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もう何回も読み返してます! 楽しみすぎて、待ち遠しすぎて色んな感情出ちゃいます(♡ω♡ ) ~♪
「やっ、んっ、‥‥まっ‥‥‥て」
あれから半ば強制的に寝室のベッドに連れて行かれ、ベッドに転がされると‥すぐに祐希さんの熱いモノが挿入される。
激しい動きにベッドが軋み、足は高く抱え上げられ、浮いたお尻に腰が打ちつけられる音が響く‥
もう何回イッただろうか‥。それでも、上下に揺さぶりながら祐希さんは俺自身を握りしめ刺激を与える。
「やっ、も‥‥ムリ‥‥‥で‥‥ない‥‥んっ!?」
何度も懇願するが‥聞き入れては貰えない。喘ぎ声も掠れ、幾度となく押し寄せる快感の強さから涙が溢れる‥。その涙を祐希さんは舌で舐め取ると‥ 、もうぐったりしている俺の身体をひっくり返し、腰を持ち上げ、後ろから突き上げてくる。
動きを止めようとした俺の両腕を剥がし後ろから掴むと、そのままの姿勢でまた激しく打ちつけてくる。
腕の自由もなくなり、祐希さんが動くたびに、身体も連動し‥ただ、掠れた声と軋む音、結合部分の卑猥な音だけが室内に響き渡る。
幾度となく押し寄せる刺激に、意識が飛びそうになるが、その度に揺すられ、弱い部分を責め立てられる。
「やっ、も‥‥‥んっ!や‥‥‥あっ、だ‥‥メ‥‥‥い‥く‥‥‥(プシャーーーー)」
自分でも抑えきれないぐらいの声が出る。
「藍‥‥また潮吹いたの?」
後ろから声をかけられ、まだ慣れない恥ずかしさからなのか、涙がポロポロ流れる。
そんな俺を後ろから抱きしめ顔を振り向かせられると、チュッとキスを送られる。
やっと、終わるのかな‥そう安心した瞬間に、またさらに祐希さんが後ろから突き上げてきた。
永遠に続くのではないだろうか‥そんな風に思えるぐらい祐希さんは激しかった。
俺が煽ったんだ‥。
俺が‥‥‥。
また身体の中心に、火がついたような高ぶりがジワジワと俺の身体を侵食する。祐希さんの動きが最高潮になり‥俺の耳元で‥
「らん‥‥‥‥」
名前を呼び、祐希さんの熱が内部で放出されるのを遠くなる意識の中で感じた‥‥‥‥。
そして、何故か祐希さんが泣いていたような気がした‥‥‥。
いや‥‥‥‥これは、夢だったのかもしれない‥‥‥‥。
‥‥‥目が覚めると、ベッドの上で横になっていた。気怠い身体を起こし‥‥周りを見ると、早朝になる時間帯のようだ。そして、身体もシーツも綺麗に整えられていることに気付く‥
起きなければ‥そう思うが、身体が重く、特に腰の痛みが響き‥また枕に顔をうずめる‥
「起きた?大丈夫?」
こんな朝早くから起きていたのか‥祐希さんが寝室に戻ってきて、ベッドに腰かける。
「‥‥まぁまぁっす」
あんな事を言ってしまった手前、無難な言葉しか出ない‥。
祐希さんは、顔を上げず枕に顔をうずめてる俺の手を握り‥
「藍‥‥‥こっち見れる?」
ゆっくりと優しい声色で話しかけてくれる‥モゾモゾと枕から顔を起こし、俺を見つめる祐希さんの顔を見る‥。
「藍‥‥これだけは聞いてくれる?俺は藍に嘘をついたことはないよ、一度だってない。断言できる‥それは分かってくれる?」
「‥‥うん」
「でも、知らないうちに藍を不安にさせていることがあったのなら、謝る。ごめん‥‥」
「‥‥‥‥‥ううん、俺の方こそ、ごめんなさい」
「昨日、藍が寝てしまってからずっと考えてたんだ‥‥今の状況はお互いに良くないんじゃないかって‥‥‥」
どくん‥‥‥‥。
心臓の鼓動がやけに大きく響く‥‥‥‥。
聞きたくない。
祐希さんがこの後‥なんというのか‥‥‥‥聞きたくない‥‥‥‥‥‥‥。
「藍‥‥‥‥‥俺たち‥‥‥‥‥」
「暫く会わないようにしよう、距離をおこう‥‥それが今の俺たちに必要な時間かもしれない」
視界が霞む。目の前にいる祐希さんが揺らぐのを感じ‥‥‥慌てて枕に顔をうずめる‥‥‥‥‥。
泣きたくない‥。
最後まで祐希さんを困らせたくない‥‥‥。
それともただの強がりなのか‥‥‥‥‥。
そんな俺を祐希さんは優しく頭を撫でてくれた。
幸せな時間を‥
俺は自分で壊してしまったのかもしれない‥‥‥。
朝になり、送るよという祐希さんを断って、一人駅まで向かう‥‥‥。
今日はOFFだったので、そのまま家に帰る気にはなれず‥小川さん家にでも行こうかとぼーっと考えていた。
そんな風に歩いていると‥‥急にグイッと失礼なぐらいの勢いで肩を掴まれる‥。
振り向く前から分かるようになっていた。こんな強引なのはアイツしかいない。
「藍じゃん、朝帰りー?お盛んっすねー」
やっぱり‥‥‥。
「一応先輩なんだけど‥って、お前の方こそ朝帰りなんじゃない?」
「そうっす♪‥って言いたいところだけど、昨日は実家帰ってただけで‥って、藍?何かあったの?」
人の顔に何があるんだろうと思ったが‥よく考えると一晩中泣いていたようなものだったことを思いだす。
目が腫れてるんかな‥‥‥。
慌てて勇斗から顔を背け、
「べ‥別に何でもないよ。寝不足やったから‥じゃあ、俺急ぐから‥」
それだけ、言って去ろうとするのに、馬鹿力でまたしても振り向かされる。
「何でもない顔じゃないじゃん。その顔‥泣いてた?」
スッと目のあたりを撫でられる。
「泣くわけないやろ、もうええやん!」
どうにかして顔を見せたくなくて離れようとする俺を‥こっち来てと、無理矢理連れ出される。
近くの路地裏に入ると‥勇斗はまた聞きだしてくる‥
「お前もしつこいな!なんでもないって言うてるやん」
喚く俺を勇斗は‥埒が明かないと思ったのか強く抱きしめる。
「な‥‥何してるん?」
「もういいから‥理由は聞かない‥‥」
なおも暴れる俺をただ、勇斗は‥静かにそれでいて俺が抜け出せない力加減で抱きしめ、優しく背中を擦ってくる。
暴れても無理だと悟った俺は、もう勇斗のしたいままにさせることにした‥。
何だか酷く疲れた気がした‥‥‥
いつも意地悪く接する勇斗が‥ただ静かに俺を抱きしめる‥‥‥
いつもそれぐらい静かならいいのに‥‥‥
そう思うと同時に祐希さんの事を思いだす。
祐希さんと少し前まではあんなに幸せだったのに‥‥‥。
今は会えなくなった‥‥‥‥。
ジワジワと祐希さんの前で我慢したはずの涙が込み上げてくるのがわかった‥‥‥。
「ふっ‥‥‥」
泣けば勇斗が、からかうんじゃないかと思ったが‥泣き出した俺に気づいても勇斗は、ただ黙って俺の背中を擦ってくれていた。
あの時の甲斐を思いだす‥。
俺は後輩の前で泣いてばかりなのかもしれない‥‥。
暫く泣いた後、勇斗から離れようとしたが、またしても強く抱きしめられ‥優しい手つきで頭を撫でられた。
「もう少しこのままで‥」
大丈夫‥と優しい声が上から降りかかる。
女性はたくさんいると自慢していた事を思い出し、こんなところが女性に好かれるんだろうなぁと不意に考える‥‥‥。
とくん‥とくん‥‥。
これは俺の心臓の音なのか‥それとも‥。
だいぶ落ち着いてきたので、もういいよと勇斗に伝えると、そっと離れてくれた。それでも、気になるのか俺の顔をジロジロと眺めている‥
「もう‥大丈夫、ごめん、迷惑かけた」
「藍‥‥」
何か言いたそうに口を開いた勇斗だったが、暫く考える素振りを見せ‥‥
「ねぇ、藍?おまじない‥元気になるおまじないしてやろっか?」
「は?おまじない?」
この状況でおまじない?何のことなんやろうと不思議がる俺に、まぁまぁ悪いようにはしないから‥と何故か両手を握られた。
「じゃあ、藍?目を瞑ってよ?その間におまじないするから」
子供じゃあるまいし‥そう思ったが‥迷惑をかけた手前、言う通りにする。
おまじないが何なのかよく分からないまま、目を閉じてみる。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥。
少し経ったが、何も起こる気配がない。まだ目を閉じておいた方がいいのか‥‥‥‥。
そう思っていると‥不意に自分の唇に何か柔らかいものが当たる感触がして、反射的に目を開く。
輪郭がボヤけるぐらいの至近距離に勇斗がいて‥
俺は勇斗にキスをされていた‥‥‥‥‥‥‥。