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第9話『メロメロ自治区(旧・フランス南部・ルヴォンヌ)』
ルヴォンヌ。フランスでも指折りの美食と芸術の町。
そんな優雅な町が第18回バトルロワイヤルで“韓国の恋愛ドラマ愛好会代表”に敗北し、
あろうことか、命名された新しい地名が——
「メロメロ自治区」。
敗北のきっかけは、代表者が口説かれて真っ赤になったまま時間切れしたことによる「ときめき失格」。
以後、町の公用語には「語尾に♡」「告白ワード義務化」などの規定が加わり、
住民はあきらめてノリノリで恋愛方面に特化した。
町の標語は「キミに、地図ごと恋してる♡」。
■登場人物(見た目とキャラ)
●リュカ・シャララン(21)
元・ソムリエ志望の青年。金髪で長身、常にワインレッドのシャツを片手ではだけている。
語尾に「〜だよ♡」がつくと、自分でも照れる。
「このバトル?もちろん、勝つしかないよ♡だって君を守るために…ね♡」
●カミーユ・フルール(29)
元・香水研究員。ドレス風のピンクスーツ+バラの花冠。息を吐くたびにローズ系フレグランス。
「恋とは香り。恋とは、衝撃。恋とは…照れ顔の応酬戦♡」
●トリスタン・ベリュウ(38)
チーズ職人。筋肉むきむき、エプロンの下にハート柄タンクトップ。髪型はツーブロ+片耳にピアス。
「おまえら、恋の火力足りねぇんじゃねえの♡!?」
●ミミ・シュシュ(16)
町のアイドル候補。制服風ミニドレス+リボンまみれ。持ち歌は「メロメロ天国」。
「メロメロの国から来ましたぁ♡今日も全力で恋してまぁす♡」
●アモーレン侯爵(??)
素性不明の仮面紳士。顔の右半分を仮面で隠し、黒いマントを翻す。話し方は完全に恋愛乙女ゲー風。
「おや…ボクの言葉に、心が震えた音が聞こえたようだ♡」
対戦相手:「無感情連邦(旧・北ヨーロッパの一部)」
— 感情禁止、恋愛無意味、全部事務処理でOKという冷淡な国民性。
🎯競技:
『メロメロ口説きバトル・リミテッド』
1対1の“口説き対決”を順に行う
制限時間内に、相手の心拍数を上げた方が勝ち
判定は接続されたスマートリングの鼓動変化
●試合開始!
先鋒、リュカ vs 書類特化型エージェント「H-94」。
→ リュカ:「キミの瞳、まるで午前3時のエスプレッソ…苦くて眠れなくなるね♡」
→ H-94、わずかに頬を赤らめ、機械がピコンと鳴る。
カミーユは対戦相手の「無表情外交官」にローズの香りを漂わせながら、
「あなたのスーツのアイロンのかかり方、完璧…惚れ直したわ♡」
→ 対戦相手、耳たぶが赤くなる → 判定勝ち。
トリスタンはシャツを脱ぎながら、
「これが“恋の炙りチーズ仕上げ”だぁぁぁッ♡」
→ 相手の計測器、バグって爆発 → ノーカウントだが観客総メロメロ。
ミミは舞台で全力ライブ。
「恋して!ときめいて!今日もハートがとろけるう〜〜♡」
→ 相手がステージから逃亡。不戦勝扱い。
最後、アモーレン侯爵がマントを翻し、
「心は冷えても、ボクのマスクの奥には……灼熱の“あなた”がいる♡」
→ 相手、顔面真っ赤 → メロメロ完封!
最終結果:
メロメロ自治区:5勝0敗(鼓動判定すべて上昇)
無感情連邦:敗北コメントも感情がなかった
ステージで、ミミがウインクしながら叫ぶ。
「世界中を恋に落とす♡次はキミの心も、メロメロにしちゃうぞ〜〜♡」
✅次回予告タイトル:
第10話『ぴよぴよ星(旧・ドイツ南部)』
→ 軍事大国の名残はどこへ?全員がヒヨコスーツで戦う、“ぴよぴよ突撃作戦”開始!
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