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おんいむ(かざねなりきり)
261
1* Sub
最近 よく耳にする 第二の性 。
大抵のやつは Normal
第二の性を持たない奴ら 。
そして 、稀にいるのが Dom と Sub 。
支配したい欲を持つ Dom
支配されたい欲を持つ Sub 。
定期的に欲を解消しなければ 、
欲求不満で 大変な事になる らしい …
俺なんかは、
便利なことに 相手から寄ってくる 。
何故かは 分からないが 、
Subに 異常な程 好かれていた 。
「想 〜 。居る?」
ほら 来た 。
木曜の放課後だけ 図書室で自習をする 。
いつからか 、そう決めている 。
この時間帯で ここに来る奴は大体 …
Sub 。
「どーしたの? 虐められにきた?」
参考書を閉じ 微笑みかけると 、
顔を真っ赤にして 小さく頷く
「素直でかわいーね 。」
そっと 肌に触れ 、甘い言葉を 耳元で呟くと
彼は ビクッと肩を震わせる
「ここ 、苦しそーだけど どーしよっか?」
下部に視線を送っては 、
胸から下腹にかけてを 指先でなぞる
「ほら 、可愛く お願いしてごらん?」
そう言って ズボン越しに触ってやると
もっと 。なんて 強請ってくるんだから
単純で可愛い 。哀れみたくなるほど …
「脱げよ 。(strip)」
俺が言うと 素直に従う
可愛く喘いでは 俺の言葉を求めてくる
だからこそ 何もしてやらない 。
椅子に腰掛けたまま 、ただ 命令するだけ
それから焦らすだけ焦らして イかせてやる
一見 冷酷そうに見えるが 、
泣く程 … 気持ちいいらしい
俺には よく分からない 感情だ
行為が終わると「また よろしくね」と
一言置いて 、教室を出ていった
これが 俺の日常
寄ってくる Sub を相手にして
欲求を満たしている 。
命令すれば 喜んで従って、
犬みたいにすがりついてくる 。
こうは なりたくない 。
Dom で良かったと 、
つくづく思う 。
「… で 。いつまで そこにいるワケ?」
ドアの方に向かって 話しかけた
「あれ 、バレてたか ❤︎ 」
「… 昼沢先輩 。」
顔を覗かせた彼は 3年の先輩だった
また 彼も Dom 。カリスマ性の高い 人気者
「よく 気付いたね?お前 凄いよ」
正直 、誰かまでは 分からなかったけど …
大方 あのSubに 着いてきたんだろう 。
「… そうでもないよ?」
なんて 笑ってみせた 内心 、
ここにいる理由が 気になったが
聞かないでおく 。
「俺 、先輩と話してみたかったんだよね 。」
「へぇ、嬉しい ❤︎ 俺もだよ」
余裕そうな 表情を浮かべる 先輩は
男の俺から見ても 格好いい 。
「… えー 、もしかして 俺に絆されに来た?」
この人も 、あんな …
Sub みたいな 顔をするんだろうか 。
少し興味が沸いた
「ん 〜 。どちらかと言えば 逆だなァ」
考えたフリをして 、可笑しく微笑む彼
逆?… まさか 、俺の事を … とか?
無意識に 喉を鳴らしていた
想像してしまった自分が 恥ずかしい
「てか 、さっきの 見て思ったんだけどさ」
さっきの … Sub との行為か 、
まあ 見てたんだろうな 。と 考えていたら
ドアの方から 何やら金属音がした
「… 流石に酷かったな 、笑」
… は?
酷いって 、俺のプレイのやり方が … ?
「… 先輩こそ 、盗み見とか どーなの?」
そんなことを 言われる筋合いは無いと 、
顔をしかめてみる
「いや」
そう吐き捨てて 歩み寄って来たかと思えば 、
いきなり 顎を掴まれた
「この顔が 、な?」
「… ッは 、?」
思わず跳ね除け 睨み付ける
呆れ顔を見せた 先輩は 、
そのまま 聞いてもいないのに語り出した
「あんな事しても お前の
欲求は 解消されてない様に見えるけど 。」
「… は?いや 、意味分かんねぇ 。」
… この人は 、
何を根拠に そんなことを言うのだろう 。
「なに 。もしかして 気付いてないの?」
ちょっと 待て 、
何か … 見当違いな事を 言われる気がする 、
そう思った時には もう遅かった
「お前 Subだよ 。」
コメント
1件
第1話、読ませていただきました! 「Subに好かれるDom」だと思っていた主人公が、実は…というラスト、すごく痺れました。冒頭の「こうはなりたくない」という内心と、最後の「お前Subだよ」の落差が鮮やかで、思わず声が出ました。自分では気づいていない脆さみたいなものが、これからの展開でどう暴かれていくのか、すごく気になります。昼沢先輩の立ち振る舞いも不気味でかっこよくて、これからの駆け引きが楽しみです!