大森、司会者席で炭酸を飲む。
大森「…ん、始まってる…!…失礼いたしました。それでは早速参りましょう。初の現実リンク系ラブコメ作品『十連歌』、のちに我慢できず結局センシティブブチ込み作品『月下美人』、更にロス引っ張りすぎてあのライブまで入れ込んじゃった作品『FJORD』。総話数はなんと30話、最長シリーズです。」
一同、拍手。
作品紹介の動画が流れる。
大森「ここで、皆様からのメッセージをご紹介します。」
『十連歌』
この作品がきっかけでもりょきにドハマリしました。
沼から出られません。罪深いです😊
これからも陰ながら応援してます👍🏻
(⭐︎ホーリー⭐︎ さん)
『月下美人』
もちろん最終話。
きっともりょきの愛は大輪の花を咲かせたと思うし、絶対に枯れずに永遠に咲き誇ったでしょうね。
もりょき推しには嬉しい作品だった♡
(り さん)
前作に続いて、何気に若井さんの事が
大好きになっちゃう作品💙💛
❤️💛のお話なのに、💙💛 推しにな
るという、不思議な作品💕
それだけ七瀬さんの中の💙様がいい人
すぎて、泣ける😢
(しらす さん)
大森「それぞれに、とても熱い想いを頂きました。本当にありがとうございました。それでは、登場してもらいましょう、『十連歌』シリーズの三人衆です。」
一同、拍手。
FJORDの衣装に身を包んだ、大森元貴、藤澤涼架、若井滉斗が並んで上手より登場。中央マイクに、元貴を中心にして、並ぶ。
元貴「えー、僕たちの、およそ10年をかけた恋物語、『十連歌』『月下美人』、そして、この記念ライブのコスチュームプレイをやりたかっただけの『FJORD』よりやって参りました、大森元貴です。」
涼ちゃん「ちょっと…!」
若井「俺が、元祖、三角関係における超重要な当て馬イケ若を担った、若井滉斗です。『2人の部屋』の俺! 涼ちゃんめっちゃ可愛いからな! 普通に惚れんだろ、これ!」
円卓から『知らねーよ!』と野次る、『2人の部屋』若井。
笑う一同。
大森「はい、ありがとうございます。…涼ちゃん全然喋ってないけど、いいの?」
涼ちゃん「…あ、どうも。今回、出会いから約10年をかけて、僕と元貴と若井との恋を見守って頂きまして、ありがとうございます。えー、ホントに若い頃からの話なので、ちょっと恥ずかしいところも、はは、あるんですけど、楽しんでもらえたかな、と思います。えーと、『月下美人』では、2人の間をフラフラしちゃって、皆さんにはイライラ?ヤキモチ?あ、ヤキモキ、か。ヤキモキさせちゃったと思います、ごめんなさい。」
元貴「うん、まず俺に謝ろっか。」
涼ちゃん「謝ってんじゃん…ずっと謝ってるでしょ、ねえ。」
元貴「さっきのもさあ、『僕と元貴との恋』で良くない?なんでここでもわざわざ若井入れんの?ワザと?」
涼ちゃん「…ちょっと、皆さんの前ですから、ねえ。」
元貴「皆さんもそう思いますよねえ?」
各円卓の元貴たちから、『そーだそーだ!』と野次が飛ぶ。一方、若井たちからは『器も小さいぞー。』と野次が飛ぶ。
元貴「誰だ『器もちっさい』って言った奴、全員ぶっ飛ばすぞ。」
大森「それはぶっ飛ばしましょう。でも収拾つかないんで、次行きます。えー、質疑応答のお時間です、よろしくお願いします。まずは、『十連歌』への質問から。」
Q.元貴くんへの質問です。涼ちゃんのお母さんにパンツ渡されたときどんな気持ちになった?
(かの さん)
涼ちゃん「あったねー、あはは、懐かしい〜。」
元貴「いーよもう…パンツは…。」
若井「えー、教えろよ、どうだったの?涼ちゃんのパンツ。」
元貴「涼ちゃんのパンツじゃねーよ! 新品だし! お前ちゃんと読んでないのバレてるから!」
若井「読んでる読んでる! あれでしょ? 『りょ、りょうちゃあん、パンツ買ってきてヨォ〜!』ってヤツでしょ?!」
涼ちゃん「ないよそんなセリフ。」
元貴「お前いい加減にしろよ。」
大森「で、どんな心境だったんですか?」
元貴「いや、どんなって…『派手なパンツ使ってんだなぁ』としか…あと『帰ったら捨てよ』とか。」
涼ちゃん「え! 捨てたの!?」
元貴「人のオカンチョイスのパンツとか嫌すぎんだろ。」
涼ちゃん「え、ひどお! じゃあ返してくれたらよかったのにー。」
元貴「俺が使ったパンツを使おうとすな!」
若井「だぁいじょうぶ涼ちゃん、多分タンスの奥に大事にしまってあるよ、コイツは。」
元貴「捨てたっつーの。」
若井「今度引き出しの奥見てみ?」
涼ちゃん「見ていい?」
元貴「ダメ。」
若井「ほらあ!」
元貴「もういいってのパンツは! はい次!」
Q.元貴くんへの質問です。カゲヤマの仕事をPとして止めなかったのは後悔してる?
(かの さん)
元貴「うーん…まあ、防ぎきれなかったのは、完全に俺の落ち度だな、とは思ってます。でも、涼ちゃんも悪かったと思います。」
涼ちゃん「はい、すみません。」
若井「あん時の元貴ヤバかったな、カゲヤマ殺しちゃうかと思った。」
元貴「殺しにいったんだよ。」
涼ちゃん「ダメダメ!」
元貴「まあ、あれ以上涼ちゃんに手ぇ出してたら、若井が止めようが殺ッちゃってたね、俺は。」
若井「…良かったよ、俺、止められて。」
涼ちゃん「…若井、ありがとね…。」
Q.若井さんへの質問です。「恋人ごっこ」提案のときから本当は涼ちゃんが好きだった?
(かの さん)
若井「いや? あれはマジで涼ちゃんで遊んで楽しんでただけ。 」
涼ちゃん「ひど。やっぱり。」
元貴「…ていうか、恋人ごっこって、なに?」
若井・涼ちゃん「え?」
元貴「え?」
若井「いや…ダンスレッスンの時とか、俺と涼ちゃん、恋人っぽくしてたじゃん。」
元貴「え?」
若井・涼ちゃん「え?」
元貴「…してた? え、同居の時期?」
若井「そーだよ、お弁当とか、やってたでしょ!」
元貴「…そうだったんだ、なんのために?」
若井・涼ちゃん「え???」
若井「コイツ、恋人ごっこに気付いてなかった…だと…?」
涼ちゃん「だから言ったじゃん、無駄だって!」
若井「ひど! 俺はあれで涼ちゃんを好きになっ………殺されるからやめとこ。」
涼ちゃん「僕も後が怖いんで、もう次いっちゃってください。」
Q.涼ちゃんへの質問です。自分が受け入れる側だとはうすうす気付いてた? 言われて初めて気付いた?
(かの さん)
涼ちゃん「…これは、答えないとダメなヤツ?」
元貴「ダメだろ、今までみんな全部答えてんだから。答えろ。」
涼ちゃん「えー…? まあ…どっちか、って考えた時に、…この元貴が僕にさせてくれる所はまっっったく想像出来ませんよね。ということは、そういうことだろうな、って。その…イチャイチャが増えた時ぐらいに、多分薄々思ってた気がします。でも、お風呂でハッキリ言われた時に、あ、そうなんだ、って受け入れましたね。 」
元貴「これ以上彼に辱めを受けさせたくないので、次いってやってください。」
涼ちゃん「助かった…。」
若井「いや結構全部言わされてたけどな。」
元貴「はい、ここからは、『月下美人』への質問です。」
Q.元貴くんへの質問です。自分の家で2人がキスしてるのは知っていた? 知った今どう思う?
(かの さん)
元貴「…へぇ。」
元貴、両傍の二人をゆっくり見る。
若井と涼ちゃん、顔を逸らす。
元貴「いつの話だろ…二人が俺の部屋に来た時だから…ああ、難聴の時ね…。」
若井「…次、いきましょっか。ね。」
涼ちゃん「そ、そうだね、時間も押してるし、ね。」
元貴「押してねーよ。やってくれるねぇ、お二人さん。」
涼ちゃん「…ごめん!」
若井「…ま、昔の話だから、ね。」
元貴「ふーーーん、若井、次の新曲、ギター楽しみにしててね。 」
若井「あーーー! 殺される! ギターフレーズで殺されるたぶん!」
Q.若井さんへの質問です。今涼ちゃんと同じベッドで寝ても全くその気にならない?
(かの さん)
若井「わかった! これかのさんが悪いんだ!さっきから悪い質問ばっかしてる!」
元貴「で、どーなんだよ。」
若井「なりません! 全くもって、『無』です、『無』! はい次!」
涼ちゃん「若井かわいそう。」
Q.涼ちゃんへの質問です。月下美人を見に行く前、元貴くんがいなかったら本当に諦められたと思う?
(かの さん)
涼ちゃん「…そう、するしか無かったかな。一人で月下美人を観て、自分の気持ちに整理つけて、諦めてた…かな、多分。…いや、諦めきれたかは分からないですけど。もしかしたら、心の中で想うのは自由だって、ずっとまた片想いし続けてたかも。」
元貴、涼ちゃんを見つめる。涼ちゃんが、困った笑顔で元貴を見ると、元貴も優しく微笑みかける。
大森「…一緒に観られてよかったですね。はい、では最後に、『FJORD』への質問です。」
Q.元貴くんにすごく意地悪な質問になっちゃうんですが、若井さん、涼ちゃんの2人と一緒にいて、どんな時にヤキモチ焼いちゃうのか聞いてみたいです!
(もも さん)
元貴「ヤキモチなんか妬きません。」
若井「ウソつけ!」
元貴、ジロッと若井を睨む。
元貴「…そうだな、YouTube生配信でなんか知らんけど手ぇ繋いでたり、若井がやたら涼ちゃんの写真撮ってたり、涼ちゃんの爪をお揃いだか真似っこだか知らんけど若井の爪と似たような黒で塗ってたり」
涼ちゃん「怖いので次いってください。」
Q.元貴くんへの質問です。もっとアブノーマルプレイをしてみたいと思う?
(かの さん)
元貴「お、いい質問。」
涼ちゃん「どこがだよ! 答えるなよ!?」
元貴「…次は拘束か玩具か連続イ」
涼ちゃん「ねえ! バカなの?!(元貴の口を手で押さえながら)」
若井「聞くに耐えないんで、次。」
Q.涼ちゃんへの質問です。いつか一緒に暮らしたいと思う?
(かの さん)
元貴「急に真面目。」
涼ちゃん「うーん、そうだなぁ。僕は、そうですね、いつかは一緒に暮らせたら、嬉しいですね。」
若井「だってよ、元貴。」
元貴「…わかってるよ。でも、ここで言うことじゃねーな。また二人の時にね、涼ちゃん。」
涼ちゃん「なにが?」
若井「あ、プロポーズだ! プロポーズでしょ! ねえ!」
元貴「お前マジでなんなの?」
大森「はい、たくさんのご質問ありがとうございました。みなさんも、全てへの回答ありがとうございました。お疲れ。」
若井「マジで疲れた…元貴の圧が。」
大森「それでは、最後に一言ずつ喋って、終わりにしましょうか。まずは大森さんから。」
元貴「えー、今までのは大体冗談です、ご心配なく。ボケですボケ。若井は変わらず大事な友人だし、涼ちゃんもまあ、大事なアレなんで。10周年もこの三人でお祝いできることが、何よりも尊いことだと感じています。今日はありがとうございました。…若井。」
若井「はい、今日はありがとうございました。俺も、涼ちゃんは大事な友人だし、元貴も大事な友人で、二人には末永く幸せでいてほしいと思いますし、元貴にはもう少し俺に優しくしてほしいと思います。以上です。」
一同、笑う。
大森「最後、涼ちゃん、どうぞ。」
涼ちゃん「うん。僕、ホントに元貴が大好きです。出逢った時から、ずっと、元貴に恋してます。辛くて逃げちゃったのは、僕の弱さが原因で、これからは絶対に元貴を不安にさせないし、もう離す気もないので、覚悟してください。」
一同、おお〜と騒つく。
元貴、澄ました顔で照れ隠し。 両傍の二人と手を繋いで、三人でしっかりと頭を下げる。
三人で手を繋いだまま、下手へとはけていく。
大森「最後に、素敵な三人の絆が垣間見えましたね、最初からやっとけっての。では、次回、初のファンタジー作品の登場です。…ねえもうちょっと疲れてきたー。休憩まだー?」
コメント
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失礼で申し訳ないんですけどパロモニー森さん少し適当なところありますねWWWWWWWWWWWWWWWWWW
七瀬さあああん!!この話は実は私が七瀬さんを知るきっかけになった作品たち、、🫶🫶 質問も、私の知りたかったことなど色々書いてあってとっても読み応えがありました!やっぱPARAMONYいいですね🥰3人が最後に仲良く終えるのが素敵です〜 次は、私が七瀬さんに初めて愛を伝えた(言い方)作品ですかね、、!?私あれ、3回くらい読み返してます笑 庶幾う唄も4回ほど、、笑 あと、大森さああん!今日朝イチでてたねぇ!まだみてないので休憩がてら録画でみます笑 PARAMONYでもちゃんと休んでよーーー!!❤️
今日も今日とてありがとうございます🥹若井さんにもツッコまれた🤣 こんなふざけ倒した質問もきっちり面白くまとめてくださる七瀬さん凄いなぁと感動してます✨ これはもう七瀬さんと私の連携プレーってことでいいですか?笑 まだまだ短編もあるので飽きちゃダメですよ!笑