも寝落ち。
ミミィ・フライは鍋の中で「ぐつぐつ♥」と言いながら、観客に米粒を投げる。
→ 会場が「きゃー!もっと投げてぇ!」のカオスに突入。
対するバブリー帝国は、泡立つティーポットの上でタップダンスを披露するも、
ナシゴレンの香りの誘惑に負け、代表の一人が途中で一口つまみ食い→失格。
最終スコア:
ナシゴレン星:10.0点(味・勢い・演出すべて満点)
バブリー帝国:3.5点(貴族の威厳で少し残る)
ボンバが叫ぶ。
「この星にあるのは、米、油、そして自由だあああ!!」
ミミィ「ナシぃ〜〜♥」
✅次回予告タイトル:
第9話『メロメロ自治区(旧・フランス南部)』
→ フレンチの都が恋に落ちすぎて改名!?“口説きバトル”で勝敗が決まる!!