テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
9話目!
夏休みも終盤に差し掛かった頃…3組男子は海に来ています
「青い海!白い砂浜!燦燦と照りつける太陽!やってきたぞ海ぃ!!」
『…そーだね……』
「だがしかぁし!我々の目的は海ではない!」
「あれ、泥田たち海釣りすんじゃなかったのか?
道具はどこだ?」
「おお!既に海辺用のルアーは用意してあるんだ!」
「釣れたら俺らにも分けてね」
『そーそー、分けてくれよ〜』
「もちろんだともぉ〜!
そう俺らの目的は…!」(佐野と春城というルアーで浜辺の女の子達を一本釣りじゃぁ!!!)
『…ねぇ〜早くパラソルの中行こーぜ…暑い…!』
「そうだな、できるだけ日陰になるところ行こう」
「そうだね!」
春城達は海より離れた浜辺のすみっこで、砂遊びをしていた
『…どこも暑いけど日陰はまだ救いだァ…』
「水分はちゃんと持ってきたか?」
『もちろんだとも〜』
「春城くん、もう顔火照ってるね」
『わかりやすいんだよなぁ…むかしっから』
「あー!こらこら、君たち!そんな浜辺の隅っこで遊んでどうする!もっと砂浜のど真ん中に行きなさい!」
泥田がそういうと、豆を手に持ち、佐野の手を引っ張っていった
「わ、ちょ…満!ちゃんと水分取るんだぞ!」
『わかってるよぉ〜…』
「お前も、ほら行くぞ!」
『はぁ!?』
狢に引っ張られていき、結局炎天下の太陽に晒される羽目になった春城であった
「佐野くん、早く作ろ〜!」
「嗚呼」
『…あぢぃ〜……』
「満、無理せず海の家とかで休んでこいよ」
『うん、けど、2人が何作るか見たいから、いるぅ〜』
「気分とか悪くなったらちゃんと言えよ」
『ラジャー』
「あの〜お兄さぁん」
『「?」』
「それ、何作ってるの?」
「たぬきっす」
「可愛い〜!」
「SNSにあげていい?」
『…』
「SNSにあげる…じゃあもうちょっとクオリティを…」
『お姉さぁん』
「どうしたの?」
『ぼくなんかぁ〜…お姉さん来てから暑くて…』
「え〜!?可愛い〜!お姉さんたち来てからなの??」
『そうみたい…♡…看病してくれないかなぁ…?』
「「きゃぁ〜!!!かわいい!!全然いいわよ!」」
『じゃあ…ぼくかき氷食べたいなぁ……もちろんお姉さんと半分こで…』
「か、買ってくるね〜!!」
「待っててねぇ〜!」
2人のお姉さんは海の家の方へ走っていった
『こういうことは任せろ豆』
「春城くんナイス」
「?」
「佐野くんはあーいう女の子タイプじゃないよね?佐野くんはたぬきが好きだもんね!
あの乳見た?あれじゃあもふもふじゃなくてバインバインじゃねぇか」
「ふっ、そうだね
俺はたぬきのもふもふが1番好きだよ」
『えー!僕の毛並みは!?』
「僕が1番だもん!」
「満のも好きだけどたぬきが1番だね」
『なんか悔しい』
「くっ…佐野という最終兵器を使えなくなってしまった…!」
「あれ!?男子も海来てたの?」
泥田たちの後ろから来たのは歌川さんと他の女子メンツだった
そして歌川さんの谷間を見て、泥田、藤平、狢、前田が喜んでいたが…他の女子2人に思春期なんだから〜と注意されていた
「お!泥田じゃん!」
「あ、その声は紅ちゃ、…うん!?…な、何その格好…」
「今から魚取ってくるからな!機能性重視だ!
今夜はフカヒレだぞ!」
「魚って言うか!サメ取ってくる気なの!?」
「てか、海に入らず男子は何してんの?」
「みんなでそこら辺の女の子ナンパしようと思っててさ〜 」
女子から聞かれた質問に富士が答えると女子達は不潔などなんだのと言っいたが…
歌川さんと桃山さんは、想い人達も参加してると思い、勝手にがっかりしていた
「入道さん、見損ないましたわ
やっぱり貴方には国子は渡しませんわ」
「は?蓮ちゃん何それどういうこと?」
『入道、ニブチンだね〜』
「ほんとだよなぁ〜」
「あぁー!せっかく女子と喋れるチャンスが〜!!」
「しょうがねぇべ、うちの女子ほとんど本命いるしな
な?入道」
「だからなんでみんな、俺に振ってくるんだよ…」
「ハァ…しゃーねぇな…俺と春城でその辺の女の子に声かけてきてやるよ」
『は?』
「おぉ!まじか富士!春城!」
「そんな高等テクニックできるんすか!あ、あと関係ないけど髪切った?」
「いつものはエクステだよ」
『あの、富士さん??ちょ、俺の意見は!?』
「ほらどうせ佐野たちの見ててもちょっと飽きてたんだろ?
ならナンパしに行くぞ〜」
『俺の意見聞いてよぉぉ〜!!』
富士は春城のフード付きのラッシュガードを引っ張り女の子のいる方へ向かった
『あと意外と力が強いんですね!!?俺こー見えても一途なんですけどぉ〜!?』
「あ、春城ぃ〜!!富士〜!泥田〜!!!」
『「「?」」』
「向こうで歌川ちゃん達が…!」
『んだあれ…海坊主か?』
「ど、どうしよう!!」
「助けねぇと!!」
『…落ち着け〜』
春城が声をかけるが周りに泥田達はいなくなっており泥田の泥で女子たちに声をかけていた男に泥を当てた
「おいこら!!!うちのクラスメイトに何ナンパしてんだ??」
「いやアンタらもナンパしてたでしょうが!」
『……まっ、そーなるよぁ…ふふ、泥田、気そらせさせろ』
「りょーかい」
「んだ?泥田坊か!東北のド田舎妖怪が海妖怪に喧嘩うんのか!?」
「てめぇは帰って田植えしてろ」
「んだとごらぁ!!?」
『しつこい男はモテないでありんすよ』
「「え?」」
『もう少し穏便に済ませようと思いやしたが…クラスメイト馬鹿にされて怒らんのもおかしな話でありんす』
「だ、誰だお前!」
「この子も可愛くね!?」
「確かに!なぁなぁ、俺らと遊ぼうぜ?」
『…遊ぶんは大歓迎…でも…先にそちらの女の子たちから手を離してくださいまし』
「は、はい!」
『…ふふ、いい子ねぇ?』
春城は妖術を使い、水着姿の女の子に化けて海坊主と船幽霊の妖怪の前へ出て女子たちを解放させた
『…』
そして男子は女子を連れて海から離れた
『で?さっき泥田に”東北のド田舎妖怪が海妖怪に喧嘩売るんのか”とおっしゃいましたか?』
「もーそんなこと気にしないでさ〜!俺らと」
『気安く触れるなよ、低俗妖怪』
「「え?」」
『そもそも誰が触れていいと許可を出した?こんな海だけが取り柄みたいなところの妖怪の程度は知れてたが…まさかここまで低いとは…ド田舎妖怪はどっちだよ』
「黙って聞いてりゃ!!」
「しかもこいつ男じゃねぇか!」
「騙したな!?」
『妖怪は騙してなんぼ
化かして騙す、それが妖怪でしょう?』
「騙していいこと悪いことがあんだろが!」
『妖怪にそんなことはない
騙していい人と騙して駄目な人はいようが、騙すこと自体は何も悪いことでは無い
それに…クラスメイトを守る俺と…女の子が嫌がってるのに無理やり捕まえと下ろさずにナンパしてたやつに言われたかねぇな?』
「黙って聞いてたら!!」
『ド田舎妖怪ごときが、君たちができるのせいぜい海でしかないだろ? 』
「「へ?」」
『僕は残念ながら君たちとは違うんだよ
今回は手を出した相手が悪かったね…少しお灸を据えないとね…!』
春城がそういうと稲妻が船幽霊と海坊主に直撃し2人は気絶した
『返事は?』
「「は、はい!すみませんでした!!! 」」
気絶し、起きてすぐ海坊主と船幽霊は去っていった
『……ッ…』
春城は緊張なのか、気が抜け、海へ落ちていった
『…疲れたぁ〜…!』
「春城ぃぃぃ!!!!」
ザブザブと海に入ってきて春城が浮いていた所へ来たのは泥田と入道だった
「「おい!大丈夫か!!?」」
『!…ぷははははは!!!顔一緒すぎるよ!ははははは!』
「「心配してんだよ!」」
『ははは!!てか力抜けちゃって、泳いで行くのめんどくさいから引っ張っててよ』
「ハァ〜…」
「お前は本当にマイペースっていうか…調子狂うぜ」
「ほんとだな」
泥田は左手、入道は右を、持ち春城は海に浮きながら友達に引っ張られて浜辺に戻ってきた
_____________________
続きます
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!