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8話目!
夏休みも中盤に差し掛かった頃、今日は佐野、入道、豆、泥田、柳田、座敷、春城で岩手の泥田の家で宿題会を行っている
「はぁー!やっと8月31日までの絵日記が終わったよ〜」
「えぇ!!?まだ8月10日なんだけど」
「明日以降は予想して書いてみ たよ!
8月13日晴明(セイメイ)くんがが突然インドへ武者修行に行ってしまった!
8月20日!入道くんがパーリーピーポーに目覚め女の子を侍らしていた…!
8月31日…晴明(セイメイ)くんに何があったんだろうか…」
ちょうど午後3時の時報がなり、寝ていた座敷が起き立ち上がった
『?紅子ちゃんどっか行くん?』
「用事があるんで帰るわ」
「宿題が嫌で逃げんだろ」
「いや、これからうちの民宿に取材が来るのだ***」***
「「「「「『取材!!?』」」」」」
「この雑誌に座敷さんの特集されるんだ」
『…オカルトパラダイス…だいぶ胡散臭い名前だな…』
「てか、家民宿だったのか」
「人間相手のな〜うちの民宿は妖怪が出る宿として度々人間の間で話題になっているんだ」
「そういう民宿があるってテレビで見たことあるかも」
「私の父さんは3人とも人間で妖怪のことはなんもわかってないから、うっかり何か言わんように、サポートせねば…」
『へー優しいお父さん思い…? 』
『「「お父さんが3人…?」」』
『あ、泥田の隣なのか』
「そーだよ」
一行は中に入り男3人が出迎えてくれた
「父さんよ、担任と、友達だ」
「へー!!アンタが紅子の担任かい!」
「先生はなんの妖怪なんだい?」
「アカナメぽくない?」
中に入って、担任は3人に質問をされていた…上から松尾さん、虎竹さん、生梅さんだ
「あ、アカナメ…!?」
「本当に父親が3人もいるんだな」
「うむ、中古で家買って民宿を始めようと言い出して
民宿始めるにあたって3人で手作りでリフォームしてた時に、ある日、家から私が生まれてきたのだ」
『そうだったな、お前座敷童だったな』
「人間と家の間に愛が芽生えて座敷童は生まれるんだね」
「じゃあこの家は紅子ちゃんのお母さんなんだね!」
「それはさておき、父さん達よ、みんなが取材に協力してくれるそうだ」
「俺らも一緒に記者を化かしてやんよ」
「おぉ!!そりゃあ頼もしいな!更なる集客のためにお前ら頼むぞ!」
「せっかくだから他の3組の生徒呼んでくるよ」
「それにしても座敷さん家から生まれるなんてすごいな…」
「俺も初耳だったわ」
「入道くんはどんな風に生まれてきたの?」
「…普通だよ…人間と同じ」
「嗚呼、そうなんだ」
「なんだ?目玉から生まれたと思ったのか?」
「ちょっとだけ」
『つーかー!めっちゃこういう所って探検したくね!!?』
「探検はしねぇよ!ほら俺らも準備するぞ!」
そして暮方……
二人の人間が戸を開けて入ってきた
「こんにちは〜どうも!自分月刊オカルトパラダイスの記者っす!今回は様々な観点から記事をかけるようにオカルトを一切信じない科学者の先生にも来てもらいました!」
「どうも」
「彼は今までたくさんの心霊現象を科学的に解明してきたんす!」
「えぇ、オカルトなんて全て偽物ですしね
まぁ!このご時世!こういう設定でもないとなかなか集客できませんしね!心中お察ししますよ!」
「あっのやろう…! 」
「待て待て待て…!気持ちはわかるけど落ち着け…!」
『そーだよ…俺らの力で腰抜かして帰る頃には歩けなくしてやろうぜ』
2階から見ていた泥田、入道、豆、晴明、佐野は入道を止めるのに必死だった
一方玄関前では……
「んだこのヒョロガリビンズくそメガネ…小便垂れる程ビビっても知らんぞ、おい」
「すんません!!うちの娘正直だもんで!」
「紅子、確かにこいつ死んで欲しいけど口に出しちゃダメだぞ〜」
「竹さん、紅子、そこまで言ってないよ」
「いやはや!夢見るピュアなお嬢さんでなぁ…!よろしい!ならば明日までに私をビビらせて見てくださいよ!!」
「上等じゃ!ビビったらネットのレビュー星5入れろよ!このメガネが!!」
「君もメガネだがね!?」
「そうだっただがね!」
『あーあー…紅子ちゃん…』
「なんかヒートアップしちゃってがね」
「ヒートアップしすぎて語尾がメガネになってるがね」
「語尾移ってるがね」
『入道、お前もねー』
そう話していると2階の窓が開くとそこにはみんなを荷台にいれた柳田が帰ってきた
「おーい!おまたー!適当に暇そうなクラスメイト掻っ攫ってきたよ〜」
皆を居間に移動させ、事情を説明した
「なるほどな、その学者先生を化かしてビビらせりゃあいいってことね」
「晴明(セイメイ)、こういう時作戦立てるの得意だろ?なんかいい案ねぇの」
『…』
「いや、私が言い出したことだ…今回は私が責任を持って指示を出す
まずは軽いジャブからだ!富士!」
「俺!?」
『へぇ〜たしかにいいかもな?』
「嗚呼!」
「失礼します」
富士が学者と記者のいる人形部屋に入る
「ご挨拶が遅れてしまってすみません…この宿の女将です
座敷荘へようこそお越しくださいました…」
「うひょー!美人!」
「こちら茶菓子になります…」
富士が茶菓子を差し出すと記者は受け取ろうと手を重ねた、その瞬間雪女の性質で体温が低くとても人間の温度ではない
「女将さん!手ぇ冷たっ!」
「すみません、冷え性なもので…ではごゆっくりお過ごし下さい…失礼致します」
そう言い残すと富士は障子を閉め、出ていった
「いやぁあれは冷え性ってレベルじゃなかったすよ…」
そう話していると梅さんが障子をあけ、茶菓子を持ってきた
「どうもー茶菓子持ってきましたー」
「え?茶菓子なら今女将さんが…」
「女将…?うちに女性の従業員は娘の紅子だけですよ
まぁではごゆっくり〜」
そう言い残すと梅さんも出ていった
「はは!!俺の演技すごくね!?」
「う、うん…」(富士くん、恐ろしい子…)
『富士…足、足を立てない
気崩れちゃうから』
「もういいだろが」
『だとしても目のやり場に困るから』
「ちぇ…」
『お、秋辺さん、普通に話しちゃってるじゃん』
「チッ…ベラベラ戯言の多いヤツめ…!俺こと男とも見破れなかったやつが何言ったんだ…! 」
「それとこの記者なんでも鵜呑みにしすぎだろ」
そこに絡新婦の蓮浄さんが部屋へ顔を出した
「座敷さん、準備できましてよ」
「おう、よし出番だ!晴明(セイメイ)、倉橋、桃山さん!」
「や、やっぱりやらないと行けないのか…」
「これはお前たちにしか出来ないことだ!」
「いやぁ〜まさか僕も化かし役をやるなんて…」
「大丈夫、お前はほぼ妖怪だ!」
『……』
「お前は何やんの?」
『…さぁね、特に何も言われてないからね…』
「そ、…」
学者たちも、座敷たちも夕飯の時間になった
「晴明(セイメイ)、お疲れさん、ほらじゃじゃ麺」
「わー!」
「父さんが夜ご飯ってよ」
「ありがとう!いやぁ〜まさか死体役をやる日が来るとは思ってなかったよ」
「ピッタリだったぞ?伊達にいつも死相を出しとらんなぁ」
「え、あ?え?うん…」
「さっきは失敗した…次はもっとリアリティのある化かし方をせねば…!」
「…」
「?なんだよ」
「いやぁ〜座敷さんが自分以外のことで真剣なのって珍しいなって思って…
いや!あのごめん!今のは言い方が悪かった!座敷さんって自分に火の粉がかからない限り割とクールだしさ〜」
「晴明(セイメイ)よ、ちょっと話を聞いてくれるか?」
「あ、うん」
「10年くらい前くらいの話だ…松さんが私が生まれる前からお付き合いしてた女に振られたのだ
なんで振られたのか聞いても、竹さん達は教えてくれなかったが、”エロ本買えるくらいになったら教える”と、言っていたが
ある日聞いてしまったんだ…
“妖怪の娘がいる”って話したらしい…まっ、しょうがなかったんだ…しょうがないとはいえ…全く何も感じなかったといえば嘘になる…」
「座敷さん…」
「まっ、なんて1分くらい考える時もあったがどうも、私は悩むのは性にあわないらしい、
私はそこそこ気遣いもできるしなかなかスタイルも良くて顔も可愛いぞ
こんなのいい女が娘なんだ…私でいたことで失った物より私がいたことで得たものの方が多いに決まってる…!
今回のことでやっぱり私は自慢の娘だったと父さん達に証明したいのだ」
「…フッ…大丈夫、できるよ…君と僕たちなら」
そう言いながら安倍は座敷の頭を優しく撫でた
「…嗚呼…当然だったな…!」
とてもいい雰囲気だったのに突然襖が外れると3組のクラスメイトが雪崩のように倒れてきた
「わっ!!ちょ何してんの!?」
「いやぁー…ちょっと聞き耳を…」
「言い出しっぺは佐野っす」
「いの一番に乗ったは富士だろ!?」
「ちょっと!どこ触ってんの!?スケベ!」
「紅子ちゃん!絶対あの学者野郎をビビらせてやろうね!」
「タマ泣いてんの??」
「感動してもうたー!」
「晴明(セイメイ)…初めて会った時お前が言った通りだったわ…
こんなクソみてぇなヤツらゲームじゃ出会えねぇわ!
よーし!お前ら!あの学者野郎とモブ顔記者泣かせるぞ!!」
座敷がそういうと3組は皆揃って歓声をあげた
『お前は行かなくていいの?』
「…出遅れただけだよ…」
『あれまっ…ふふっ』
「あと障子の裏でかっこづけてる泥田と、春城も出てこい!」
「気づいてたなら言ってよ〜!」
『ふふ、紅子ちゃんかっこいいー』
「ハァ〜…学者さんはあー言ってたけど…怖いなぁ〜!お風呂で蜘蛛女に襲われたらどうしよう…!
ってあれ?お風呂どこだっけ?あ、そこの君!お風呂どこかわかるかい?」
「お風呂なら、あっちにあるよ」
「あっちって…壁しかないよ…?…ん?…」
「ほら、あるよ」
「あ、本当だ!こんな所にあったのか〜教えてくれてありがと!」
「いえ、」
モブ顔記者はお風呂の方へ歩いていく…
戸に手をかけると戸は開かない
「あれ〜…立て付け悪いのかなぁ…」
「記者さん?何やってんですか?」
「あ、学者さん!いやお風呂に…」
「いや、壁に向かって何してんですか?」
「え?嘘!そんなぁ!!さっきまであったのに!」
「寝ぼけてたんじゃないですか?」
「いやでも!男の子がいて!」
「いやぁすごいよ…小古曽くん…」
「今のお前の能力か…!」
「というか、小古曽くん、それ私服?」
『突っ込むとこそこ?』
「いやぁ…私服…というか…」
「そこに誰かいるんですか!!!?」
「ひっ!!?しまった!見つかった…!!こうなったら…!」
『ブリッチしてけ…!!狐火出しておいてやる…!』
「ラジャ…!」
安倍は了解とすると春城の妖術で、安倍の周りにボッと狐火が現れ…安倍は廊下へ出ていき、背面ブリッチをした
「あぎゃぎゃきゃきゃきゃ!!!」
とブリッチで高速移動をして記者と学者…そして自身の生徒も恐怖させた
「あっ、」
『げっ、…!』
安倍は何故かブリッチした状態で跳ね上がり階段下へ落ちていった
「や、やっぱり妖怪はいたんだ!」
「いや、たしかに怖かったけど…!あんなのよくお化け屋敷いますよ!」
とつよがりをみせる学者たちだが、外から声が聞こえると外にはダイダラボッチの大田が声をかける
「ちなみに幻覚とかじゃないからね〜」
と飄々と手を振る
「ぎゃーーー!!大男!!?」
「酷いなぁ〜ダイダラボッチだよ〜」
「こ、これはきっと!ホログラムです!そうだ!実際に触ってみてください!そしたら偽物だって!」
「嫌ですよ!!触ってもし実際あったらどうするんだよ」
大田を見ている間に記者の足を何かが掴む
「え」
「おぉ、…かえ、せぇぇ〜…!」
「うぅぁ!!!」
泥田が足をつかみビビらすと記者はあっさりと気絶した
「ちょっと!私を置いて気絶しないで!」
シャラン…シャランっと近くも遠くも聞こえる音が聞こえてくる
そして次にはカランコロンっと…どんどん音が大きく聞こえてくる
「ひっ!ど、どこから…、?」
「どうだ?ビビってるんじゃないか?」
「そ、その声は宿の娘…!どこに隠れて…!」
「隠れる?……何言ってる…みんなお前の隣で見てたぞ?」
座敷が学者の後ろでそういうと廊下に座敷の妖術の円陣が現れそこから、3組の姿が現れる
「もう一度言うぞ…私たち妖怪を挑発するな
妖怪は常にお前ら、人間の見えないところに潜んでいるのだからなぁ?」
「は、はいぃ…」
『コンっ!』
翌日ー
「いやぁ〜…昨日はビックリしました!僕生まれて初めて幽霊見ちゃいましたよー!
お陰様でいい記事かけそうです!」
「どうだ!ビンゾコメガネ!昨日は妖怪に会えたか!?」
「ち、違います!思わずはいっと言ってしまいましたが本心では妖怪なんて不確かな存在は認めません!」
「はぁ〜!!?お前は負けを認めると死ぬ病気でも患ってんのか!?」
「いえ、当初あなたが言った通り小便漏らして失神しました
私の負けです」
「…え、漏らしたの?」
「も、漏らしてません!!ぎ、ギリギリ!約束通りネットのレビューに星5の評価を書きます…次来る時は必ずこの宿のインチキを破るので!
覚悟しといてください!自称妖怪さん」
「素直じゃねぇなぁ」
『コンっ!』
「ひいぃぃぃ!!!!?」
『ケケッビビりすぎだろ』
「こら、春城辞めとけ」
『ふふ、』
「また妖怪にあいたくなったら来てください〜」
「下手な記事書いたら名誉毀損で訴えてやるからなぁ〜」
最後にとても怖い言葉を見送りと一緒に相手に飛ばした
そして5人は中に入った
「何とか上手くいったみたいですね」
「いやぁ〜!皆さんありがとうございました!」
「最高の化かし方でしたよ
さすが本職」
「いや、僕化かすのが本職では無いんですけど…」
「また知名度上がるねこれりゃあ」
「それに紅子も…お前の化かし方、かっこよく決まってたぞ!さすが!俺達の自慢の娘」
「さぁ〜!今日はみんなのお礼も兼ねてうちの料理をご馳走するよ!」
竹さんが皆にご馳走と言うと皆は歓声をあげるが…
「その前にみんなにはひと仕事あるぞ〜!さっ!汚した分は綺麗にしてもらうよ〜」
皆でちゃんと綺麗にした…そして記事には安倍がブリッチして迫っている写真が掲載されていた
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続き