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⚠️ 小松田さんが最初からいた設定 小松田さん、15歳
⚠️意味不明なところがあります。
申し訳ございません。
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男女混合実技大会が終わって数ヶ月が経った頃のこと。学園長先生の採用で新しく事務員が決まった。
事務員さんの名前は、小松田秀作さんといい、私と京ちゃんの2つ上で歳の近いお兄さんだった。
小松田さんはドジっ子で、学園にある落とし穴(誰がほってるか分からないから私と京ちゃんは七不思議として認識している)に落ちてしまったり、吉野作造先生に叱られることが多く、周りにはペッポコ事務員と呼ばれている。しかし、小松田さんは侵入者に素早く気づくため、学園のサイドワインダーとかげで呼ばれている。
私と京ちゃんには関係の無い話だと思っていた。会うことも話すこともないだろう、と思っていた。だって、忍びだから入出門表にサインなんて必要ないと思っていたからだ。
私はいつものように、弟を探しに行くためにくノ一の屋根瓦から渡って外に出ようとした。いつもこんな風に出ていたからバレたこともなければ、怒られたこともない。
しかし、小松田さんだけは私を見つけて声をかけてくれる。
「こら!四ノ宮さん!出門表にサインしてください!」
出門表と書かれたバインダーをこちらに見せながら、屋根瓦にたっている私に声をかける小松田さんに、私はすぐに従って下に降りて出門表に名前を書く。
「はーい!確かに!行ってらっしゃい、四ノ宮さん!」
満足そうに笑う小松田さんに私は目を離せなかった。少しだけ、弟にきり丸に似ていたから。私は被りを降って学園の門を出ようとしてから、振り返って小松田さんに答えた。
「い……行ってきます。」
「行ってらっしゃい!四ノ宮さん!」
嬉しそうにまた、声をかけてくれた小松田さんに頭を下げて私は近くの城下町へ向かった。
今日も見つからなかった。
私は泣きそうになるのを堪えながら、ゆっくりと忍術学園への帰り道を歩いていた。いくら探しても見つからない弟に私は最悪な想定をしてしまい、不安になるばかりで、必死に探しても見つからない。
泣いてるかもしれない。
お腹を空かせて倒れているかもしれない。
怖い人に連れ去られているのかもしれない。
今日はネガティブなことを考えてしまうから、誰にも会いたくない。気づいたら、忍術学園の門の前だった。私は忍術学園の塀に登り、忍術学園の敷地内に入り、林のようになっている場所に向かい、私は木に背を預けながら膝をたたて座り、膝に顔を埋めた。
涙が止まらなくて、怖くて怖くてたまらなくて
助けて欲しくて、でも気づいて欲しくなくて、私は隠れて泣いていた。
「あー!!四ノ宮さん!」
この場には似つかない声が聞こえ、膝から顔を上げると、小松田さんが困ったような顔をして、私を指さした。
「やっと、」
見つけたよぉ〜。
小松田さんにとっては何気ない言葉で、入門表にサインをしていない私を見つけたから、見つけたって言っただけなのに。
私はその言葉に涙が止まらなかった。近ずいてきた小松田さんは私の顔を覗き込むように私の前に座る。そんな私に小松田さんが固まった。
「え!?ご、ごめんねぇ、ど、どうしよう。」
小松田さんはシナ先生を呼びに行こうとしてくれたのか、私から離れて後ろを向いて立ち上がろうとした小松田さんの忍び装束の端っこを掴んだ。
私の行動に、小松田さんはえ、?と驚いた声を上げた。
「し、四ノ宮さん?」
私は小松田さんの背中に顔を埋めた。
涙のあと、着いちゃうけど小松田さん、どこかへ行ってしまうと思ったらこうなっていた。
「い、かない、で……おにい……ちゃ……ん」
気づいたら、そう言葉が出ていた。
小松田さんはグルン、と正面を向いて私を抱きしめてくれた。小松田さんはペタン、と座って私をぎゅっと離れない、とこたえたくれたように抱きしめてくれた。
私は小松田さんの肩に顔を埋めた。
小松田さんはびく、と1回硬直したけど私の頭を優しく優しく、撫でてくれた。
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それからというもの、私は京ちゃんの次に小松田さんに引っ付くようになった。
小松田さんは、しょうがないなぁ、も〜と笑って私が小松田さんの後ろをついて行くことを許してくれた。
京ちゃんには小松田さんと何があったのかを細かくは話さなかったが、大まかに話した。
京ちゃんは、そっか、と私が泣いていたことに気づけなくてごめん、と謝らせてしまった。
私は話せなくてごめん、と謝った。
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