40
明日
ほんとに先生が来た。
夕方だったから、きっと仕事が終わってきたんだろう。
私が、高校生の時の服や髪型は変わらない。
なんだか、そんな先生が懐かしく思える。
『いらっしゃいませ』
「おう。」
『何にしますか。』
「いつものコーヒーで」
『…えっ!』
「なんだよ、笑」
前は いちごミルクだったのに。
すぐ変わるじゃん。
『いちごミルクは、?』
「あー、俺には甘いよ。笑」
『はーい、』
先生にいつものコーヒーを渡して、私は休憩に入った。
「○○ちゃーん。」
『あ、手塚さん。』
「小説、できたよ」
『えっ!まじですか!?』
「うん。渡辺先生に見てもらおうと思う」
『きっと、いい意見をくれます。笑』
先生に見てもらうって言ってたから、
それが終わったら私も読もー。なんて思ってたら、
あっという間に夜になっていた。
『お疲れ様です、』
「あ、?あぁ、うん。」
『もう、帰りますか』
「⋯え、?おう、」
・
『⋯何かありました?』
「いや?何も、」
『…先生、もう冬ですね。』
「…だな、」
『冬は、寂しいです、』
「…うん、」
・
「じゃ、」
『先生…、!』
「もう、遅いから。帰りな。」
『…え、』
そう言い、先生は行ってしまった。
おかしい、
傘のこと、忘れたの?
約束したじゃん、、明日って
・
日曜日。
『こんにちはー』
「あ、○○ちゃん。」
『手塚さん、小説読んでもらいました?』
「…うん !よかった、って」
『そうですか、読ませてくだs…』
「今日、店長いないからね。頑張ろ」
『…はい、』
なんなの、
2人して、おかしいよ。
『…いらっしゃいませ!先生。』
「いつものコーヒーで。」
『わかりました』
「あ、テイクアウトで。」
『え、?ここにいないんですか、?』
「…今日は、な。」
ほら。
いつもは、
折角の日曜日だからゆっくりしたい、って言ってたのに、、。
テイクアウト、だなんて。
『…おまたせしました、』
「ん。じゃ」
『…先生っ、!!』
『何があったんですか。手塚さんも、先生も、おかしいですよ、 』
「…小説だよ。ですよね? 」
「え?、、、」
『手塚さん、先生に何か言われたんですか』
「違うよ、笑 何なら俺のせい。」
『どーゆーこと、ですか、』
「お前も、読ませてもらいなさい。小説」
「えっ、、」
「嫌か、?」
『読みます、、!』
「うん、わかった。」
コメント
7件
あー………動き出したか手塚! と私には映ってるんですが(笑)楽しみですね🎶
んー。どうゆうことだ?